ストーリー野球

"平成の怪物"松坂大輔がすごい理由

2020-03-02 午後 0:00

14年ぶりに西武ライオンズに復帰が決まった松坂大輔(まつざかだいすけ)投手(39)。甲子園からメジャー時代を振り返ってみると、松坂投手がなぜ“怪物“と呼ばれるのかがわかるはず!

”平成の怪物”が誕生した夏

第80回大会準々決勝のPL学園戦で延長17回を投げ抜いた松坂投手

 

 

1998年夏の甲子園、準々決勝。横浜高校の松坂投手(当時3年生)はPL学園との対戦で、延長17回試合時間3時間37分にも及ぶ長い試合を1人で投げ切りました。準決勝に駒を進めた横浜高校は明徳義塾高校に6点差からの逆転勝利を収め決勝に。

 

 

そして迎えた京都成章高校との決勝戦。甲子園球場は満員、5万5千人の高校野球ファンが見守る中、松坂投手は決勝戦では59年ぶりとなるノーヒットノーランを達成。横浜高校は史上5校目の春夏連覇を成し遂げました。この活躍が“平成の怪物”と呼ばれた理由です。

 

甲子園の閉会式後、横浜高校のチームメートから胴上げされる松坂投手

 

西武ライオンズに入団したプロ1年目

背番号18のユニホームに着替え、東尾監督からボールを受け取る松坂大輔投手

 

 

ドラフト1位指名で入団した西武ライオンズで、松坂投手はプロ1年目から記録そして記憶に残るプレーでファンを魅了しました。

イチローから3打席連続三振を奪う

松坂投手は西武入団時から、当時オリックスのイチロー選手を「対戦したい選手」としてあげていました。その対戦はプロ1年目で実現。松坂投手はイチロー選手からなんと3打席連続三振を奪いました。試合後のインタビューで松坂投手は「今まで自信を持てなかったが、今日で自信から確信に変わった」という言葉を残しています。

 

イチロー選手と初対決する松坂投手

プロ1年目から記録破りの活躍

プロ入り1年目、松坂投手は新人投手ながら16勝と最多勝タイトルを獲得し、パ・リーグの新人王に!他にも、ゴールデン・グラブ賞を高校卒業のルーキーとして初めて受賞するなどプロ入団後も快進撃は続きました。

 

「新人王」と自ら書いたサイン色紙を手にする松坂投手

「リベンジ」で流行語大賞を受賞

今では当たり前のように使われる「リベンジ」という言葉を浸透させたのは松坂投手でした。松坂投手が敗戦した試合後に使ったのがきっかけで、1999年の「新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれ、さかんに使われるようになりました。

 

日本新語・流行語大賞の表彰時(1999年)。左・巨人の上原浩治投手、中央・小渕恵三首相、右・西武の松坂大輔投手

史上最年少で1億円プレーヤーに

2年目もパ・リーグで最多勝をマークした松坂投手は、推定年俸1億円で西武との契約更改を行います。20歳だった松坂選手は、当時史上最年少での1億円プレーヤーの仲間入りを果たしました。

 

契約更改を終えた後の松坂投手

メジャーでも“怪物”ぶりを発揮!

レッドソックス入団でメジャーへ

レッドソックスの入団会見。背番号は「18」。

 

2006年、松坂投手はメジャーリーグのレッドソックスと契約。6年契約、総額5200万ドル(当時の日本円にして約61憶円)で合意しました。この契約は、“史上最も大型の契約“と報じられました。

メジャー1年目でチームに貢献

2007年、メジャー1年目の松坂投手は、日本人投手として当時最多の15勝をあげます。所属するレッドソックスの12年ぶりの地区優勝に貢献しました。

 

優勝後にチームメートとシャンパンを掛け合い喜ぶ松坂投手

ワールドシリーズ優勝

ワールドシリーズ優勝後のパレード

 

2007年、メジャーリーグの優勝決定戦・ワールドシリーズに進出したレッドソックス。第3戦のロッキーズ戦では、松坂投手は日本人投手としてワールドシリーズに初先発。レッドソックスが10対5で勝ち、松坂投手は勝ち投手となりました。

 

そして、続く第4戦でも勝利してレッドソックスが優勝。松坂投手は「大変なことが多かったですけど、最後に最高の形で終わることが出来てよかったです」とコメントしました。

WBCで世界初の2大会連続MVPを受賞

 

2006年と2009年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本は世界一に輝いていますが、この両大会でMVPを獲得しているのが松坂投手です。2006年の際には「たまたま僕が野手の人に助けてもらって素晴らしい賞をいただいただけ」と引き締まった表情でコメント。

 

2度目のWBC最優秀選手に選ばれた松坂投手(2009年)

 

 

2009年に受賞の際には「MVPは自分ではなく、決勝戦で投げた岩隈投手だと思っていたので、申し訳ない気がします」と話した松坂投手。仲間への思いやりや気遣いも忘れない、”優しい怪物”なのです。

西武の松坂が帰ってくる!

 

様々な故障に悩まされながらも8年をアメリカで過ごしたあと、松坂投手は2014年に帰国し、ソフトバンクホークス、中日ドラゴンズに在籍しました。

 

そして今シーズン、松坂投手は古巣である西武ライオンズに14年ぶりに復帰します。会見では「リーグ3連覇、日本一のために少しでも力になれるようにやっていきたい」と意気込みを語りました。

 

39歳の今シーズン、どんな活躍を見せてくれるのか期待しましょう!

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