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特集 大谷翔平選手はドジャースへ!~Hot Stove を随時更新~

MLB 2023年12月12日(火) 午後5:00

大リーグの2023年シーズンのオフ、”Hot Stove”と言われる選手の移籍交渉期間が始まっています。今年最大の注目はもちろん”二刀流”大谷翔平選手です。シーズンオフの大谷選手の動向を随時更新でお伝えしていきます。(日付は原則現地時間/最新の情報が上に来ます)

 

⇒ シーズンを振り返る大谷語録はこちら

12/11ドジャースが契約を正式発表

ドジャースは大谷翔平選手と10年契約を結んだと正式に発表しました。

 

 

この中で大谷選手のコメントを紹介しました。

大谷選手は「ドジャースのファンの皆さま、私を歓迎して頂きありがとうございます。あなた方ファンとドジャース、そして私は100パーセント同じ目標を分かち合っていると言えます。それはいくつものワールドシリーズの優勝パレードをロサンゼルスの街にもたらすことです」とつづり、悲願のワールドシリーズ優勝に向けた強い決意を示しました。球団によりますと、日本生まれの選手がドジャースに入団するのは沖縄生まれで母親が日本人のロバーツ監督を含めると大谷選手で11人目になるということです。

 

一方、今シーズンまで大谷選手が6シーズンを過ごしたエンジェルスは球団のSNSを更新し、大谷選手のいくつもの写真を添えて「この6シーズン、本当にありがとう!」と感謝のメッセージを贈りました。

 

 

年俸の97パーセントは後払いの見込み

 

アメリカのメディアは大谷選手の10年総額7億ドル(約1015億円)の契約のおよそ97パーセントにあたる6億8000万ドルが契約終了後の後払いになる見込みだと伝えました。

 

大谷選手が受け取るのは毎年200万ドル、日本円でおよそ2億9000万円になるということで、大谷選手の希望でチームの年俸総額を大幅に抑えるための異例の方式が実現したということです。

 

大谷選手が今後10年間のドジャース在籍中に受け取るのは年俸7000万ドルのうち毎年200万ドル、日本円でおよそ2億9000万円になるということで、受取額は今シーズンの年俸3000万ドルと比べると大幅に下がります。その一方で、残りの総額6億8000万ドルについては、契約終了後の2034年から10年間かけて無利子で支払われるということです。

 

高額な年俸の選手を多く抱えるドジャースの中でも群を抜いて高額な大谷選手が、その大半を後払いにすることでチームは今後10年の年俸総額を大幅に抑え、さらなる有力選手の補強が可能になるというメリットがあります。

 

この支払い方法は自身初のプレーオフ進出とワールドシリーズ優勝を目指す大谷選手からの提案で実現したということで、アメリカのメディアは「大谷の勝ちたいという意志が強く反映された契約だ」などと驚きをもって伝えています。

 

 

早くも大谷の背番号「17」のユニフォーム

 

 

大谷翔平選手と契約を結んだ大リーグ、ドジャースの本拠地がある、アメリカ・ロサンゼルスでは、早くも大谷選手の名前が入ったユニフォームが売られていて、訪れたファンが次々と買い求めていました。

 

12/10 全米で大きく報道“史上最高額の契約”

ドジャースへの移籍発表から一夜明け、アメリカではドジャースの本拠地があるロサンゼルスの地元紙はもちろん、ニューヨーク・タイムズでも大谷選手の話題を大きく取り上げるなど、プロスポーツ史上最高額となった大谷選手の契約が驚きを持って伝えられています。

 

 

ロサンゼルスでは、地元紙のロサンゼルス・タイムズが「大谷は次の章にドジャースを選んだ」と一面で大きく報じたほか、スポーツ面ではさっそくドジャースのユニフォームを着た大谷選手の写真を全面に大きく掲載しました。

 

また、ロサンゼルスから遠く離れたニューヨークでも、有力紙のニューヨーク・タイムズやタブロイド紙のニューヨーク・ポストが大谷選手の写真付きで大きく掲載し、総額7億ドルの契約が驚きをもって伝えられています。

 

ドジャースから正式な発表はまだありませんが、ドジャースで正捕手を務めるウィル・スミス選手は大リーグ機構などが運営するMLBネットワークのラジオ番組に出演し、大谷選手の加入について「チームが強くなるチャンスがあるというのは本当にワクワクする。彼は間違いなく世界最高の選手で、確実にチームはきのうより強くなった。本当に一緒にプレーするのが楽しみだし、ほかのチームメートも同じだと思う」と話し、歓迎していました。

 

アメリカのメディアは今後、大谷選手の入団会見が今週の半ばにも行われるのではないかと伝えています。

 

 

エンジェルスタジアムでは写真パネル撤去

 

大谷選手がチームを離れることとなったエンジェルスの本拠地、エンジェルスタジアムでは球場に掲げられていた大谷選手の写真パネルが撤去されました。

発表から一夜明けた10日は、すでに大谷選手の写真がエンジェルスの球団ロゴに変わっていて、訪れたファンがさみしそうに写真を撮影する様子も見られました。

 

 

愛知県から来たというファンの女性は「ドジャースに行く前に見られたらと思ったが、きのうの発表の3時間後には変えられたと聞いてショックだった。もう少し待ってほしかった」と苦笑いを浮かべて話していました。

 

