ストーリー体操

体操 坂本功貴さんの『教えて!アスリート』

2020-05-13 午後 03:04

皆さんからの質問にアスリートが答える「教えて!アスリート」。
今回は、体操編。
北京オリンピック体操男子団体銀メダリスト、坂本功貴さんが答えてくれました。

基礎を固める事が一番の近道

まずは、通っている体操教室が休止となっている9歳の体操少年からの質問。
番組ホームページに動画を送ってくれました。

 

釘村 俐熙(りき)くん

体操選手になるのが夢です。週に3回はマットや鉄棒などをやっていました。
家の中ではロンバク(ロンダートからバク転の連続技)などの続き技を練習できません。
下手にならないようにマンションでもできるトレーニングを教えてください。

 

坂本功貴さん

今一番何をやれって言われたら倒立をやってほしいなと感じます。
倒立をしっかりいい姿勢でできる練習だったら家の狭いスペースでもできますし、
バク転だけじゃなく、すべての種目にいい影響を出してくれる技なので。
倒立というのは、体操を始めて一番最初に習う技ではあるんですけれども、
すごく大事な技で全体操選手の全種目に関わってくる。
本当に基礎中の基礎。体操といえば倒立。といえるくらいの技ですので、
基礎の練習は何歳になってもやっておいて損はないと思います。

 

 

大学4年生のときに北京オリンピックに出場し、メダル獲得に貢献した坂本さん。
特に演技中の姿勢の美しさは高い評価を受けてきました。
その美しい姿勢のベースにあったのは、小学校に入る前から重点的に鍛えてきた倒立だといいます。

 

坂本功貴さん

実は僕も、「どんどん新しいことをやりたい」というタイプだったんですけども、そこを当時の指導者の方たちが「先の技にいかないで基礎を固めてからしっかりやろう」としていただいていたので、大学生になって一気に(実力が)伸びました。
そういった意味では基礎の大事さは他の体操選手に比べて身に染みて感じていると思います。
長い目で見ると基礎をやるというのが一番遠回りのようで近道かなと思います。

厳しい状況だからこそ「今を大事に」

 

続いては、ツイッターで寄せられた質問。
練習や試合ができないなかで、どうやってモチベーションを維持すればいいのかという内容です。
オリンピックなどで世界のトップ選手たちの姿を目の当たりにしてきた坂本さん。
そのトップ選手たちの考え方に、苦しい状況を乗り越えるヒントが隠されていると教えてくれました。

 

坂本功貴さん

試合も中止になっていて、いつ開催されるかもわからないので、何に向かって頑張ればいいのかというところだと思うんですけれども、やっぱり信じるしかないと思っています。
いつか練習できる日、また試合が通常開催される日が来ると信じて、そこに向かって前向きな気持ちで過ごすしかないのかなと思います。
強い選手は切り替え能力がすごくうまいんです。例えば(個人種目の)6種目がある中で、1種目失敗しても次の種目をしっかりやるというのがとても上手です。
オリンピックに出るような選手たちは「ミスしてしまったものは仕方ないので次に向けて」とか、「ケガしたものはしょうがないので今できることをしっかりしよう」という気持ちの切り替えが上手な選手が多いと思います。
なので、そのへんを参考に今どうやって過ごせるかを考えて行ったほうがいいと思います。
コロナウイルスの影響が早く終わることが一番だと思うんですけれども、いつ終わるのか分からないという状況の中で、いま何をすべきかというのを考えて生活していきましょう。

 

次はアスリートがどんな質問に答えてくれるのでしょうか、次回もお楽しみに!

 

教えて!アスリートの動画はこちらから

関連キーワード

関連トピックス

最新トピックス

RANKING人気のトピックス

アクセス数の多いコンテンツをランキング形式でお届け!