ストーリー野球

プロ野球開幕!梨田昌孝&髙橋尚成の順位予想は!

2020-06-18 午後 06:43

6月19日、約3カ月遅れでいよいよプロ野球が開幕!

異例づくめのシーズンはどうなる?NHKプロ野球解説の梨田昌孝さん、日米でプレーした髙橋尚成さんがシーズンを展望します。

尚成さんが開幕前に気になったのは…

新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が約3カ月遅れとなった今年のプロ野球。試合数の削減、移動を抑える試合日程、1軍登録人数の変更など様々な特別ルールの導入、さらに当面は無観客での開催と、今年は異例づくめのシーズンとなります。緊急事態宣言の解除後、各チームは無観客での練習試合などで開幕まで調整してきました。その様子を見てきた髙橋さんが注目したポイント、それは各チームの「外国人選手」です。

 

 

髙橋尚成さん

「ことしは外国人選手が見どころのひとつです!実績十分の選手も多いですからね。」

 

中でも髙橋さんが注目したのは、阪神のボーア、DeNAのオースティン、オリックスのジョーンズの3選手。

ボーア選手は、大リーグではマーリンズなどでプレー。練習試合で3試合連続ホームランを打つなど新たな4番候補として期待がかかります。ヤンキースなどでプレー経験を持つDeNAのオースティン選手は、練習試合で場外ホームランを打つなどパワーは十分。大リーグに移籍した筒香嘉智選手の穴を埋める存在として、ラミレス監督も期待を寄せています。オリックスのジョーンズ選手は、大リーグ通算282本のホームランを記録。オールスターやアメリカ代表チームにも選ばれたことのある大リーグを代表する選手です。

とはいえ、大リーグでは実績を残しながら、日本の野球に対応できず力を発揮できない外国人選手が多いのも事実。日米の野球を知る髙橋さんの目には、3選手はどう映っているのでしょうか。

 

ボーア(左)とオースティン(右)中軸として活躍できるか

 

髙橋さん

「まずはボーアですが、左ピッチャーからは打てていませんが日本の野球に対応している印象がありますね。アメリカでは大振りでホームランを狙っていましたが、よりコンパクトなバッティングでもボールを飛ばしているイメージです。オースティンも三振の多いバッターでしたが、しっかり低めの変化球を見逃すことができています。そうして高めに甘くなったボールをホームランにしていて、こちらも日本に対応しているなと感じました。DeNAにはロペスとソトもいて、さらにラミレス監督もいますからね。彼らからいいアドバイスをもらっているのではないでしょうか。」

 

大リーグでの実績は群を抜くジョーンズ

 

髙橋さん

「ジョーンズは大リーグの本物のスター選手が日本に来たなという印象です。僕は彼が若いときに対戦経験がありますが、懐が深くスイングスピードが速い走攻守揃った選手でした。外野手として「ゴールドグラブ賞」も「シルバースラッガー賞(各ポジションで最も打撃に優れた選手に贈られる賞)」も取った経験がありますから、すばらしい活躍ができるんじゃないでしょうか。オープン戦の成績はあまりよくないですけど、日本の野球に慣れてきたらかなり打つんじゃないかと思います。」


さらに、開幕が遅れたことで、外国人選手にとってはプラスの影響があると髙橋さんは指摘します。

 

髙橋さん

「もともと外国人選手は夏場にピークが来るように調整をしてきます。開幕が遅れたことで、気温も上がってきて体もよく動くようになってきた時期に開幕できることが、いい方向に働くのではないでしょうか。」

6連戦の連続を乗り切るには

ここまではバッターに注目してきましたが、髙橋さんがあげる今シーズンの「カギ」、もう一つは「先発投手」です。ペナントレースが120試合に減り、6連戦が続く過密日程が組まれた今シーズン。先発投手の出来がチーム成績を左右すると言います。

 

髙橋さん

「試合数が少なくなるとひとつの勝利の価値が高くなりますから、各チームどんどんピッチャーを投入していくでしょう。そこで先発ピッチャーの役割はしっかりゲームを作ること。試合が少なくなればなるほど、いい先発ピッチャーの存在が大事になってくると思います。」

 

菅野らエースの働きがチームを左右する!

 

髙橋さんは特にエースと呼ばれる巨人の菅野投手、オリックスの山岡投手、さらに広島の期待のルーキー森下投手などを注目選手にあげました。先発ピッチャーがどれだけ「勝ちゲーム」を作れるか、その活躍に期待しましょう!

髙橋さんの順位予想!