12/9 FAついに決着!ドジャースへ

大リーグ、エンジェルスからFA=フリーエージェントとなっていた大谷翔平選手がドジャースと契約することを決めたと自身のインスタグラムで発表しました。

 


大谷選手の代理人事務所によりますと契約は10年で総額7億ドル、日本円でおよそ1015億円だということで、アメリカのメディアはこれは総額でプロスポーツ史上最高額での契約になるとしています。

大谷翔平選手がインスタグラムに投稿したコメントの全文(和訳)

 

世界中の野球ファンのみなさま、決断に至るまで長く時間がかかったことをお詫びします。次のチームにドジャースを選ぶことにしました。

 

まずはじめに、これまでの6年間私を支えてくれたエンジェルズのみなさまと、応援してくれたファンの方々、交渉に関わった各球団の方々に感謝します。特にエンジェルスファンの方々はいい時も悪いときも私を支えてくれて、その応援は私の心の支えでした。エンジェルスで過ごした6年間は私の心の中に残り続けます。

 

そしてすべてのドジャースファンの方々、常にチームのために最善を尽くし、最高の状態でいられるように全力を尽くすことを誓います。現役生活最後の日まで、ドジャースのためだけではなく野球界全体のためにまい進したいと思っています。

 

文章では伝えきれないこともあるので、後日、記者会見で詳しいことをお話します。どうもありがとうございます。

⇒ 大谷選手のドジャース移籍 詳しくは

12/8 最終局面も情報錯そう

大谷翔平選手の去就について、アメリカのメディアの間では「早ければ8日にも決断するのではないか」とか「まだ決めていない」などとする報道が相次いでいて最終局面を迎えているとされる交渉の行方に高い関心が集まっています。

 

大リーグ機構などが運営する放送局、MLBネットワークのジョン・モロシ記者は8日「大谷翔平が決断する時は差し迫っていて、早ければ8日にも決まるだろう」と伝え、日本時間の9日にも大谷選手が決断するのではないかとしています。

そして、同じく8日、ロサンゼルスのネットメディア「ドジャース・ネーション」は「大谷はブルージェイズと契約する。ドジャースにとって大きな失望だ」と伝えました。

一方で、アメリカのスポーツ専門チャンネル、ESPNなど複数のメディアは「現時点では大谷はまだ決断していない」と伝えるなど、大谷選手本人や代理人のネズ・バレロ氏が、沈黙を貫く中、最終局面を迎えているとされる交渉の行方に高い関心が集まっています。

12/7 ウインターミーティング終了

大リーグのウインターミーティングは、去就が注目される大谷翔平選手に大きな動きがないまま閉幕しました。

 

 

 

多くの球団関係者が帰路につく中、ホテルに残って交渉を続けていると見られる球団もあり、6日の夜には今シーズン35本のホームランを打ったパドレスのソト選手が、あわせて7人が絡む大型トレードでヤンキースに移籍するなど動きがありました。

 

しかし、ことしの最大の関心事だった大谷選手の去就に関しては代理人のネズ・バレロ氏が会場に訪れることはなく、大きな進展は見られませんでした。

 

今後の見通しについてアメリカのメディアは「今週末にも大谷選手が決断するのではないか」と伝えていますが、球団関係者の間では大谷選手の去就が決まらないことでこのオフの移籍市場全体が停滞するという懸念も根強く残っています。

 

12/6 動きないまま終盤へ 近く決断あるか?

大谷翔平選手の去就が注目される大リーグのウインターミーティングは3日目を迎え、会場では現役選手を対象にしたドラフトなどが行われました。関係者によりますとドラフト終了後の6日夜には帰路につく予定の球団幹部も多く、移籍交渉の山場とされる注目の会合は静かに終盤を迎えています。

 

6日に行われた現役ドラフト

大谷選手については5日の会見でドジャースのロバーツ監督が数日前にロサンゼルスで大谷選手と面談したことを明かして以降は新たな動きはありません。

ただ、大谷選手の代理人事務所は大リーグに移籍した2017年のオフにすべての球団との面談を終えた3日後にエンジェルスへの移籍を発表していることもあり、アメリカのメディアは今回も同様に「今週末にも大谷選手が決断するのではないか」と伝えています。

 

大谷選手の代理人を務めるネズ・バレロ氏の所属事務所によりますとバレロ氏は期間中に会場を訪れる予定はないということで、依然として沈黙を続けています。

 

 

ドジャースの面談状況 徐々に明らかに…

 

ドジャースが大谷選手と面談した際の状況も少しずつ明らかになってきました。

 

ロサンゼルスの地元紙、オレンジカウンティ・レジスターは「大谷翔平とドジャースの面談は先週金曜日の午後にドジャースタジアムで行われたが、通常行われている球場の見学ツアーを中止し、グッズショップも面談にあわせて営業を終了していた。そのため、ファンが大谷の姿を偶然目撃することはなかった」と内幕を伝えています。

 

取材に応じるロバーツ監督

ドジャースのロバーツ監督は5日の会見で大谷選手を「球場の裏口から忍び込ませたのか?」と質問を受けた際、「そんなことはしない」と否定していましたが、球場を訪れたファンが偶然に大谷選手の姿を目撃することがないよう配慮を重ねていたようです。

 

 

一部で批判の動きも

 

