特集 内川聖一×五郎丸歩がラグビー日本代表戦を現地取材!課題と収穫は?

ラグビーワールドカップ開幕まで1か月半。先日、1次リーグでも対戦するサモアとのテストマッチが行われました。ラグビーが大好きな内川聖一さんが試合が行われる札幌へ。プライベートでも交流があるという五郎丸歩さんと共に試合を取材しました。(サンデースポーツ 2023年7月23日放送)
五郎丸さん「こんにちは」
内川さん「ご無沙汰しています」
豪華な2ショットにこの人だかり。
内川さん:五郎丸さんと一緒にぼくもラグビー選手になった気分でした!
内川さん「ワールドカップの1次リーグで対戦するサモア代表ですけど、チームの特徴はどんなところにあるんですか?」
五郎丸さん「かなり体が大きいのが特徴です。フォワードの平均体重が10キロ違うというところで、特徴はスクラムですね。体重だけではないけれども、まずは‟ファーストスクラム”が非常に見どころになってくるんじゃないかと思います」
五郎丸さんが斬る!サモア戦の展開は
2人が注目したファーストスクラムは、試合開始2分でした。
五郎丸さん「押されていますね。やっぱ重たいので、10キロ重いって相当」
内川さん「今のは押されたのを最後頑張った、みたいな?」
五郎丸さん「耐えた感じ」
序盤からサモアのスクラムに苦しみ、試合の主導権を握れません。
内川さん「あー、負けている」
五郎丸さん「こういうとき(サモアに)思い切り攻められる。スクラムが安定しなくて、かなり苦しい展開にはなっていますよね」
それでも日本は10-3とリードしますが、前半30分、リーチマイケル選手のタックルが相手の肩より上に入り、危険なプレーと判定され退場となります。
五郎丸さん「リーチがいなくなったのは痛いですね、仕事人なので」
その7分後。1人少なくなったことでサモアの力強い連続攻撃を受け止めきれません。この試合、初めてのトライを許しました。
内川さん「野球も流れはあるけど、ラグビーの中にも流れがあるのをすごく感じましたね」
五郎丸さん「リーチが退場になることは、(ワールドカップ)本番でも全然あり得ることだと思うので、どうリカバリーするかゲーム中にできるのは理想かなと思いますね」
後半も1人少ないことが響き、サモアに2トライを奪われた日本。最終的に2点差での敗戦となりました。
日本代表、現時点での課題と収穫
豊原キャスター:内川さん、なかなか厳しい結果となりましたね。
内川さん:なんとか打開しようとした中で、キックで得点を重ねたりしたのですが…。結果的に2点差で負けましたが、その2点はすごく大きく感じましたね。ただ五郎丸さんがこの試合で得た収穫も語ってくれました。
五郎丸さん「負けの試合のなかで収穫があったのは、山中選手のパフォーマンス」
フルバックに入った山中亮平選手のプレー。自陣深くに攻め込まれた場面でも、左足のロングキックで何度もピンチをしのぎました。
内川さん「山中選手のキックって、距離が出るね」
五郎丸さん「めっちゃ出ます。いま代表で唯一ロングキックできる選手ですね。彼の安定感は、非常にすばらしいパフォーマンスにつながったんじゃないかと思います」
内川さん「きょうこのような結果になったことをどう捉えますか?」
五郎丸さん「ワールドカップで対戦するサモアに対して、自分たちが持っていることを本大会ですべて出すのはリスクになる。出さない中でどう戦うかというところ。勝ちきるためには何が必要だったかを、チーム内でもそうですし、考えてやっていくことが必要なんじゃないかと思いますね」
豊原キャスター:今回、日本代表の試合を取材されていかがでしたか?
内川さん:五郎丸さんが隣で解説してくれたことで、ラグビーの見方がすごく変わりました。これまではボールの動きを中心にしか見ていませんでしたが、周りの選手の動きとかグラウンド全体を見た中でいろいろ教えてもらったので、よりラグビーを真剣に見たいという気持ちになりました。