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特集 カーリング世界選手権混合ダブルス 日本代表の意気込みは…

カーリング 2023年4月18日(火) 午後0:00

今月22日に韓国・カンヌンで開幕するカーリング、混合ダブルスの世界選手権。ことしの日本選手権を制し日本代表として出場する松村千秋選手と谷田康真選手が、先日大会に向けた記者会見を行いました。2人が語った世界選手権への思いを一問一答形式でお伝えします。

 

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日本代表プロフィール

 

 

松村千秋選手

2大会連続での世界選手権の出場になりますので、よりよいパフォーマンスをしていい結果を出せるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

 

 

谷田康真選手

今大会はここまで非常にいい準備できていますし、本当に自分たちのいいパフォーマンスをしっかり発揮して、いい結果につながるよう頑張りたいと思います。 よろしくお願いします。

 

 

―― 今大会強豪チームがたくさんいるが、特に意識しているチームは?

 

松村選手

昨年の世界選手権であたった国はあるんですけれども、今回は対戦するチームが違ったりして一概には言えないんですけれども、特にヨーロッパのチームは最近いいチームが多く強豪国となっていると思いますので、こうしたチームにはしっかりと食らいついていきたいと思います。

 

谷田選手

世界選手権では、本当にどのチームとやるにしても1戦の1勝というのが非常に重要になっていきます。 ランキングとかそういう前評判っていうものを意識し過ぎずに、どのチームにも1戦1戦集中して臨んでいきたいと思っています。

 

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去年の悔しさを忘れず

 

―― 去年の世界選手権は、あと一歩のところで予選を通過できず、いい試合もあったが悔しさもあったと思う。それがどうこの1年のエネルギーになっていたのか? 2月の日本選手権以降、ペアとしてどのような形で強化に取り組んできたのか?

 

松村選手

前回の世界選手権は本当に残り1勝といった少しの差だったところもありますので、あともう少しでプレーオフに出られたという自信と、やはり悔しさもある中で、次のシーズンでもう1回自分たちが世界選手権に出たいっていう気持ちを強く持って取り組んできました。日本選手権以降はまた日本選手権のときによくなかったこととか、崩れてしまったフォームを直したりとか、また基礎的なところに戻ったり、そして練習試合もさせてもらって、実戦的なところもやはり忘れないよう取り組んでいました。

 

谷田選手

昨年6勝3敗で上がれなかったという経験があります。本当に非常に難しい世界選手権です。どのチームとやるときの1勝でも本当に大事になってきますので、世界選手権のアイスでいかに1勝でも多くあげられるかと言うことを1年かけて2人で話し合ってきました。さらに技術的なこともそうですけれども、メンタル的なことも含めて戦術も本当によく話し合っていきました。この大会に向けては2回ほど合宿を行い、いま現在も練習試合なども行って非常にいい準備ができているところです。

 

世界選手権  2022年4月

 

―― 前回の世界選手権と比べて2人がどういう部分が良くなっていて、前回出場したときに比べてどこに手応えを得ているか?

 

松村選手

前回の世界選手権からはコミュニケーションは格段によくなっていると思いますし、私たちが取り組んできた石の軌道や投げ方の差っていうのも、しっかり埋めてきたところではあります。お互いの意思を知ることも去年よりはしっかりと向上できたところかなというふうに思います。

 

谷田選手

この1年間で、まず初めてダブルスでツアー大会、海外遠征に行き、数多くの試合経験を積んできました。その中で今まで気付けなかったというか、知らなかった戦術ですとか、アイスの変化っていうもの、ダブルス特有のものを1年間で経験してきました。それを自分たちのプレーの中に落とし込めているというのは、昨年よりも本当に非常に手応えというかレベルアップを感じています。

 

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仲間の支えに感謝…

 

カーリング強化合宿 2022年12月

 

―― 合宿はどのタイミングで、どこでやってきたのか? 練習試合はどのチームと対戦して、どんな結果だったのか?

 

谷田選手

合宿ですが、まず1回目は3月の後半に1週間程度行いまして、その後4月8日ぐらいから今北見で現在合宿を行っています。(日本選手権決勝で対戦した)小穴・青木ペアに力を借りて、きょう練習試合をやっと行い始めたところです。

 

 

―― 小穴・青木ペアとの対戦は、谷田選手・松村選手側からお願いしたのか?

