ストーリー競馬

競馬 フランス人女性ジョッキー ミカエル ミシェル騎手 日本への思い

2020-05-08 午後 03:14

フランス人女性ジョッキーのミカエル ミシェル騎手24歳。令和2年の1月に来日して以来、地方競馬で大活躍。確かな実力と愛らしい笑顔で競馬ブームを巻き起こしました。しかし4月上旬、新型コロナウイルスの影響で帰国を余儀なくされたミシェル騎手。およそ3か月間すごした日本での生活は特別なものでした。

帰国前日 日本との別れ

 

フランスへ帰国する前日の4月8日。ミシェル騎手は川崎競馬のきゅう舎を訪れました。お世話になったスタッフや、ともに戦った競走馬たちに別れのあいさつをするためでした。

ミカエル ミシェル騎手

日本で騎乗することでたくさん学べたし、私生活でも自分自身を見つめ直せたので、とても幸せな経験を積めました。
日本を離れなければいけないということがすごく悲しい。

ミシェル騎手フィーバー

 

1月、地方競馬で騎乗するために来日したミシェル騎手。騎乗できる免許は3か月限定の短期免許でした。
レースに出るとすぐに人気に火がつき、競馬場にはミシェル騎手を一目見ようと多くのファンが詰めかけました。

人気だけでなく実力も確か

 

フランスの女性騎手年間最多記録を持つミシェル騎手は、慣れない日本の競馬環境にもすぐに適応して実力を発揮。
およそ3か月間で、上げた勝利は30勝。地方競馬の短期免許での最多勝記録を更新しました。

日本の文化が好きになる

 

レースがない日には温泉や茶道、そして日本食などに積極的に触れました。日本人の人柄も好きになり、将来日本に住みたいと思うようになったといいます。

ミカエル ミシェル騎手

日本に来て自分の家にいるような感じがしましたし、ここで暮らしたいと思いました。日本の全体が好き、大好きなんです。説明できないけど競馬や食べ物、文化もひっくるめて大好きです。

ファンのために競馬に打ち込む

2月下旬、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、競馬は無観客開催となりました。それでもミシェル騎手は、日本にとどまり続けました。観客はいなくても、フランス人の自分を受け入れてくれた日本のファンを思いながら騎乗したといいます。

 

ミカエル ミシェル騎手

日本のファンが私にとって日本の競馬を特別なものにしています。ファンには感謝していますし、尊敬しています。日本は競馬が続いているだけすごいラッキーだと思います。私は与えられた仕事を最後までやり遂げたかったので、帰らずに乗り続けることにしたんです。

帰国決意 ファンへメッセージ

 

しかし、騎手の短期免許が切れた4月。ミシェル騎手はフランスへの帰国を決意しました。新型コロナウイルスの影響で国際線の運休が相次ぎ、さらに新たな騎乗の免許を取得する見通しも立たなくなったからです。取材の最後、ミシェル騎手は日本のファンヘメッセージをくれました。

ミカエル ミシェル騎手

私の日本での活動を最初からずっと応援して下さり、ありがとうございます。こんなに早くフランスに帰国しなければならないことを申し訳ないと思っています。すぐに日本に帰れることを願っています。

 

ミシェル騎手の将来の目標はJRA=日本中央競馬会の騎手免許を取得すること。その試験に向けて日本語の勉強を続けてきまJRAには女性騎手として最多勝利を更新し続けている藤田菜七子騎手がいます。ミシェル騎手がJRAの騎手免許を取得できれば、藤田騎手とともに日本の競馬をさらに盛り上げてくれるはずです。

この記事を書いた人

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吉本 直樹 ディレクター

スポーツ情報番組部ディレクター

中学・高校とバスケットボールに打ち込む。競馬についても多数企画を制作。

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