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10歳未満の子供向け 運動が好きになる室内遊び

2020-06-10 午後 04:08

自宅にいる時間が長くなって、保護者の皆さんが心配していることのひとつが、我が子の運動不足。とくに10歳未満の小さな子供にとって、思うように体を動かして遊べていないとストレスが溜まってしまったり、肥満につながるなど心身共に健康を害する恐れもあります。

 

そこで今回は、学童保育や児童発達支援教室に向けてスポーツレクプログラムを提供している石井邦知(くにとも)さんに、10歳未満の子供が室内でできるオススメの運動プログラムを考えていただき、実際にスタッフの自宅でチャレンジしてみました!

子供と運動するときは“ほめて楽しく!”が基本

 

子供が運動不足になると、目には見えないストレスがたまりやすくなります。ストレスがたまると子供の健康に悪影響を及ぼすことも。できれば1日30分~1時間ほど体を動かすのが理想的です。運動を続けていくなかで重要なのは、子供のモチベーション。そのためには運動中にとにかくほめてあげることが大切です。

 

今回紹介する運動プログラムには、それぞれ目標を設定しています。しかし、その目標を達成できなくても、がんばりをほめてあげるなど、子供の行動をとにかくほめてあげましょう。そうすれば自然とモチベーションが上がりますし、運動嫌いな子供が運動を好きになるきっかけになることも!

 

このプログラムはどれも身近にあるものを使って取り組むことができます。工作し、運動することで頭も体も使いますので、親子でコミュニケーションをとりながら楽しくチャレンジしてみましょう!

運動するときのポイント

● 20~30分は工作、30分は運動(年齢、月齢で時間は調整してください)
●時間帯はできれば午前中、体を動かし、ストレス発散させると集中力アップにつながるため
●できなくてもOK
●とにかく子供をほめる

【1日目 ひもくぐり】

用意するもの:なわとび(長いひもで代用可)、画用紙、マジック(色鉛筆など)、ビニールテープ、セロハンテープ


工作:ひもにビニールテープを垂らすように貼り付ける。そこに、画用紙に描いて切り取った絵をまばらに張り付ける。

 

絵に触れないように、ひもの中をくぐるだけの簡単な運動です。最初ひもの位置を高くしておいて、上手にくぐれるようになったら高さを下げたりして調整し、スリルを味わいながらいろいろなくぐり方を楽しみましょう。この運動をすると、空間認識能力が高まり、体のバランスの取り方などが向上します。

 

 

このように、絵は小さめ、大きめとサイズを変えるとくぐる難易度が変わって楽しめます。

 

ひもは保護者の方が持ってあげるか片端をドアノブなどに結ぶといいでしょう。

 

【手順】

 

①ごろごろと転がる

 

まずはひも自体に慣れるために、転がりながらひもの下をくぐる練習から始めましょう。

 

②はいはい歩き

 

 

ひもに慣れてきたら歩き方を変えましょう。

 

③クマさん歩き

 

 

しゃがんだ状態で挑戦。

 

④クモ歩き

 

 

難易度が高いブリッジした状態でチャレンジ!クモ歩きというのは、正確には手の向きが後ろ側を向いている姿勢を指しますが、まずはブリッジした状態を保つところから始めましょう。

 

低い姿勢に飽きてきたら、立った状態でくぐってみるのもオススメです!

【2日目 数字ジャンプ】

用意するもの:いらなくなった画用紙や布、マジック


工作:画用紙や布を5cm四方ぐらいに切り取り、1~9までの数字を書く。数字がわからない子供がいる場合は、動物の絵などでも可。

 

1~9までの数字が書かれた紙などを3×3に並べて、床に貼り付けて固定してください。大人が数字または動物などを指定して、その指定したカードに向かって子供がジャンプ。学校などで習っていれば、数字を使って足し算やかけ算をさせて、その答えとなる数字にジャンプさせるなどの工夫をしてもOKです。

 

(例)3+2=5 →「5」と書かれたカードにジャンプ

 

また、跳び方については小さな子供なら自由で構いませんが、片足跳びや両足跳びなどにもチャレンジしてみましょう。

 

さらに、スタートする際、「立った状態」や「うつ伏せ・仰向け状態」からスタートするなど体勢を変えるとさらに運動の幅が広がります。このプログラムでは主に反射神経や動体視力などが養われます。

 

 

【手順】

 

① 数字または絵のカードを順番に自由にジャンプ

 

 

まずは好きなように思いきり跳んでみましょう。

 

② 片足跳びや両足跳びでジャンプ

 

 

両足で跳ぶ際は、なるべく足の間が開かないようにして跳びましょう。

 

③跳ぶ向きを統一してジャンプ

 

 

最後に、横跳び、斜め飛びなどにも挑戦してみましょう。ジャンプする動きは結構な運動になるので、運動不足解消にピッタリです。

【3日目 ピッチングタオル】

用意するもの:タオル(いらなくなった服をタオルサイズに切り取っても可)、トイレットペーパーの芯または紙コップ、広告チラシ(少し固めの紙が好ましい)、新聞紙


工作:タオルの片端を団子状に結ぶ。紙コップに好きな絵を描く。広告チラシで紙鉄砲を作る。新聞紙を丸めてガムテープで固定しボールを作る。

 

 

野球選手のピッチングを真似た運動です。いくつかのステップを踏んでみましょう。

 

【手順】

 

①タオルを使ってピッチング

 

 

タオルの端を利き手で握ってピッチングをします。下の写真のように、投げ終わった際にタオルの結び目が身体を一周して利き手の肩にが乗ったら成功!意外と難しい…!

