ストーリーラグビー

東海大 公式戦ができる喜びを表したい

2020-12-23 午後 05:30

第57回全国大学ラグビー選手権の準々決勝。

 

大阪の花園ラグビー場で行われた第1試合は、東海大と帝京大の一戦となりました。過去3度決勝を戦ったこともある両チームは、毎回激しい戦いを繰り広げてきました。

 

持ち味も、両チームともに強力なフォワードを武器としている似たチーム同士です。一方で、東海大は、新型コロナウイルスの感染者が11月24日に確認され、そこから活動を自粛。リーグ戦最終節の日大戦を辞退しました。

 

この日が復帰戦です。1か月ぶりの公式戦にかけた、東海大の思いを聞きました。

 

東海大は、最終的に18日間の自粛期間を経て、12月12日に活動を再開しました。新型コロナの潜伏期間とされている日数よりも長い自粛期間を設けたものの、本当に12日に再開できるのか、大学とも何度も相談したと、木村秀由監督が再開に至った経緯を話していました。

 

自粛中は一切の外出を禁止。食事は3食全て弁当。陽性者は、PCR検査で複数回、陰性が確認されるまで寮に戻らないようにしたそうです。

 


そうしてようやく迎えた活動再開の日。

 

「試合ができる喜びを感じている。思った以上に選手たちは動けていて、こちらが練習を抑えてあげないといけないくらいだった」と木村監督の言葉がありました。

 

 

そうして迎えた試合は、まさに一進一退。どちらも譲らぬタックルや、ブレイクダウンとよばれるボールの争奪戦がありました。

 

 

結果は8‐14で東海大は帝京大に敗れましたが、最後の最後まで、どちらが勝つかわからない試合でした。

 

試合後、敗れた東海大の選手たちは、まず笑顔で帝京大の選手たちと握手を交わし、その後、涙に変わりました。そういった姿を含めて、取材や試合を通じ、プレーできる喜びや試合にかける気持ち、ラグビーに飢えていた思いが伝わってきました。

 


木村監督は、「最後まで勇敢に戦った選手を誇りに思う。最後になるのは悔しいが、ラストゲームにふさわしい試合だった」と選手たちをたたえていました。


コロナに負けず最後まで戦い抜いた東海大の姿から、前を向く勇気など、さまざまなことを感じました。

この記事を書いた人

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酒井 良彦 アナウンサー

平成22年入局 秋田‐佐賀‐京都‐福岡
スポーツ中継担当:大相撲 ラグビー 卓球など

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