一般的に大リーグのオフのFA市場では最大の注目となっている選手の去就が決まらないうちはほかの有力選手の去就も決まりづらく、アメリカのメディアの間では大谷選手側や球団関係者の多くが沈黙を続けている状況にしびれを切らし、一部で批判する動きも出ています。

 

現地メディアがファイナリストと呼ぶ各球団

このうち、アメリカのスポーツ専門サイト、「The Athletic」は「2023年の『Shohei Delay』はとてつもなく退屈だ。衝撃的な大型契約によって世界中の注目を集めるはずの野球界にとって悪影響を及ぼしている。事実上、市場全体が活動を停止している状態で、スフィンクスのような大谷が次のチームを選択し、おそらく数か月ぶりに公にコメントを提供することを待っている」などと皮肉まじりに伝えています。

 

市場が停滞していること自体は選手の代理人も感じているようで、プロ野球のDeNAから大リーグ移籍を目指す今永昇太投手の代理人を務める長谷川嘉宣氏は「チーム側もはっきりは言わないが、なんとなく影響は感じる。特に大谷選手の場合はやはり大きな選手なので、そちらに集中せざるをえないチームもあると思う。そこが決まらないと、ほかは、動きが読めない部分が実際にあると思う」と率直な感触を明かしていました。

 

 

アメリカのメディアは「大谷選手が今週末にも決断するのではないか」と伝えていますが、仮に大谷選手の交渉が長期化した場合は、ほかの選手の去就が決まる時期に影響を及ぼしそうです。

 

 

12/5 ドジャース監督が交渉明かす

大リーグのウインターミーティングが開かれているテネシー州のホテルでドジャースのロバーツ監督が取材に応じ、数日前に大谷翔平選手とロサンゼルスで面談して交渉したことを明かしました。

 

 

ロバーツ監督は「面談は2、3時間だったがうまくいったと思う。明らかに翔平の獲得はわれわれの最優先事項で、彼と一緒の時間を過ごせて本当にうれしかった」と話し、獲得に期待を寄せました。ロバーツ監督は大谷選手がいつ決断を下すかは分からないとした上で「近いうちに決まることを願っている」と話し、早期の決着を願っていました。

 

アメリカのメディアは大谷選手が4日にフロリダ州にあるブルージェイズのキャンプ地を訪れたと伝えているほか、ジャイアンツの本拠地のサンフランシスコも先週末に訪れたのではないかと伝えましたが、公式の場で大谷選手との交渉を認めたのは今回のドジャースが初めてです。

 

 

監督の発言の真意は…

 

これまで各球団の幹部が外部に漏らすことの無かった大谷選手サイドとの交渉の詳細。その沈黙を突如打ち破ったドジャースのロバーツ監督は「うそをつきたくない。正直でありたいんだ」と繰り返し述べました。その言葉からは大谷選手の獲得に向けたなみなみならぬ自信もかいま見えました。

 

大谷選手の代理人を務めるネズ・バレロ氏は、これまで大谷選手の交渉について一切、詳細を明かしてきませんでした。それは今回に限ったことではなく、去年、大谷選手がエンジェルスと1年契約を結んだ際も同様で、事前に球団側からも情報が漏れることはありませんでした。

 

そうした情報管理が徹底されてきた中で、突如、ロバーツ監督が大谷選手と「ドジャースタジアムで2、3時間にわたって面談した」と認めたことは事情を知る報道関係者の間で驚きを持って受け止められました。

 

ロバーツ監督は発言の意図について「この状況でうそをつくことは自分のするべきことではないと思ったし、正直でありたいと思った」と明かし、面談についても「彼はすでにアメリカで6年間プレーし、ドジャースのこともこの街のことも十分理解している。売り込みというよりは、彼により親しみを持ってもらうという意味合いが強かったと思う」と話しました。

 

会見場のイメージ

会見場がざわつく中、時に笑顔も見せながら話すその様子からは大谷選手の獲得に向けたなみなみならぬ自信もかいま見えました。

 

ロバーツ監督の会見のおよそ2時間後に取材に応じたドジャースのゴームスゼネラルマネージャーは面談したことを認めることなくこれまで通り「特定の選手については話さない」と語り、その様子はロバーツ監督の発言が球団にとっても想定外だったことをうかがわせるものでした。

 

一方で、カブスは「ファイナリスト」から後退したと伝えるなど、移籍交渉の山場となっているウインターミーティングの会場では連日さまざまな情報が飛び交っていますが、これまでたびたび移籍先の本命候補として挙げられてきたドジャースが、大谷選手と面談した事実をいち早く公表したことで、秘密のベールに包まれていた交渉の一部がようやく明らかになりました。

 

12/4 ウィンターミーティング開幕

大リーグのウインターミーティングが始まりました。エンジェルスからFA=フリーエージェントとなっている大谷翔平選手の動向をうかがいながら、トレード成立や大型契約が発表されるなど、すでに移籍市場は動き始めています。

 

MLBネットワークの特設スタジオ

ウインターミーティングは全30球団の監督やゼネラルマネージャー、それに選手の代理人などが集まり次のシーズンに向けた移籍交渉の山場と位置づけられている会合です。毎年12月に開かれていて、ことしはテネシー州ナッシュビルのリゾートホテルで4日から7日までの4日間の日程で行われています。

 

この日は各チームの監督の会見が行われ、大谷選手の去就が来シーズンのチーム編成に大きく関わるエンジェルスのワシントン新監督の会見にはひときわ多くの報道陣が集まりました。