ここで解説者の方には毎年恒例(?)の順位予想をお願いします!髙橋さんが考えるセ・パの順位は以下の通り。

 

セ・リーグ

1位 巨人

2位 阪神
3位 DeNA
4位 広島
5位 ヤクルト
6位 中日

 

パ・リーグ

1位 ソフトバンク
2位 ロッテ
3位 オリックス
4位 西武
5位 日本ハム
6位 楽天

 

 

髙橋さん

「底力を考えると、やっぱり巨人は抜けていると思います。期待の新外国人バッターがいる阪神が2位、そしてDeNAが3位。DeNAは打線がいいですから台風の目になるかもしれません。筒香選手が抜けて穴が出来てしまったかと思ったんですが、オースティンや新しい4番の佐野で、穴をしっかり埋められるのではないかと予想しています。」

 

ケガから復帰の柳田ら、ソフトバンクの戦力はことしも厚い

 

髙橋さん

「パ・リーグは、やはりソフトバンクが強いですね。戦力がずば抜けている。2位にしたロッテは、ポテンシャルが高い選手が多いと思うので、そこがかみ合えば。オリックスは先発ピッチャーに山岡、山本という軸があって充実している。そこで勝ち星を稼いでくると思います。連覇している西武ですが、大リーグに移籍した秋山選手の穴は大きいと思います。もともと打線で勝ってきたチームですから、3年連続で打って勝つのはちょっと難しいんじゃないかなと思いますね。」

新型コロナから復活!梨田さんが見る今シーズン

そしてもう一人のゲストは、NHKプロ野球解説・梨田昌孝さん。新型コロナウイルスに感染し治療を続けていましたが、シーズン開幕を前に無事復帰!入院中に15キロも体重が減ったそうですが、現在はリハビリをしながら体調を整えているそうです。
病から回復したばかりですが、そこは近鉄・日本ハム・楽天で監督を務めた梨田さん。監督の采配のポイントをさっそく語ってくれました。

 

 

梨田昌孝さん

「開幕が3か月近くずれたという事で、選手たちの精神的な部分をいかにコントロールしていくかは大事ですね。過密スケジュールと言われる中で、監督がどのようにうまく選手を使っていくか。各チームの選手起用に注目していきたいと思います。」

梨田さんの順位予想!

梨田さんの両リーグ順位予想。髙橋さんの予想とだいぶ異なるところが気になります!

 

セ・リーグ

1位 DeNA
2位 阪神
3位 巨人
4位 広島
5位 中日
6位 ヤクルト

 

パ・リーグ

1位 楽天
2位 西武
3位 ソフトバンク
4位 ロッテ
5位 オリックス
6位 日本ハム

 

 

梨田さん

「セ・リーグはDeNAを1位にしました。ラミレス監督は采配的にも面白いところがありますし、実績もあります。それに打線がいい。ロペス、ソト、オースティン、宮崎、そこに佐野が4番に入る。相当得点力が期待できるでしょう。巨人は新外国人のサンチェスの調子がよくないですね。大リーグに移籍した山口の穴を埋められないんじゃないか、ということで3位にしました。阪神は外国人選手を5人登録できるルールを矢野監督がうまく使えれば、ひょっとして優勝もあるかも。打線にボーアが入ってマルテもある程度やれそうな雰囲気。ただ、中継ぎのジョンソンが移籍した穴は非常に大きい、そこが不安要素ですね。」

 

先発転向した松井ら、投手陣が充実の楽天

 

梨田さん

「パ・リーグは楽天に期待です。三木新監督はまだ若いですが、外国人選手をあえて同じ日に起用したりして、投手も野手も競い合わせてチームを作ってきたのが面白い。打線には鈴木大地も獲得しましたし、涌井の加入と松井の先発転向で先発ピッチャーが割と安定している。髙橋さんは最下位に予想したみたいですが、楽天の最下位は絶対ないと思いますよ!」

ウィズコロナのシーズン、プロ野球に期待すること

最後に、おふたりに2020年のプロ野球にかける期待を語ってもらいました。

 

髙橋さん

「プロ野球界だけでなくスポーツ界全体がピンチ、世界がピンチになっていると思いますが、野球でなんとか皆さんを元気づけることができたらと思います。」

 

梨田さん

「試合数がいつもより23試合少ない、交流戦もオールスターもなくなりました。その中で選手たちは燃え尽きるくらい、全てのものを出し尽くして、若い人たちに夢を与えるようなプレーを見せてもらいたいと思います。」

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大で、あらゆるスポーツの動きが止まってしまったこの数か月。プロ野球では、開幕前に選手、スタッフ、首脳陣を対象にPCR検査を実施。その後も定期的に検査を行っていくことを決めています。日本のプロスポーツでは先陣を切って動き出すプロ野球。コロナと共生しながら最後までシーズンを戦い抜くことを期待したいと思います。

 

 


 

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