ストーリー水泳

松元克央 世界のライバルを思い浮かべて

2020-12-05 午後 02:00

「僕は世界を見ている。ここでは負けられない」

競泳日本選手権2日目、男子200メートル自由形で3連覇の松元克央選手、去年の世界選手権の銀メダリストは表情を緩めることなくレースに込めた思いを口にしました。

 

 

決勝の隣のレーンは自身が塗り替える前の日本記録保持者、萩野公介選手でしたが、松元選手は、今の日本記録保持者として「強いプライドをもって臨んだ」と集中していました。レースでは来年、このプールで行われる大舞台での戦いを想定しました。

 

「東京オリンピックの決勝のレースプランでいった」と前半から持ち味のスピードを生かします。

(男子200m自由形決勝 松元選手の泳ぎ)

 

100メートルから150メートルの区間は疲労がたまっていくなか「まだ50メートルあるという恐怖でスピードが落ちる」と自身の最大の課題に挙げる心の難所ですが、ここでも世界のライバルたちの泳ぎを思い浮かべました。

「オリンピックでは3番手くらいにつけてターンしたい。ここで食らいつかないと自信がある最後の追い上げも意味を持たない」

 

 

攻めの姿勢を崩さず、日本記録よりも速いペースで迎えたラスト50メートル。

最後は「力を使いすぎて、追い上げられなかった」と記録更新はなりませんでしたが、大差をつけて勝ちきりました。

 

 

指導する鈴木陽二コーチは、国際大会の帰国から2週間ほどで迎えた大会で調整ができていないことや、例年ならトレーニングにあてる時期であることを踏まえて「積極的なレースができていた」と評価しました。

 

しかし、松元選手は「最後の50メートルで上げられなかったのは課題だし、力がないことを実感した。今のままではダメなので冬場のトレーニングで強くなる」と満足することなく反省点を口にしました。そのことばからはオリンピックで世界のトップに立つという強い決意を感じました。

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安留 秀幸 記者

平成22年 NHK入局 北九州局からスポーツニュース部。競泳担当。メダルラッシュが期待される選手たちを追いかけて取材に邁進中。

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松元 克央

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