ストーリー卓球

卓球 平野早矢香さん の『教えて!アスリート』

2020-04-27 午後 04:28

新企画始動!


新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、スポーツイベントの中止や延期が相次ぐいま。学校の部活動も休止が多く、寂しさや不安を感じている人も多いと思います。そこで「教えて!アスリート」と題し、おはよう日本のホームページや公式ツイッターで投稿を募集しています。

 

第1回はロンドンオリンピック卓球女子団体銀メダリストの平野早矢香さんが答えてくれました。2012年のロンドンオリンピックで日本卓球界に初めてのメダルをもたらした平野早矢香さん。


4月17日、感染拡大で不安が広がる中、テレビ電話インタビューで答えてくれました。


1つ目の質問はツイッターから。休校で体力が落ちているという悩みでした。

 

 

 

平野早矢香さん

私も毎日家では必ずトレーニングを1時間くらいしているんですけど、難しいことをするというよりも、どちらかというと簡単なことでもいいので、続けるということが大事だと思います。
私は家にトレーニング器具が全くないんですけど、それこそペットボトルを持ってスクワットをしたりとかちょっと持ち上げたりとか、できるだけ体を動かす時間は作ったほうがいいと思います。
なかなか1人ではそういうモチベーション維持も難しいので、家族みんなとか、兄弟でとか、それこそ友達と今日は何かやったよっていうのとか、すごくいいと思います。

 

2つ目の質問。

 

家で過ごすことが増えてきたこの時期、おすすめの映画を知りたいという内容です。

 

平野早矢香さん

アメリカのアメリカンフットボールの映画なんですけど、ルディっていう映画があって。
実話なんですけど、それこそモチベーションが上がるような映画で、感動もしますし、その映画はアスリートに見てもらいたい。スポーツに興味があったり、携わっている方なんかにも見てもらいたいなと思うような映画ですね。

 

実話をもとにした映画を見て、モチベーションの維持にも役立てているという平野さん。
在宅が増える今の状況だからこそ、スポーツ以外のことに触れられるチャンスだといいます。

平野早矢香さん

なかなか普段映画鑑賞とか本を読むとかって、言うほど時間がないと思うんですけど、こういう時だからこそいろんなものに触れて、自分の生き方とかやってきたことを見直したり、そういういろんなものに触れることによって、考え方は変わってくると思います。
私なんかは卓球に取り組むモチベーションとか考え方が変わってくるので、そういうことをオススメしますね。
現役時代は、それこそ古武術の先生とか、マージャン界で有名な人にメンタルの事を教えてもらったりとか、本当にいろんなことに取り組みました。
やっぱりどうしても普段の生活って限られた人と限られた場所で接することが多いので、そういう事にどんどん触れるといいんじゃないかなと思います。

 

最後の質問は、直筆で寄せてくれました。

埼玉に住む高校1年生の男子生徒。
受験を終え、大好きな卓球の活動を高校でできると胸を弾ませていたものの、学校は休校。
今後のモチベーションに悩んでいるといいます。

 

平野早矢香さん

私は練習することだけがメンタルを鍛えられると思っていないので、こういう苦しい状況のときとかうまくいかないときとか、そういうときに自分がいかに我慢をして、できることに対してこつこつ積み重ねることができるかって言うのは、自分が本当に試合の中で苦しい場面でどんなプレーができるかというところに間違いなくつながってくると思います。
絶対ピンチはチャンスだと思っているので、そういう気持ちで自分ができることを前向きに取り組むってことがすごく必要だと思います。

 

平野さん自身、2012年のロンドンオリンピックでは代表争いに敗れたためシングルスで出場することはできませんでした。当時のNHKの取材で「4年間かけた自分の大きな目標がなくなったので、残念だった」と語った平野さん。

 

 

それでも「シングルスにも団体にも届かなかった選手の方が悔しい。私にはもうひとつの目標が残っている」と気持ちを切り替え、団体のメダル獲得にすべてをかけました。


平野さんは、できることに向き合っていくことで、苦難こそ成長のチャンスに変えられるといいます。

平野早矢香

相手との勝負の前にまず自分の弱い気持ちに打ち勝たないといけないので、まず自分が設定する目標に対して挑戦をして、できたかできないか(を確認する)。
1週間前の自分と1週間後の自分は何が成長したのかとか、そういうところに目を向けられるようになると、必ずワクワクする、やる気が出てくると思いますね。
前向きな気持ちで今この生活で楽しみを見つけて、取り組んでもらいたいなと思います。
一緒にがんばっていきましょう。

 

どんな状況でも、自分のやれることを見つけていくことが成長へのチャンスにつながると語ってくれた平野さん。
その前を向く力がオリンピックでの快挙を生み出したのだと実感しました。


次はアスリートがどんな質問に答えるのか、第2回もお楽しみに!

 

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