ストーリー野球

日本ハム・近藤健介「"変化"への対応力を磨き 東京五輪の代表入りへ」

2020-01-11 午後 0:00

日本ハムの近藤健介選手。去年11月に行われた東京オリンピックの前哨戦、国際大会の「プレミア12月」に球団から唯一選出され、初優勝を経験しました。東京オリンピックの代表入りに意欲を燃やし、このオフで磨きをかけようとしているのは「変化への対応力」です。

レギュラーシーズンと国際大会のギャップ

プロ8年目、26歳の近藤選手。去年のレギュラーシーズンはチームトップの打率を残し、最高出塁率のタイトルを初めて獲得しました。(打率:3割2厘出塁率:4割2分2厘)。

 

世界野球 プレミア12

 

去年11月の「プレミア12」では、日本代表の打線の中軸を任され勝負どころでタイムリーヒットを打つなど、初優勝も経験しました。

 

近藤健介選手

トップレベルの選手たちと野球ができたっていうのは本当にいい経験になった。

世界一という経験もできてすごいよかった。

 

近藤選手は、単独インタビューで充実感を漂わせました。一方で、大会8試合での通算打率は1割9分。プロ8年間の通算打率が3割を超える近藤選手にとっては満足いく結果ではありませんでした。

課題は微妙な変化への対応

近藤選手が国際大会で実感した課題。それはバッターの手元で微妙に変化するボールへの対応でした。

 

近藤健介選手

外国人投手の動く球、それを1打席で対応しないといけないので、次の打席にはピッチャーが変わっていることがほとんどだったので難しさを感じた。

 

言葉には実感がこもっていました。

課題克服へ! キーワードは『ボールの内側』

課題克服のために、最優先で磨きをかけるみずからの技術は何か?近藤選手は日本代表に招集されていた2人の強打者のことばが、ヒントになると言います。

 

巨人・坂本勇人選手(左) 楽天・浅村栄斗選手(右)

 

1人は巨人の坂本勇人選手。昨シーズン、自己最多のホームラン40本、94打点の成績を残しました。もう1人が楽天の浅村栄斗選手。こちらも自己最多のホームラン33本。2人とも、日本代表で一緒に戦ったメンバーです。

 

近藤健介選手

坂本さん、浅村さんは、共感できることを言っていた。

『ボールの内側にバットを入れる』って、すごい言っていた。2人とも。

 

自分から見た時のボールの『内側』と『外側』。どちらを狙ってバットを振っていくかによって腕の使い方には大きな差が出ると近藤選手は感じています。

 

 

近藤選手から見たときにボールの『外側』を打つイメージでスイングすると、両腕が伸びきってしまい、ボールをとらえてもうまくバットをコントロールできません。一方でボールの『内側』を打つイメージでスイングすると、両腕に余裕があるためボールをとらえた直後もバットを様々な方向に押し込めるといいます。

 

近藤健介選手

両腕にゆとりがあれば、ボールが当たってからバットを地面の方向にずらしてキャッチャー方向に力を逃がしファウルにもできる。

バットの軌道を変えながらボールを押し込める。

 

近藤選手は、わかりやすく解説してくれました。近藤選手もすでに、この技術は持ち合わせていますが、最優先で磨きをかければ、国際大会でも本来の力をコンスタントに発揮できるという考えています。東京オリンピック開幕まで7か月を切りました。

近藤選手は、手元で動くボールにも対応できるバッティング技術に磨きをかけてふたたび、日本代表入りを狙います。

 

近藤健介選手

東京オリンピックで代表に選んでもらえるように開幕から打ちまくってチームに貢献したい。

 

決意を語った近藤選手のこれからが楽しみでなりません。

阿久根駿介

平成25年入局 福岡局、津局を経て現在札幌局記者。物心ついたころから大学まで野球一筋。ポジションは投手。

 

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