 

谷田選手

やはり国内で準備する上でなるべく強いチームと試合をしたいという思いがありましたので、決勝で対戦した小穴・青木のペアにお願いしたいというのをチームで話し合い、僕の方から声をかけさせていただきました。

 

 

中部電力 2022年日本選手権

 

―― 松村選手は所属する中部電力ではリザーブに回ったところがあった。ミックスダブルスに専念することへの配慮もあったと思うが、チームメートへの思いは?

 

松村選手

昨シーズン、フィフスという立場に置かせてもらって、試合は基本的にやっぱり4人で頑張ってもらうような形になってしまいました。私がダブルスのほうでツアーにでなくてはいけないっていうタイミングもありまたので、4人だけのタイミングでは本当にきついこともあったと思います。それでも4人は私にダブルスを本当に頑張ってほしいっていうふうに言ってくれて、自信をつけてくれるような言葉を毎回かけてくれます。大会中も、またことあるごとに、くだらない連絡などもくれるんですが、やっぱり私の力になるので本当に感謝しかないです。

 

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3年後のオリンピックを見据えて

 

―― 今回の世界選手権が3年後のミラノ・コルティナ五輪に向けてどんな意味を持つか?

 

松村選手

まず2年連続で世界選手権に出て、世界大会を経験できることが私たちの中では一番プラスではあります。来シーズンからオリンピックのポイントもかかってくるんですが、その前のシーズンに、こういう経験ができるところ(は大きいです)。私たちは今シーズンからしっかりとダブルスに打ち込んできたので、そのシーズンの最初に結果を出せて世界選手権に臨めることっていうのは本当にとても大きなことだと思うので、結果も大事ですが、やって来たことを1つずつ出していくというのが大事かなと思います。

 

谷田選手

オリンピックシーズンはまだ先ですけれども、ここから来年再来年と自分たちのパフォーマンスや実力を上げていかなければいけないです。2年連続で世界選手権に出られるということで、昨年1年間やって来たことが十分だったのか、もっと必要なことがあるのというのを今回の世界選手権で確認できると思います。そういった意味で力試しというと少し軽い表現になってしまうかもしれませんが、そういった意味も含めて今大会戦っていきたいなと思います。

 

 

世界選手権で目指す戦いは…

 

2023年4月男子世界選手権 SC軽井沢クラブ

 

―― 先に行われた4人制の世界選手権を見て、ヒリヒリした場でどういう戦いをしたいか?

 

谷田選手

男子の試合を見て日本チームが非常にいいパフォーマンスを発揮していた場面が多々見られたんですけど、それよりもさらに上がいるなっていうのと、その層が本当に厚くなっているなという印象を受けています。特にヨーロッパ勢の技術力の高さをとか、勝負強さっていうものは年々上がっているような感じはしています。4人制だけではなくて、ダブルスは特にヨーロッパ勢が強いっていうところがあります。何が強いかって言うのも年々分かってきていますし、今回も世界選手権を見て再確認しましたので、そこに負けないように対策をいま練っています。

 

松村選手

私は男子も女子も少しだけ見たんですけど、やはりアイスというか、場所というか、やる国によってアイスの状況は違ったり、4人制とダブルスで同じアリーナ、アイスでも、滑り方とか曲がり方って全然違ってくるので、それはやっぱり難しいなと感じました。日本代表の選手も結構苦戦していたんじゃないかと思うので、私たちも絶対そうなるし、アイスを読むことがすごく大事になってくると思うので、肝に銘じで試合に臨みたいと思います。

 

 

―― 会場となる韓国・カンヌン(ピョンチャン五輪の会場でもある)の印象は?

 

谷田選手

僕は2018年の11月にこの会場で試合をやっていますし、そこで優勝していますので個人的には非常にいいイメージを持ったアイスで、早くその場に行って、そのときの気持ちも思い出しながらプレーしたいなっていう気持ちでいます。

 

松村選手

私はオリンピックを何試合か直接現地で見たので、その場所に自分が立てるという楽しさは持っています。

 

 

 

―― 大会の目標、掲げているものは?

 

谷田選手

昨年6勝3敗で、順位で言えば9位だったかと思うんですけど、まずはそこをしっかり超えられるように(と思っています)。そのために自分たちが今シーズン1年間準備してきましたので、その成長を結果でも出せるように、昨年の自分たちを超えられるように頑張りたいと思っております。

 

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