 

エンジェルスのワシントン新監督

ただ、ワシントン監督は大谷選手をどの程度意識しているかという質問に対して「今はまだ何も明るみに出したくないので、彼について言えることはない」と答えるなど、最後まで慎重な姿勢を崩さず大谷選手について言及することはありませんでした。

 

現時点で大谷選手サイドから具体的な発表はありませんが、アメリカメディアが総額5億ドル、日本円でおよそ734億円を優に超えるオファーを複数受けていると報じるなど、メディアも各球団の関係者もことしの移籍市場全体に影響を及ぼす大谷選手の動向に関心を寄せています。

 

 

ミナシアンGMは…

 

ウインターミーティングでは監督会見のような大リーグ機構が設定したいわゆる「公式行事」のほかに、各球団の担当記者などを対象にした取材機会が非公式に設けられることがあります。

 

会場に到着したミナシアンGM(現地3日)

4日はエンジェルスのミナシアンゼネラルマネージャーがホテルの自室に担当記者を集めたうえでおよそ40分間にわたって取材に応じました。

 

スイートルームを外から見ると...

この中でミナシアンゼネラルマネージャーは「この部屋のドアを開けた時からみんなが勝ちたいという気持ちを持っていた。私たちは何かをしなければならないし、すでに多くの選手についていろいろなチームと話を進めている」と話し、来シーズンに向けた補強を積極的に進めていると強調しました。

 

 

大谷選手の去就については「特定の選手のことは話さない」とこれまで繰り返してきた姿勢を崩しませんでしたが、「ここまで多くの時間を費やして千差万別のシナリオを考えてきたわけで、どんな場合でもうまく合わせなければいけない。1人のFA選手のことを考えるのではなく、グループ全体のことを考えている。プランA、プランB、プランC、プランDを用意しなければいけないんだ」と話し、大谷選手が他球団へ移籍を決めた場合のチーム編成についても考えをめぐらせている様子でした。

12/3 ウインターミーティングに向け関係者が会場入り

大リーグの移籍交渉の山場となるウインターミーティングがテネシー州ナッシュビルで4日から7日の日程で開かれます。

 

 

3日は30球団の幹部など関係者が続々と会場入りしました。このオフ最も注目を集めている大谷翔平選手の去就についてアメリカのメディアは今週中にも大谷選手が決断するのではないかと伝えていて、周囲の関心は最高潮に達しています。

 

 

熱を帯びる報道

 

大谷選手について、本人や代理人のネズ・バレロ氏が沈黙を貫いている中で、アメリカのメディアは連日、特集記事を組んで来シーズン以降の所属先を予想しています。

 

 

3日にはタブロイド紙の「ニューヨーク・ポスト」が「大谷はすでに総額5億ドル(日本円でおよそ734億円)を優に超えるオファーを複数受けていると考えられている。最終的には初の6億ドル(およそ880億円)プレーヤーになるという推測もある」と伝え、ドジャース、カブス、ブルージェイズ、ジャイアンツ、そしてエンジェルスの5球団が「ファイナリスト」として獲得を争っているとしました。その一方で「6球団目の“ミステリーチーム”があるのではという話もあるが、それは分からない」とも付け加えていて、予断を許さない状況だとしています。

 

また、ジャイアンツの地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」は「大谷の話題がウインターミーティングの会場全体を支配している。去就の決定は、もはやいつでも起こりうる」と伝え今週中にも大谷選手が決断するのではないかと報じています。

 

大リーグでこれまでFAの選手が結んだ最も大きな契約は、去年、アメリカンリーグ新記録のシーズン62本のホームランを打ったジャッジ選手がヤンキース残留を決めた際に結んだ9年総額3億6000万ドルです。大谷選手がこれと同じ程度の契約年数となった場合は最高額を更新するのは確実とも見られていて、ウインターミーティング開催を前に周囲の関心は最高潮に達しています。

 

 

ドジャース有力という声も

 

大リーグ機構などが運営する放送局「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者は大谷翔平選手の移籍先決定のタイミングについて「翔平はすでに決断のために十分な情報を得ている。すでに5つか6つのチームに絞られていて、ウインターミーティングの期間中も含めて今後10日くらいで彼がプレーをするチームが見えてくるのではないか」と見解を述べました。

 

ジョン・モロシ記者

その上で、ことしのウインターミーティングの盛り上がりについて、去年の話題の中心だったヤンキースのジャッジ選手を引き合いに出して「去年のジャッジと同じくらいの盛り上がりだと思う。少しだけ違うのは、翔平が世界的なスーパースターだということで彼のファンがどれだけグローバルにいるかという側面もプラスされる」と話していました。

 

そして、大谷選手の来シーズン以降の所属先については「依然として50%の確率でドジャースだと思う」とドジャースを最有力候補にあげました。理由については地理的なことに加えて「翔平は勝ちたがっている。ドジャースには世界一を知っているスーパースターが数多くいるというのもとても大事な要素だ」としています。

 

そして「残りの50%はブルージェイズやカブス、エンジェルス、ジャイアンツが分け合っていると思う」と話していました。

11/30 エドガー・マルティネス賞を3年連続で受賞

大リーグで今シーズン最も活躍した指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」が発表され、アメリカンリーグでホームラン王を獲得した大谷翔平選手が3年連続で受賞しました。

