特集 馬場咲希選手 ゴルフ界の新星が目指す未来

女子ゴルフ界の新星、※17歳の馬場咲希選手。去年、アマチュア最高峰、全米女子アマチュア選手権で優勝し一躍その名を世界に知らしめました。さらなる飛躍を目指し、アマチュアながらアメリカで4月20日開幕する海外メジャー大会に挑みます。記事の最後には馬場選手のショット集動画も。(2023年4月19日「おはよう日本」で放送 ※放送日の年齢)
レジェンドも羨む "ドライバーショット"
この春、高校3年生になった馬場咲希選手。イベントに参加すれば多くの人たちが集まり、その注目の高さがうかがえます。
憧れの存在 宮里藍さんと一緒にイベント出演
一緒に参加したのは女子ゴルフ界を引っ張ってきた宮里藍さん。元世界ランキング1位のレジェンドは、馬場選手のドライバーを高く評価していました。
宮里藍さん
ドライバーが直進性のある飛びなんですよ。本当にただただうらやましい。1回でいいからあんなふうに振ってみたい。
馬場選手の持ち味はそのドライバーショットです。身長1メートル76センチの長身を生かし平均飛距離は270ヤード。プロを含めても国内トップクラスです。
海外メジャーで戦うための肉体改造
去年8月、アマチュア最高峰の大会の1つ、全米女子アマチュア選手権で日本選手として37年ぶりに優勝しました。
この優勝で馬場選手は今シーズン、4つの海外メジャー大会の出場権を獲得。アマチュアが4つも出場できるのは異例のことです。
馬場咲希選手
夢が海外メジャー優勝なので、実際行ってみたら緊張するかもしれないんですけど、出られるという経験ができることがすごく楽しみです。
馬場選手は海外メジャーに挑むため肉体改造に取り組んできました。体重を増やし、飛距離を伸ばすのが狙いです。
というのも去年はシーズン後半、連戦で疲労がたまり体重が減少。それに伴い飛距離も落ちたことでプレーに安定感を欠きました。その反省にたっての行動でした。
早くも成果が… どうなることしの馬場咲希
シーズンオフは週に3回、およそ20種類のトレーニングで体をいじめ抜きました。
馬場咲希選手
海外のプロの選手は飛距離が出るので、それについていくためっていうのもある。飛ぶとすごく有利だし、その分(あとの一打が)短いクラブで打てるのでゴルフは簡単になる
馬場咲希選手
おなかなくなりそう(笑)。みんな言ってくれるんですよ、ちょっと大きくなったねって。それがうれしくて。ズボン入らないんですよ。
トレーニングの結果、体重が昨シーズンの終盤と比べて7キロ増加。去年と比べるとがっしりとしたのが分かります。飛距離も10ヤードほど伸びたことを実感し、海外メジャー大会初戦に臨みます。
馬場咲希選手
最後までたくさんトラブルはあると思いますけど、そのトラブルも楽しめるくらい楽しんで。諦めず、最後の1打まで大切に噛み締めて。ハハハ、いきたいと思います。
取材を終えて…
馬場選手が出場する海外メジャーの初戦は、現地4月20日から4日間、アメリカ・テキサス州で行われます。まずは予選通過を目指したいと話していました。
そして、最後に馬場選手のショット集の映像をどうぞ。宮里藍さんも絶賛のドライバー、一度でいいからこんなショットを打ってみたいと思うのは私だけではないはずです。