ストーリー競馬

ファンが選ぶトップホースが集結 ~第65回グランプリ「有馬記念」~

2020-12-24 午後 07:00

記録ずくめの2020年 中央競馬 最後を飾る有馬記念

競馬史に残る名レースが次々と誕生した2020年の中央競馬。そのフィナーレを飾るのが”有馬記念”です。例年10万人以上のファン、場内を覆う冷たい空気、さらに年の瀬という時期も相まって、華やかな日本ダービーとはまた違った独特の熱気を帯びるレースです。

 

今年は、新型コロナウイルスの影響で、観客の入場は最大2500人程度に制限された中での開催となりますが、ファン投票で選ばれたスターホースを中心に16頭が出走する予定です。

 

今回の有馬記念には出走しませんが、ことし、ともに三冠馬となったコントレイルとデアリングタクト。この2頭に、有馬記念で活躍した馬たちが、来年、現役最強の座をかけて対決する姿が早くも楽しみです。それでは、今年の注目ホースをご紹介していきます。

G1レースを席巻! ことしは牝馬が大活躍!!

今年は“牝馬(メス馬)が大活躍の1年でした。牡馬(オス馬)と牝馬ともに出走したG1レース9つのうち、実に8レースを牝馬が勝利。今回の有馬記念のファン投票でも上位2頭はいずれも牝馬が選ばれました。

 

クロノジェネシス

 

最多得票となったのが“クロノジェネシス”。圧巻だったのは今年6月の宝塚記念。有馬記念と同じくファン投票で選ばれる上半期の大一番です。クロノジェネシスは、牡馬のG1優勝馬とともに走り、2着馬に6馬身の差をつける圧勝でした。

 

この宝塚記念の優勝馬は、有馬記念とも好相性。過去に10頭が、同じ年に両レースを勝っています。コンビを組む北村友一騎手は、デビューから15年目で初めての有馬記念での騎乗です。

 

北村 騎手

北村 騎手

ファン投票1位の期待にこたえたいですし、自分自身本当に勝ちたいと思ってます。気負いすぎずに、いつものクロノジェネシスらしい走りができるように。そこだけを心がけて一生懸命頑張りたい。

 

ラッキーライラックと福永祐一騎手

 

ファン投票2位で選ばれたのが“ラッキーライラック“です。こちらも牡馬を相手に、4月の大阪杯で優勝。ラッキーライラックは、11月のエリザベス女王杯で連覇も達成。管理する松永幹夫調教師は、今回の有馬記念を現役最後のレースと位置付けています。

 

松永 調教師

松永 調教師

ここまでよく頑張ってくれた。引退レースができる馬ってなかなか出会えない。これだけの活躍をした馬だから、しっかり結果を出して終わらせたい。

 

カレンブーケドール

 

この2頭をはじめ、今年は牝馬が5頭出走予定。

 

先日のジャパンカップで4着と好走した“カレンブーケドール”にも注目です。管理するのは、アーモンドアイを育てた国枝栄調教師です。まだ、G1の優勝経験はありませんが、2着は既に3回。有馬記念での初のG1タイトル獲得を狙います。

 

国枝 調教師

国枝 調教師

アーモンドアイの時は負けられないプレッシャーがあったけど、カレンブーケドールは気楽にレースに送り出せる。でも、今回はこの馬にも大いにチャンスあり。

 

65回目を迎える有馬記念。今回、牝馬が1着、2着を占めれば史上初となります。牝馬の年となった2020年を象徴する結果となるでしょうか。

牡馬も負けられない!

フィエールマン

 

一方、牡馬もこのままでは終われません。筆頭格は、春の天皇賞で連覇を達成した“フィエールマン”。ことしの芝のG1レース、ここまで唯一、牡馬で勝ったのがこの馬です。

 

先日の天皇賞(秋)では、鋭く追い上げて、勝ったアーモンドアイに半馬身差まで迫る2着でした。有馬記念には2年連続の出走。去年は見せ場たっぷりの4着でした。

 

手塚 貴久 調教師

手塚 調教師

去年は思っていた以上のパフォーマンス。今年は、有馬記念への出走を去年よりも早く決めたので調整も順調。臨戦過程は今年のほうが数段いい。

あのアーモンドアイも敗れたタフな舞台

有馬記念の舞台は、中山競馬場の芝コース2500mです。去年の有馬記念を振り返ると、アーモンドアイが圧倒的な1番人気でした。

 

しかし、他馬からの徹底マークもあり、途中でスタミナをロス。9着に敗退しました。中央競馬のG1勝利の記録を塗り替えてきたアーモンドアイが3着以内に入れなかった唯一のレース。それが有馬記念です。

 

スピードだけでは押し切れない。スタミナの要素もより問われるタフな舞台。ファンの思いも背負って、選ばれた16頭が挑みます。

 

 

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この記事を書いた人

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高木 修平 アナウンサー

2003年 NHK入局

仙台局-青森局-大津局-広島局-NHKグローバルメディアサービス-東京アナウンス室

 

ダービーを初めて意識して見始めたテレビ中継はナリタブライアンが勝った1994年から。生観戦は1999年のアドマイヤベガから。振り返ると四半世紀以上が立ちました。今年はキャスターを担当します。競馬の祭典であるダービーデー独特の興奮と緊張感を皆さんと共有できるようにお伝えします。

 

 

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