 

 

この賞は各球団の担当記者などの投票で決まり、両リーグを通じて1人が選ばれます。大谷選手は大リーグ6年目の今シーズン、打率3割4厘、ホームラン44本、95打点をマークし、ホームラン王のタイトルを獲得しました。さらに、大リーグで自身初となる打率3割を達成するなどパワーとともに、バッティングの確実性も増し、おととしと去年に続いて3年連続での受賞となりました。

 

エドガー・マルティネス賞を3年連続で受賞するのは2007年に当時レッドソックスで5年連続の受賞を果たしたデビッド・オルティーズさん以来、2人目です。

大谷選手はこのオフ、MVP=最優秀選手や「打撃のベストナイン」とも呼ばれるシルバースラッガー賞をそれぞれ2年ぶりに受賞していて、注目される去就とともに受賞ラッシュが続いています。

 

11/16 2回目のMVP 満票で決める!

大谷翔平選手が、今シーズン、最も活躍した選手に贈られるMVP=最優秀選手に選ばれました。2021年に続いて投票した記者30人全員が1位票を入れる満票で受賞が決まり、大リーグ史上初めて満票で2回目のMVP受賞となりました。

 

 

大谷選手は大リーグ6年目の今シーズン、バッターとしてホームラン44本を打ってアジア出身の選手として初めてホームラン王を獲得。

 

 

ピッチャーとしても10勝をあげて大リーグ史上初となる2年連続での「ふた桁勝利、ふた桁ホームラン」を達成しました。 

 

 

シーズン終盤は右ひじと脇腹のけがで1か月近くの欠場を余儀なくされましたが、それまでの投打の圧倒的なパフォーマンスが評価された形で、また新たに大リーグの歴史にその名を刻みました。 

 

2位は打率3割2分7厘、ホームラン33本をマークしたレンジャーズのシーガー選手、3位は同じくレンジャーズでリーグ最多の185本のヒットを打ったシミエン選手でした。 

 

”投打のバランスが良かった”

 

大谷選手はMVPが発表されるアメリカの番組の中継に出演し発表前のインタビューに応じました。 
 
私服姿で登場した大谷選手はことし9月に右ひじを手術しましたが、ソファーに一緒に座っていた犬を右手でなでるなどリラックスした様子で、「投打のバランスがよかったと思うし、高いレベルでこなせた。ただ、最後まで試合に出続けられなかったことが心残りだ」と話しシーズンを振り返りました。 
 
そして、プレー以外での自分の魅力についてどのように考えているかと尋ねられると「野球に集中したいというのが自分のスタイルなのでそのほかのところは後からついてくると思っている。特にシーズン中は野球に集中したいと思っている」と答えていました。 

MVPを発表した番組の中で、大谷選手は2位で受賞を逃した昨シーズンをふまえて今回、受賞した心境を聞かれると「去年も獲得したかったがジャッジ選手がすばらしかったし、ことしもシーガー選手やシミアン選手がワールドシリーズで優勝してすばらしい年だった。それに負けないようなシーズンにしたかったけれど、個人的に取れて特別なことだと思う」と笑顔を見せながら話しました。 
 
そして、ことし9月に2回目の手術を受けた右ひじの状態については「けがは順調で1回目の手術をしたときよりもスムーズに来ている感覚はあるので、スムーズに来シーズンに入っていけると思う。焦らずにやりたいという反面しっかりシーズンまでに間に合わせてプレーしたいと思う」と話していました。 

 

11/14 エンジェルスのクオリファイング・オファーを拒否

大谷翔平選手はエンジェルスから提示されていた「クオリファイング・オファー」と呼ばれる年俸およそ30億円の1年契約を拒否しました。

 

シーズン最終戦で

大リーグではFAとなった選手に対して元の所属球団が「クオリファイング・オファー」と呼ばれる1年契約を提示できる仕組みがあります。

提示される年俸はその年の年俸上位125選手の平均となっていて、ことしは史上最高の2032万5000ドル、日本円でおよそ30億5500万円でした。ただ、FAとなったスター選手はより高額の複数年契約が見込めるため、大半が拒否するのが通例です。

 

交渉は引き続き、エンジェルスを含めたすべての球団と続けることができ、来シーズンの所属先を決めるための話し合いが今後も進められることになります。

クオリファイング・オファーを拒否したFA選手が最終的に別の球団に移籍した場合は、元の所属球団には補償として来年のドラフトの指名権が与えられます。

 

 

正力賞の特別賞を受賞

 

日本ではことしのプロ野球に最も貢献した人に贈られる「正力松太郎賞」の受賞者が発表され、阪神を38年ぶりの日本一に導いた岡田彰布監督が初めて選ばれました。あわせて大リーグで日本選手として初めてホームラン王のタイトルを獲得した大谷翔平選手とWBC=ワールド・ベースボール・クラシックで日本を3大会ぶりの優勝に導いた栗山英樹前監督に特別賞が贈られました。

大谷翔平選手のコメント

今シーズンの成績と、WBCの優勝も評価いただき、2年ぶり2度目の正力松太郎賞の特別賞を受賞できて光栄です。ファイターズと日本代表でご一緒した栗山監督と受賞できたのも、嬉しく思います。来シーズンも引き続き応援をよろしくお願いします。

 