 

 

②紙鉄砲を使ってピッチング

 

紙鉄砲がパン!と鳴らせて開くようにピッチングをしましょう。良いフォームほど、良い音が出ます。

 

 

③紙コップを標的にしてボールを投げる

 

まずは、紙などを丸めて握りやすい程度の小さなボール作ります。絵を描いた紙コップやトイレットペーパーの芯を目がけて投げてみましょう。難易度が高いので、小学校高学年の子供にオススメです。

 

 

投げるのが難しい場合は、ボーリングのようにコロコロと転がしてボールの扱いに慣れることから始めてみましょう。

 

この運動では投げる力がつくだけではなく、肩回りの筋肉が柔らかくなる効果が期待できます。

 

 

上の画像のように、全身を使って野球のピッチャーのようなフォームで投げられるようになると、より効果的。

【4日目 うちわバドミントン】

用意するもの:うちわ、画用紙、風船、【1日目】で使用したひも、【2日目】で使用した数字または動物を描いた画用紙や布

 

工作:画用紙に自分好みの絵を描いて切り取り、うちわに貼る。

 

うちわをラケット、風船をシャトルに見立ててバドミントンをするプログラムです。最初はうちわを使わず、手を使ってチャレンジ。その際、上から打つ、下から打つなどを指示してあげながらやると効果的です。風船は保護者の方がお子さんの身長に合わせて投げてあげましょう。

 

また、慣れてきたら【1日目】で使用したひもをネットに見立てて、ひもの上や下を狙って打ってみるとより本格的になります。さらに【2日目】で使用した数字や動物を描いた紙や布を壁に貼り、的にして、狙いを定めて打ってみるのもいいですね。

 

【手順】

 

①手で風船を打つ

 

 

②うちわを使って打ち返す

 

 

この運動では、空間認識能力や反射神経、動体視力などの能力が養われます。

 

【5日目 新聞ベースボール】

用意するもの:【1日目】で使用したひも、【2日目】で使用した数字や動物を描いた紙や布、【3日目】で使用した新聞紙で作ったボール、【4日目】で使用したうちわ、牛乳パックやペットボトル、マジック

 

工作:牛乳パックやペットボトルに絵を描くなどして装飾する。

 

 

牛乳パックやペットボトルがない場合、トイレットペーパーの芯でも代用可能です。

 

新聞紙で作ったボールを使って、さまざまな運動にチャレンジするプログラムです。次のように徐々にステップアップしていきましょう。

 

【手順】

 

①真上に投げてキャッチ

 

 

まずはボールに慣れることから。真上に投げてキャッチ。両手でできるようになったら、片手でもチャレンジしてみてください。

 

②新聞紙で丸めたボールを正しい握り方で投げる

 

2本指か3本指でボールを握って、牛乳パックやペットボトルに向けてボールを投げます。

 

 

徐々に右のような握り方が出来るように持ち方を教えていきましょう。

 

③ボールを打ち返す

 

最初は保護者の方が投げたボールを手で打ち、慣れてきたら【4日目】で使用したうちわでボールを打ちましょう。

 

④投げたボールをキャッチ

 

保護者の方がボールを投げて、子供がキャッチする運動です。その際、【1日目】で作成したひもを飛び越えながらキャッチしたり、【2日目】で使用した数字を目がけてジャンプしながらキャッチするなど、課題を追加するとさらに難易度をアップすることができます。

 

⑤ボールをお腹に乗せてクモ歩き

 

子供のお腹にボールを置いて、そのまま落とさないようにしてクモ歩き(ブリッジをした状態で歩く)をする難易度が高めの運動です。

 

 

歩くのが難しい場合は、10秒間この姿勢をキープするなど子供の体力に合わせて工夫を。この5日目の「新聞ベースボール」は、1日目~4日目までの総合プログラムです。全身を使った運動ができるので、大きな子供でもしっかりとした運動になりますよ。

 

ここまでさまざまなプログラムを紹介してきましたが、いかがでしたか? 

 

どれも親子でコミュニケーションをとりながら楽しめるものばかりです。無理にすべてできるようにする必要はありません。お子さんの年齢や運動レベル、その日の気分に合わせて、まずは楽しむことを大事にして取り組んでみてくださいね。

 
スポーツをする子供たちへ 自粛中の食事のヒント

この記事を書いた人

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石井 邦知

1982年生まれ。埼玉県川口市を拠点に総合型地域スポーツクラブを設立。子供会やPTAなどの地域コミュニティに向けて、スポーツレクイベントを実施している。

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