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特集 新入幕 豪ノ山「2桁勝って敢闘賞を手にしたい」

相撲 2023年7月6日(木) 午後7:00

豪ノ山は、夏場所の十両で、14勝1敗で並んだ落合と優勝決定戦を行い、持ち味の立ち合いからの一気の押しで圧倒して優勝。師匠の武隈親方(元大関豪栄道)が部屋を作って初めての幕内力士となった。NHKの大相撲中継でおなじみ吉田賢アナウンサーが名古屋場所への意気込みを聞いた。

 

豪ノ山(右)と吉田賢アナウンサー (東京都大田区 武隈部屋)

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十両優勝決定戦「注目されていたが、落合関に負ける気は一切なかった」

ーー新入幕というのはどうですか。


番付のいちばん上に載るというのはずっと目標だったところです。まあ1場所で落ちては意味がないので緊張もありますけれども。

 

新入幕の番付発表で師匠の武隈親方と (6月26日)

ーーでも楽しみのほうが大きいのでは。


そうですね。しっかり準備して臨めたらと思います。

 

ーー夏場所は、最後は優勝決定戦になったのですけれども、すばらしい相撲でしたね。


自分の相撲が取れたかなと思います。


ーー関取は夏場所であわせて16番取ったわけですが、その中でいちばんいい相撲だったのではないですか。

 

立ち合いからはじいて足も出て、前へ行けたので良かったかなと思います。

 

十両優勝決定戦では落合(右)を圧倒した (夏場所千秋楽)

ーー落合関への意識はどうでしたか。

 

注目されていましたが、負ける気は一切なかったです。年も下ですし。後から入ってきた力士に負けたくないですね。

 

ーー優勝決定戦はむしろ落合関のほうが考え過ぎ、気にし過ぎていたような気がします。

 

私も考えていないことはないですけれど、気合いが入っていました。

 

ーー心技体と言いますが、3つが一致して取れた相撲かなと感じました。

 

親方も「騒がれているやつに負けたら意味ないやろ」と言っていました。まっすぐに当たってということしか考えていなかったので、悩むことなく行けたかなと思います。

 

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まわしを取らず前に出る相撲を徹底

豪ノ山(左)が炎鵬を攻めて5勝目 (夏場所5日目)

ーー立ち合いについて言うと、関取は春場所ぐらいから、何かますます迷いがなくなったように見えるのですよ。


親方にも、日ごろから「まわしを取って半身になるな」と言われているので、それを徹底して、春場所から前に出る相撲が多かったのかなと思います。これで(勝ち)星も出てきたので、やはり親方の言うことをしっかり聞いてやるべきだなと思います。


ーー武隈親方は「コツコツと稽古とトレーニングをして力がついてきて、精神的に自信が出てきたのではないか」と言っていましたけれども。


自分の相撲が取れて勝っているなということに気付いてから、相撲に自信が持てました。


ーーライバルと言うと誰ですか 負けたくない相手は。


同世代はそうですし、埼玉栄の後輩で先に幕内に上がっている王鵬関や琴勝峰関。あのあたりは負けたくないですね。

 

憧れの貴景勝は埼玉栄高校の2年先輩にあたる

ーー対戦してみたい人は。

 

皆強いので、やるのが楽しみですけれど、特にと言うと埼玉栄高校の(2年)先輩の大関貴景勝関です。憧れの人なので、いずれ当たれたらと思います。小学生のときから良くしてくれて(ともに関西出身)、あの人の相撲が好きで押し相撲を目指し、今でもああいう相撲を取りたいというのが自分の中にあります。


ーー理想とする力士ですか。


貴景勝関のような相撲を取りたいというのが目標です。対戦できたらまた夢がかなったことになるんでしょうけれど。

2桁勝利目指し敢闘賞獲得を

ーー改めて新入幕で向かう名古屋場所の抱負を聞かせてください。

 

武隈部屋の看板前で (東京都大田区)

幕内に上がってほっとしたらダメなので、しっかり稽古をして、勝ち越せるようにという目標を持っています。


ーー勝ち越すというだけでいいのですか(笑)。


まず絶対に勝ち越して、できれば2桁を狙って。


ーー今後はどういう相撲を目指していきますか。


自分の相撲は変わらず立ち合いでしっかり当たって、押して前に出る相撲なので、そのまま行けたらなと思います。


ーーぜひ2桁勝って敢闘賞を取ってください。


そうですね。取りたいです。

 

『雑誌「NHKG-Media大相撲中継」名古屋場所号より』

 

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