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特集 速く走るコツを知りたい!朝原宣治さんが教える練習方法

陸上 2022年7月13日(水) 午前11:30

子供の頃、きっと誰もが「速く走れるようになりたい!」と思ったことがあるのではないでしょうか?まだその夢を諦めたくない方、子供に速く走れるコツを聞かれて困っている方もこれを読めば大丈夫!

今回は、速く走るために気をつけたいポイントについて、体育の苦手を克服し、"できる"ようにする番組「はりきり体育ノ介」の「陸上運動~走るに挑戦だ!~」を元にご紹介します。

 

教えてくれるのはこの方!

 

 

北京オリンピック 400メートルリレー銀メダリスト朝原宣治さんです。

スタートからスタート直後のポイント

<スタートは前傾姿勢を保つべし>

まずは、スタート時の姿勢から意識していきましょう。

 

 

スタートでは「ヨーイ」の合図で前足に体重をかけ、上体を倒すのがベストな姿勢です。

 

その姿勢を崩さないまま、「ドン」の合図で地面を強くキックして走り出します。

 

 

<だんだんと背筋を伸ばし、腕を大きくふるべし>

次は、走っている時の上半身の動きに注目してみましょう。

 

 

スタート直後はすぐに顔を上げるのではなく、少しずつ上体を起こしていきます。

走っている最中のポイント

 

体を起こしきったら、顔を前に向けて背筋を伸ばした姿勢をキープできるように意識しましょう。

 

<NGな走り方>

 

体が上を向いていたり、歩幅が大きすぎる「上向き大股走り」にならないように、背筋を伸ばすことは意外と大事なんですね!

 

また、腕を大きく振ることも速く走れるようになるポイントの1つです。

 

 

どのくらい腕を振れば良いかというと、前は自分の指が見えるくらいまで!

 

 

後ろは、肘が90度に曲がるくらいまで振りましょう。

 

<大きく素早く脚を動かし、お尻にかかとを近づけるべし>

続いては、下半身の動きから速く走れるようになるポイントを紹介します。

 

 

脚はかかとをお尻に近づけるように、膝を曲げて前に突き出すイメージで大きく動かしましょう。

 

 

また、脚を素早く大きく踏み替えることはプロの選手も意識していることだそうです!

 

<NGな走り方>

 

歩幅が小さかったり、腕の振りが小さい「下向き小股走り」にならないように、脚を前にしっかり運んで走りましょう。

ゴールが近づいたときのポイント

最後に、走っている時の目線についてのポイントです。

 

目線は常に正面を見て、下を向いてはいけません。

 

 

また、ゴール手前でスピードを落とさないように、ゴールより遠くを目指して走り抜けることがコツです。

 

最後に朝原さんからアドバイス!

 

 

「速い動物や選手を頭の中でイメージしながら走ると速く走れるかもしれないのでチャレンジしてみてください!」とのこと!参考にしてみてくださいね。

 

 

走る時の姿勢や体の動かし方のポイントを紹介しました。もうすぐ秋の運動会シーズン。子供に教えるときも、保護者参加のレースも、ぜひこれらのポイントを思い出しながら楽しんでくださいね!

 

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