ストーリーラグビー

天理大ラグビー部 チーム一丸で

2020-11-20 午後 0:30

昨シーズンの全国大学選手権ベスト4の強豪天理大学ラグビー部。

 

ことし8月、部員たちが新型コロナウイルスに集団感染し、活動の一時休止を余儀なくされました。困難と向き合いながら、シーズン開幕を迎えた選手たち。目指すは全国大学選手権の出場と初めての全国優勝です。

 

 

「本学のラグビー部の寮で新型コロナウイルスの集団感染が発生しました」

 

ことし8月、天理大学ラグビー部では、部員168人のうち、最終的に62人が感染。多くの部員が寮から自宅へ戻り、チームの活動が中止。経験したことがない大きな試練に直面しました。

 

松岡 大和 主将

実際自分たちも辛い日々を過ごしましたし、まさかという事態だった。寮生活のいいところであるコミュニケーションが今回のクラスターでできなくなって、自粛期間はそこが一番つらかった。

 

 

練習を再開できたのは1か月後。再び感染を広げてはならないと検温や消毒などの対策に細心の注意を払うなかで、プレーには思わぬ影響が出ていました。

 

顕著に表れたのが、チームが強みにしているスクラムです。呼吸が合わず崩れてしまうことが多くなっていました。練習不足に加え、チームが1つになりきれていないことが原因でした。

 

松岡 大和 主将

今年は練習だけで終わるんじゃないかとか、関西リーグも選手権もなしで、このチームは終わるんじゃないか。

 

 

そうした中、救いになったのは、地元の人たちからの励ましです。「コロナをタックルでやっつけてください」「力強い姿を一日でも早く」数十通のメッセージが寄せられました。

 

 

さらにキャプテンの松岡選手のもとには、「コロナに負けず頑張るぞ!」「ファイティン」と、大学のほかの運動部から、応援の動画も届きました。

松岡 大和 主将

つらい日々を応援してくれる方々のおかげで頑張ってこれました。

 

こうした応援を糧に、チームは「大学日本一」という目標を改めて共有。練習再開から1か月半で、チームの連係も本来の姿を取り戻してきました。

 

11/7 摂南大との試合

 

そして、関西大学リーグが開幕。天理大は一体感のあるゲーム運びで勝利を重ねています。コロナ禍で思わぬ経験をした選手たち。初の大学日本一を目指して戦い続けます。

松岡 大和 主将

感謝の気持ちが自分たちは足りないって思ってるので、そういった方々への恩返しという意味でも、今年は必ず日本一を勝ち取ってその日本一という恩返しをしたいと思っています。

 

天理大は関西大学リーグで開幕から2連勝。全国大学選手権にはリーグ上位3チームが出場します。

この記事を書いた人

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稲垣 雄也 記者

平成16年 NHK入局。

奈良局を経て、平成22年から科学文化部で主に医療分野を担当。令和元年、奈良局に戻り、新型コロナウイルスの影響などを多面的に取材している。2019年のラグビーW杯では感動をもらいました!

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