11/9 全国の小学校に6万個のグローブを寄贈

大谷翔平選手は自身のインスタグラムを更新し、日本国内にあるおよそ2万校すべての小学校に3つずつ、あわせておよそ6万個のグローブを寄贈することを明らかにしました。

 

 

大谷選手はみずからの写真やグローブの写真とともに「野球を通じて元気に楽しく日々を過ごしてもらえたらうれしいです。このグローブを使っていた子どもたちと将来一緒に野球ができることを楽しみにしています!」などとつづっています。

 

ことし12月から来年3月までをめどに順次、寄贈をスタートしていくということです。

 

 

11/9 シルバースラッガー賞を2年ぶりに受賞

「打撃のベストナイン」とも言われるシルバースラッガー賞。

各球団の監督やコーチが自分のチーム以外の選手に投票してポジションごとに最も優れたバッターを表彰するものです。

 

 

大リーグ機構は今シーズンのシルバースラッガー賞を発表し、大谷選手がアメリカンリーグの指名打者部門で受賞しました。
大谷選手は大リーグ6年目の今シーズン、打率3割4厘、ホームラン44本、95打点の成績を残し、アジア出身の選手として初めてホームラン王のタイトルを獲得しました。シルバースラッガー賞の受賞はホームラン46本を打ったおととし以来、2年ぶり2回目です。日本選手として最多はイチローさんで3回受賞しています。

 

11/8 GM会議 ドジャースGMが補強へ意気込み

大リーグの各球団のゼネラルマネージャーが集まるGMミーティング、ことしはアリゾナ州スコッツデールで開かれました。

 

この日はナショナルリーグのゼネラルマネージャーたちが報道陣の取材に応じ、大谷選手の移籍先としてアメリカのメディアが最有力候補にあげるドジャースやメッツの幹部が取材に応じました。その概要です。

 

ゴームスGM(ドジャース)

大谷選手はいい選手だが、FAだからあまりコメントはできない。

 

―― 大谷選手の移籍先として有力視されているが?

どのようなシナリオが起きても対応できるよう、可能な限り準備する。私たちの目標はいつも可能なかぎり最高のチームを作ることだ。

 

 

スターンズ編成本部長(メッツ)

二刀流の選手を獲得すれば1人の選手で2つのポジションを任せられるというメリットを感じている。右ひじの手術を2回行った選手は1回だけの選手より症例が大幅に少ないことはわかっているが、大きく心配はしていない。

 

プレラーGM(パドレス)

私たちは6年前、大谷に対してサンディエゴがすばらしい場所だと知ってもらおうと努力したがうまくいかなかった。繰り返しになるが、彼は明らかに信じられないほどの才能がある選手だ。

 

ドジャースは大谷シフト?

 

ドジャースは今シーズン、指名打者として活躍しFAとなったJ.D.マルティネス選手との再契約に向けた動きを見せていません。

これについてマルティネス選手の代理人を務めるスコット・ボラス氏は「来年、マルティネスと大谷が同じチームでプレーするとは思えない」と話し、大谷選手がドジャースに移籍した場合はマルティネス選手は他球団に移籍するだろうという考えを示しました。

 

取材に応じるマルティネス選手の代理人・ボラス氏

36歳のマルティネス選手は今シーズン、ドジャースと年俸1000万ドルの1年契約を結び、指名打者としてホームラン33本、103打点をあげる活躍を見せました。

シーズン終了後にFAとなりましたが、ドジャースは独占交渉期間の間にマルティネス選手に対して契約延長を提示しなかったため、アメリカのメディアは「ドジャースが獲得を目指す大谷選手のために指名打者の枠を空けた」とも伝えています。

ボラス氏は「ドジャースは翔平かマルティネスか、この2人候補のどちらかを選ばなければならないと思う」と話し、ドジャースの動きをけん制していました。

 

 

オールMLB最終候補に

 

この日は大リーグで今シーズン活躍した選手をファン投票などで選ぶ「オールMLBチーム」の最終候補が発表され、大谷翔平選手が先発投手と指名打者の2部門で最終候補に入りました。また、メッツの千賀滉大投手も先発投手部門で最終候補に入りました。

 

オールスター戦の前日に千賀投手と 

「オールMLBチーム」は大リーグ機構が2019年に創設した賞で、両リーグを通じて各ポジションで活躍した選手をファンやメディアなどによる投票で選びます。

 

この日各ポジションの最終候補が発表され、大谷選手は先発投手と指名打者の2部門で3年連続で最終候補に入りました。

おととしは(2021年)指名打者でファーストチーム、先発投手でセカンドチームに選出され、去年は(2022年)指名打者でセカンドチーム、先発投手でファーストチームに選ばれていてことしも投打両部門での選出が期待されます。

 

先発投手の最終候補は26人で、大谷選手や千賀投手のほかにヤンキースのコール投手など各チームのエースが顔をそろえ、得票の上位5人が「ファーストチーム」に、6位から10位までの5人が次点として「セカンドチーム」に選出されます。

指名打者の最終候補は8人で、大谷選手のほかアストロズのアルバレス選手や、ことしホームラン40本を打ったブレーブスのオズーナ選手が入っています。こちらは、1位の選手がファーストチーム、2位の選手がセカンドチームに選出されます。

投票は大リーグ機構のホームページで19日まで行われ、受賞者は12月16日、日本時間の来月17日に発表される予定です。

 

