ストーリー柔道

まさに電光石火!2秒で1本勝ちもあるパラ柔道

2020-07-02 午後 0:00

世界中で「JUDO」として愛されている柔道。さらに、視覚障害者が行う「パラ柔道」としても広がりを見せています。

すべてのパラリンピックでメダルを獲得してきた強豪日本!

 

パラ柔道は1931年に京都府立盲学校が体育の授業で柔道を取り入れたことにより誕生したと言われています。パラリンピックでは1988年のソウル大会から採用されました。

 

 

以来、日本の選手はすべての大会で表彰台にあがっています!

 

 

クラス分けの基準は、視覚障害の程度ではなく「体重」のみ。男子は7階級、女子は6階級に分かれて競い合います。

審判やコーチがお互いに支えあって成り立つパラ柔道

 

パラ柔道の一番の特徴は、試合の始まり方。相手の位置が分かるように組み合った状態からスタートします。組み合った状態とは、お互いに相手の柔道着の「袖」と「前えり」をつかんだ状態です。開始の合図があるまで、持ち手に力を入れることはご法度!

 

技をかけるとき以外に手が離れてしまったら、審判から「待て!」の合図がかかり、組み直した状態で試合が再開されます。

 

 

さて、選手のユニフォームをよく見ると、中には腕部分に「赤い丸の印」がついている選手がいるのが分かりますね。

 

 

これは全盲の選手がつける印で、エスコートが必要だと審判が分かるようにという配慮。

 

 

一般の柔道では禁止されているコーチからのアドバイスもパラ柔道の場合はOK!

 

寝技に持ち込まれて分からなくなってしまった相手の位置や、試合の残り時間を選手に教えているんです。

 

 

また、審判は試合中、赤い畳部分に近づくとそろそろ場外になることを声で知らせます。

 

審判やコーチたちとの助け合いが大切なスポーツなんですね!

“柔道”では見られない技術も豊富!パラ柔道ならではの戦略!

 

試合時間は男女とも4分。一般の柔道と同じく、縦横10m四方の試合場で行われ、勝敗も一般の柔道とざっくり同じで「一本」と「技あり」などで判断されます。

 

 

パラ柔道の選手は、寝技を重点的に強化する選手が多く、一般の柔道ではなかなか見られない様々な関節技や絞め技が見られます。投技で1本が取れなかった場合にすかさず寝技に持ち込むなどの戦略にも注目です。

 

また、最初から投げやすい、組んだ状態で試合が開始されるので、大技を狙う選手も多いのが特徴。

 

さらに組み手争いがないので、電光石火、開始2秒で勝敗が決まってしまう試合もあるのだとか!

パラ柔道の注目選手!

ここで注目選手をご紹介!

 

 

男子73㎏級の永井 崇匡(ながい たかまさ)選手です。

 

2歳の時に全盲になり、小学1年生の時から、健常者の子供たちに混ざりながら柔道教室に通っていたのだとか!

 

 

小さなころから広場で自転車を乗りこなす度胸と身体能力の持ち主!その身体能力もあり、全日本視覚障害者柔道大会2連覇。さらに、2018年アジアパラ競技大会では銅メダルを獲得するほどの実力の持ち主なんです。

 

 

永井選手の得意技は、寝技と巴(ともえ)投げですが、状況に応じて様々な技を使いこなす真の実力者です!

 

永井選手だけではなく日本選手の活躍、そしてパラ柔道をぜひ東京パラリンピックでご覧ください!

 

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