特集 プロ野球キャンプ2023 サンデースポーツキャスターが取材! ”宮崎編”

プロ野球キャンプ初取材の中川安奈キャスターと取材歴20年の豊原謙二郎キャスターが宮崎でキャンプをする4球団を巡りました。(サンデースポーツ 2023年2月5日放送)
中川キャスター:私にとって初めてのキャンプ取材は、豊原先輩に教わりながらいろいろな発見がありました。まずはオリックスから。
昨シーズン日本一のオリックス
豊原キャスター:キャンプ地で確認しないといけない大事なことがあって。野手とピッチャーそれぞれの練習スケジュールが貼りだされるんです。
中川キャスター:ちょうどピッチング練習の時間でした。谷さん、このようにブルペンの真横で見学ができるんです。
谷真海さん:これはもうキャンプならではですよね。近い!
中川キャスター:めちゃくちゃ近かったです。
豊原キャスター:オリックスのブルペンは、最大10人が同時に投球でき、規模としては最大級ということですが、上原さんどうですかこの広さ。
上原浩治さん:迫力もありますし、コーチと監督が1軍選手・2軍選手の両方を見られるというメリットもあると思いますよね。
谷さん:なるほど!
豊原キャスター:このブルペンの秘密は広さだけではないんです。谷さん、手前と奥で土の色が違いますよね。理由はわかりますか。
谷さん:目のトレーニング?
豊原キャスター:残念ながら不正解です。 手前の茶色は本拠地の京セラドームの土です。奥の黒土は感触を変えられるようにと違う土にしているそうです。
中川キャスター:球場と同じ環境で練習する。もしかしてこれが日本一の原動力の一つなのかもしれないですね。
ソフトバンク ファンサービスで握手も解禁
中川キャスター:ソフトバンクのキャンプ地で驚いたのは選手とファンの距離が近いことでした。選手が練習場所を移動するタイミングで声をかけることもできます。
上原さん:いいファンサービスですね。ファンはうれしいと思いますよ。
谷さん:握手もできるんですね。
豊原キャスター:そうですね。今年解禁になりましたね。
中川キャスター:練習前には、選手がサインボールを投げてくれるのですが、なんと私のところにボールが!しかしキャッチできず。
上原さん:エラーだよ!
中川キャスター:すみません(笑)。 背番号23番 周東佑京選手のボールでした。このようにお目当ての選手のサインボールをゲットできるチャンスがあります。
谷さん:ちゃんと(中川キャスターから)ファンの方にボールをプレゼントしていますね。
上原さん:さすがです。
巨人 原辰徳監督を直撃
中川キャスター:巨人のキャンプ地ではグラウンドに出て取材することができました。
中川キャスター:あれは原監督ですか。ライフガードみたいな椅子の上に座っています。
豊原キャスター:ジャイアンツの名物ですね。通称「原タワー」。
中川キャスター:名物なんですか?
上原さん:そうですね。
中川キャスター:この原タワーからはどのようにバッティング練習が見えるのか。原監督を直撃しました。
原辰徳監督:3Dになるわけじゃないですか。(地上からだと)バッティングしか見えない。(原タワーからは)走塁も守備もいろいろ見える。それに何よりコソコソ話ができるというのもいいことですよね。まあいろいろとね。
中川キャスター:コソコソ話ということですが、選手の皆さん、あまり気にしないでくださいね。
広島 名物の坂道を体感
中川キャスター:広島は多くの選手が自転車通勤。坂道では、いいトレーニングになりそうですよね。
上原さん:電動付きにしたらいいのにね(笑)。
豊原キャスター:坂道と言いますと、広島は球場を見渡せる高台に広島名物の坂があります。選手にとっては重要なトレーニング場所です。新井貴浩新監督も現役時代には、この坂で足腰を鍛えました。傾斜がきつく距離にして、およそ50メートル。
上原さん:しんどそうだな。
中川キャスター:どれくらいきついのか私も体感してみました。
上原さん:おっ、走ったんだ。速い!
豊原キャスター:いやいや、早送りしています。
中川キャスター:早送りしてもらって。どうですか、精一杯走ったのですが、上原さん。
上原さん:もうちょっとトレーニング必要かな、これ。
谷さん:でもテレビで見るより傾斜はあるんですよね、きっと。
中川キャスター:そうなんです。きつかったです。そして驚いたのが、投手陣が走る距離。私が走った場所より、もっと手前からスタートしていたのです。
豊原キャスター:上原さんも現役時代よく走って鍛えたと伺っていますが、坂道ダッシュなどはされましたか?
上原さん:ジャイアンツの球場には素晴らしい坂と素晴らしい階段があるので、走っていましたね。
豊原キャスター:走ることは重要ですか。
上原さん:重要ですね、足腰を鍛えるためには。
次回は、沖縄編をお伝えします!