11/7 GMミーティング始まる

各球団のゼネラルマネージャーが集まるGMミーティングがアリゾナ州で始まりました。

 

GMミーティング会場(アリゾナ州スコッツデールのホテル)

GMミーティングはリーグ運営の改善点などを話しあうため毎年、この時期に開かれる会合で、選手との契約交渉の時期と重なるため注目選手の去就も大きな話題となります。

ことしは、エンジェルスからFA=フリーエージェントとなった大谷翔平選手の去就が最大の関心を集めていて関連する質問が相次ぎました。

大谷選手に関する各チーム幹部の発言をまとめました。

 

ミナシアンGM(エンジェルス)

交渉については話さないが、うちはプレーするのに望ましい場所だと思っている。うちはことし73勝のチームなので、選手1人だけではなく多くのポジションで補強が必要だ。

 

 

 

ディポートGM(マリナーズ)

FAについては話さない。大谷は30チームすべてが欲しいと思う選手だ。

 

 

 

ヤングGM(レンジャーズ)

補強のポイントは先発とリリーフの投手陣。バッターも欲しい。勝ちたいと思う選手たちがチームにいてくれることを願っている。

 

 

 

キャッシュマンGM(ヤンキース)

誰もが知っているように大谷はすばらしい選手。何が実現可能で、何ができないのかを話し合って見極めるつもりだ。

 

11/6 大谷の交渉解禁、エンジェルスはQOを提示

エンジェルスからFA=フリーエージェントとなった大谷翔平選手は、現地6日(日本時間の7日午前7時)にエンジェルスとの独占交渉期間が終了し、全球団との交渉が可能になりました。

 

今季最終戦のベンチで笑顔

大リーグではフリーエージェントとなった選手と、元の所属球団が5日間、独占して交渉できる期間が設定されていて、ことしはその期間が日本時間の今月2日午後10時から7日午前7時までとなっていました。

 

この独占交渉期間の終了とともに大谷選手は大リーグの全球団をはじめアメリカ国内外のすべてのチームと交渉が可能になりました。

 

エンジェルスはクオリファイング・オファーを提示

 

エンジェルスは独占交渉期限の終了後すぐに大谷選手に「クオリファイング・オファー(QO)」と呼ばれる契約を提示したと発表しました。

 

クオリファイング・オファーはFA選手に対して元の所属球団が提示できる1年契約で、年俸は全選手一律の金額となっています。ことしの金額は史上最高の2032万5000ドル、日本円でおよそ30億4700万円となっていますが、今シーズンの年俸が3000万ドルだった大谷選手は拒否すると見られています。

 

大リーグ機構と選手会が結んだ労使協定によりますと、クオリファイング・オファーを受けた選手は他球団の評価も聞いた上で受け入れるか拒否するかを決めることができ、すぐに拒否すれば期限に関係なく他球団と新たに契約を結ぶことも可能です。

 

また、クオリファイング・オファーを拒否した上で元の所属球団と複数年契約を結ぶこともできます。

 

大谷選手は、日本時間15日の午前6時までにこのオファーを受け入れるか拒否するかを選択する必要があります。

 

これから大リーグの各球団のゼネラルマネージャーや選手の代理人が集まる「GMミーティング」がアリゾナ州で開かれます。契約総額が大リーグ史上最高の5億ドル、日本円で750億円を超えるとも報じられている大谷選手が、全球団と交渉可能になったことを受けて大リーグのFA市場の動きがいよいよ本格化します。

 

 

大谷MVP最終候補に

 

(左から)レンジャーズのシーガー選手、シミエン選手とともにMVP最終候補に

大リーグで今シーズン、最も活躍した選手に贈られるMVP=最優秀選手の最終候補に大谷翔平選手が選ばれました。

大谷選手はホームラン44本で初のホームラン王を獲得し、ピッチャーとしても10勝をあげるなどことしも投打の二刀流で活躍し、2年ぶりのMVP受賞が確実視されています。

大リーグのMVPはレギュラーシーズンに最も活躍した選手に贈られる賞で全米野球記者協会に所属する記者30人の投票によって選ばれます。

投票はすでに終わっていて、6日、両リーグの上位3人が最終候補として発表され、アメリカンリーグは大谷選手のほか、レンジャーズのシーガー選手とシミエン選手が選ばれました。

ことしの受賞者は16日、日本時間17日に発表され、大谷選手が受賞すればおととし(2021年)以来2年ぶり2回目となります。

これまでに日本選手でMVPを受賞したのは2001年のイチローさんとおととしの大谷選手の2人で、大谷選手が複数回の受賞となれば日本選手初の快挙です。

 

11/2 シルバースラッガー賞の最終候補に

大谷翔平選手が、「打撃のベストナイン」とも言われるシルバースラッガー賞で、指名打者部門の最終候補に選ばれました。

 

大谷選手の44号ホームラン

この賞は、各球団の監督やコーチの投票でポジションごとに最も優れたバッターが表彰されます。

大リーグ機構は今シーズンのシルバースラッガー賞の最終候補を発表し、打率3割4厘、ホームラン44本、95打点の成績を残した大谷選手がアメリカンリーグの指名打者部門で3年連続最終候補に選ばれました。

最終候補には大谷選手のほかにアストロズのアルバレス選手も入りました。

 

