ストーリー野球

西武・外崎修汰「攻守で信頼される選手に」

2020-02-17 午前 09:00

プロ野球の担当記者が東京オリンピックの代表候補に注目するシリーズ。4回目は西武の外崎修汰選手です。外崎選手は去年、打撃では好成績を残しましたが、守備は不安定でした。宮崎県日南市のキャンプではかつて守備の名手だった指揮官の直接指導を受け、攻守両面でチームに欠かせない選手に成長しようとしています。

持ち味の打撃力は"年々向上"

プロ6年目のシーズンを迎えた外崎選手の持ち味はパンチ力のあるバッティングです。昨シーズンは楽天に移籍した浅村栄斗選手の抜けた穴を埋める形で143試合すべてに出場し主にセカンドを守りました。そしてホームラン26本、打点90と自己最高の成績をマーク。チームのパ・リーグ連覇に貢献しました。

 

プレミア12の外崎修汰選手(右端)

 

そして国際大会「プレミア12」の日本代表に選ばれて5試合に出場。セカンドに加え、サードも守ることができるユーティリティプレーヤーとして優勝に貢献しました。

“エラー王” 守備力には課題が…

モヤ選手の打球を外崎選手がエラー、勝ち越しを許す(西武―オリックス 2019年8月14日)

 

西武、そして日本代表で存在感を見せた外崎選手ですが、シーズンオフにみずからのことを自虐的にこう呼んでいました。“エラー王”。去年はセカンドでのエラー数がリーグワーストの14に上ったからでした。

守備の名手から学んだのは

キャンプでは守備の個別練習に取り組んでいましたが、2月13日に指導を受けたのは辻発彦監督でした。辻監督は現役時代西武の黄金時代を支えた言わずと知れた守備の名手で、セカンドでゴールデン・グラブ賞を8回受賞しました。

この日行われた紅白戦で捕球ミスが続いた外崎選手。紅白戦の後の居残り練習で、辻監督から身ぶり手ぶりを交えた指導を受けたのです。

 

 

この中で最もためになったのは「足の使い方」。外崎選手はこれまでどんな打球に対しても「左足」がわずかですが前方に動かしてしまう癖がありました。このため打球の方向によってはボールに追いつけなかったり、バウンドにあわせられなかったりしたと考えています。

辻監督からは打球に合わせて左足をどこに出すのがいいのかしっかり考えるよう指摘されました。

 

外崎修汰選手

自分のプレーに合ったアドバイスをもらった。成長できている実感がわいている。


どこを守ってもエラーは少ない方が絶対いいし、選手を使う側にとっても信頼につながる。

あこがれのオリンピック

キャンプイン直後、NHKの番組にキャンプ地から出演し、東京オリンピックへの意気込みを示しました。日本代表入りへ何が必要になってくるか尋ねると力強いことばが返ってきました。

 

外崎修汰選手

日本代表は小さい頃から見ていたもので、まさか自分がオリンピックに出られるかもしれないということは考えていなかった。代表に選ばれるということは、野球人生にとってすごくいい経験と自信になるので、ぜひ選ばれたい。


計算できる選手ということをしっかりアピールしたい。そのためには、勝利につなげるためのバンドなどチームバッティングは確実にしないといけないし、守備では、まずはセカンドで完璧に守ることが一番だと思う。そのうえで、自分が開幕ダッシュをできるように活躍したい。

 

 

“エラー王”の汚名を返上し東京オリンピック出場につなげることができるのか。外崎選手の攻守両面の奮闘に注目したいと思います。

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この記事を書いた人

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川本 聖 記者

平成22年NHK入局。さいたま局、宮崎局、松山局を経てスポーツニュース部。

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