アストロズのアルバレス選手

アルバレス選手はキューバ出身の26歳で、今シーズンは打率2割9分3厘、ホームラン31本、97打点をマークしました。

大谷選手とアルバレス選手がこの賞を争うのは3年連続で、おととしは大谷選手、去年はアルバレス選手がそれぞれ受賞しています。

日本選手では過去にイチローさんが2001年、2007年、それに2009年と3回受賞していて、大谷選手が受賞すればホームラン46本を打ったおととし以来、2年ぶり2回目となります。受賞選手は11月9日、日本時間の10日に発表されます。

 

 

選手間投票でリーグ最優秀野手に

 

大リーグの選手会が選ぶ今シーズンの年間最優秀選手が発表され、大リーグ史上初のホームラン40本、70盗塁を達成したブレーブスのアクーニャJr.選手が初めて選ばれました。

 

 

大谷選手は今シーズン、ホームラン44本で初めてホームラン王のタイトルを獲得し、ピッチャーとしても10勝をあげるなど投打の活躍で3年連続で最終候補の3人に入っていましたが、おととし(2021年)以来2年ぶりの受賞はなりませんでした。

年間最優秀選手の受賞は逃したものの、大谷選手はアメリカンリーグの野手部門の最優秀選手に選ばれ、こちらは2年ぶり2回目の受賞となりました。

この賞は、イチローさんが大リーグのシーズン最多安打記録を更新した2004年に受賞していて、大谷選手は日本選手で初めて複数回の受賞を果たしました。

 

 

動画でメッセージ“すごく光栄”

 

選手会が制作した動画に私服姿で登場した大谷選手は今回の受賞について「やはりプレーヤーとしては特別です。一緒にプレーしている選手、自分のチームやふだんからライバルとしてほかのチームでプレーしている方は見てますが、選手から選ばれるのは自分にとってすごく大きいことですし、すごく光栄なことです」と話していました。

そのうえで、投票した選手たちに対して「選手のみなさん、ありがとうございます。みなさんの投票をこれからも励みに、また頑張りたいと思います」と話し、感謝の気持ちを伝えていました。

 

ブレーブスのアクーニャJr.選手はホームラン41本、73盗塁

動画では今回選ばれたほかの受賞者についてもコメントしていて、「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に輝いたブレーブスのアクーニャJr.選手に対しては「打率も残せるし、ホームランも打てる。守備もすばらしいですし、走塁ももちろんすばらしい。全部ができる選手じゃないかと思う」と賛辞を送りました。

 

ピッチャーに対してはバッターとしての目線で印象を語り、アメリカンリーグの最優秀投手に選ばれたヤンキースのコール投手には「対戦するときは楽しみにもしています。すばらしい投手なので打てるかなという不安もありながら。これからの活躍や対戦も楽しみに頑張りたい。おめでとうございます」と笑顔で話しました。

 

ナショナルリーグの最優秀投手に選ばれ、このオフ、パドレスからFA=フリーエージェントとなっているスネル投手には「身長も高いですし、角度のあるまっすぐとカーブとスライダー。なかなか1つの球種に張っていても、打てるボールが少ない。本当になかなか打てるようなピッチャーじゃないので、バッターとしてはすごく嫌です」と正直な思いも明かしていました。

 

11/1 大谷は日本時間2日22時にFAに

今季最終戦を終えチームメートにねぎらわれる

大リーグはレンジャーズの優勝でワールドシリーズを終えました。大谷翔平選手は日本時間の2日午後10時に正式にエンジェルスからFA=フリーエージェントとなります。

 

最初の5日間は元の所属球団だけが選手と交渉することができ、アメリカ東部時間の6日午後5時、日本時間の7日午前7時を過ぎると、国内外を含めたあらゆるチームとの交渉が可能になります。

 

元の所属球団はこの5日間の期間に選手を引き止めるための「クオリファイング・オファー」と呼ばれる1年契約を提示することができますが、このオファーは提示される年俸が決められていてことしは2050万ドル、日本円でおよそ30億8000万円となっているため、今シーズンの年俸が3000万ドルだった大谷選手は拒否すると見られています。

 

チームMVP受賞 セレモニーでミナシアンGM(左)と

エンジェルスのミナシアンゼネラルマネージャーはこれまで「彼にはできるだけ長くここにいてもらいたい」と話すなど契約延長に強い意欲を示していて、大谷選手に対して新たに複数年の大型契約を提示する構えですが、アメリカのメディアはドジャースやジャイアンツ、メッツ、それにことしのワールドシリーズを制したレンジャーズなど資金力の豊富な多くの球団による争奪戦が繰り広げられると予想しています。

 

また、契約の総額は、大リーグ史上最高の5億ドル、日本円で750億円を超えるとも報じていますが、9月に行った右ひじの手術の影響で来シーズンはバッターに専念するため、けがが契約にどのような影響をもたらすかも注目されています。

 

⇒ シーズンを振り返る大谷語録はこちら

この記事を書いた人

山本 脩太 記者

山本 脩太 記者

アメリカ総局記者。2010年入局。高知局・広島局・スポーツニュース部を経て現所属。スポーツニュース部ではスキーや陸上を担当。アメリカ総局では大リーグを主に担当し、大谷翔平選手の取材に力を注ぐ。

本間 祥生 記者

本間 祥生 記者

ロサンゼルス支局 記者

平成27年入局

水戸局、新潟局、スポーツニュース部を経て

令和6年1月から大リーグ担当

 

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