ストーリー野球

達川光男 今シーズンも語るけぇ!プロ野球徹底展望

2020-06-25 午後 06:18

3か月遅れでついに開幕したプロ野球。サンデースポーツ2020では、おなじみ達川光男さんが開幕3連戦を終えた段階で、今シーズンを徹底展望!今回も達川節全開です!

セの優勝はここだ!

まず見ていくのはセ・リーグ!
開幕前時点での達川さんの順位予想は以下の通りです。

 

1位 広島
2位 阪神
3位 巨人
4位 DeNA
5位 ヤクルト
6位 中日

 

広島の2シーズンぶりの優勝と予想をした達川さん。その理由をこう語ります。

 

達川さん

「広島はやっぱり先発ピッチャーがいいですね。大瀬良、ジョンソン、床田、九里。実績のある野村を開幕ローテーションから外しても全く問題ない陣容ですね。」

 

そして、開幕3戦目となった21日のDeNA戦では期待のルーキーが鮮烈なデビューを果たしました。ドラフト1位の森下暢仁投手が、7回無失点デビュー。リリーフが打たれ初勝利はお預けになったものの、その投球内容には達川さんも太鼓判を押します。

 

ドラフト1位の森下投手

 

達川さん

「練習試合では打たれていたんですが、森下は今日の投球で自信を持ったと思いますよ。立ち上がりはすごく悪かったんですが、どんどん良くなってきて特に5回6回のピッチングはね、もう非の打ちどころがないですよ。開幕直後ですから7回で降ろしましたが、シーズン途中だったらずっと投げさせていたと思います。この森下はね、直球も変化球も腕の振りが全て一緒。練習試合で対戦したギータ(ソフトバンク・柳田選手)が言っていましたけど、真っ直ぐのスピンがいい。あとカーブも回転がかかっていて非常にいい。ギータが言うんだからかなりのものでしょう。森下は東京六大学で大舞台を経験していますから度胸があるし、体力もありそう。シーズン通して期待できると思いますよ!」

 

14日の放送で解説した髙橋尚成さんも、6連戦が続く今シーズンは「先発ピッチャー」がカギになると展望していましたが、達川さんもこの点から広島を優勝予想。層の厚い広島先発陣に注目していきましょう。

原巨人、やっぱり強い!

“伝統の一戦”で開幕3連戦を迎えた巨人と阪神は、明暗が分かれました。例えば3位に予想した巨人。山口俊投手の大リーグ移籍や、開幕前の新外国人選手たちの不調などが心配された中、阪神相手に3連勝。達川さんが感じたのは、原監督の采配のうまさだと言います。

 

開幕戦の勝利で球団通算6000勝を達成した巨人・原監督

 

達川さん

「いやぁ、さすがは昨年の覇者ですね。原監督はね、選手の調子の見分け方が非常にうまいんですね。だから若い選手でも思い切って使う。例えばチャンスの場面で3年目の北村を代打で使いました。そのプロ初ヒットがタイムリーになりましたからね、選手起用が非常にうまい。こういう勝ち方を見ると、やっぱり原監督の采配には一日の長があるなぁと。」

 

対して、達川さんが2位に予想した阪神は3連敗。投手陣は多くの解説者が評価するところですが、この3連戦ではチャンスで得点が取れない打線に不安が見られました。特に主軸と期待されている新外国人のボーア選手は、3試合終えた時点でノーヒット。3度あった満塁のチャンスで全て凡退といいところがありませんでした。この状態を達川さんはどう見たのでしょうか。

 

ボーアの調子は?矢野監督も心配?

 

達川さん

「ボーアはまだタイミングがとれていないですね。それに力んでいる。タイミングとれないから力む、力むからタイミングがとれない。外国人バッターによくある状態ですね。そこさえ修正できれば、パワーは今の日本の球界で三本の指に入ると思うんですけど。阪神の上位予想も、いや~、ちょっと変えなきゃいかんかな。でもね、ボーアは必ず打つようになると思います。期待している外国人はね、だいたい50打席は見てあげないといけません。それでも今の状態だったら?それはもうね、アメリカ帰ってもらうしかないです。」

 

達川さん、ここは辛らつ!でもそれも期待の裏返し。今後のボーア選手からは目が離せません!

すごいぞ山本由伸!

つづいてパ・リーグ。順位予想に行く前に、この日鮮烈なピッチングをしたピッチャーについて、達川さんの話は止まりませんでした。

オリックスの山本由伸投手。楽天を8回3安打に抑え無失点。しかもフォアボールなし、10三振を奪いました。達川さんは、初回の時点で「こりゃなかなか打てんな」とこぼすほど。試合中、山本投手のピッチングは達川さんを何度も唸らせていました。

 

達川さんも文句なしの投球を見せた山本投手

 

達川さん

「もう下手したらノーヒットノーラン、いやパーフェクトゲームでもするんじゃないかというぐらいでしたね!初回はいきなり3者連続三振。しかもその内容がいい。真っ直ぐに強い1番茂木に3球真っ直ぐ勝負。これはお見事じゃった。2番鈴木大地にはフォークボール。3番のブラッシュには真っ直ぐ。山本は真っ直ぐ、カーブ、フォーク、カットボール、全て腕の振りが一緒ですから全ての球種で三振が取れます。初回に三者連続三振した時点で、楽天はとプレッシャーを感じていたようでした。それだけ山本は素晴らしかったですね。」

パの優勝は…楽天!

達川さんによるパ・リーグの順位予想は、次の通りになっています。

 

1位 楽天
2位 ソフトバンク
3位 ロッテ
4位 西武
5位 日本ハム
6位 オリックス

 

リーグ連覇中の西武は「秋山の穴が大きい、今年はしんどいと思う」と4位に予想。そして、優勝予想として挙げたのは、楽天!ここでも、注目したのは先発ピッチャーです。

 

 

達川さん

「楽天は、先発ピッチャーが有り余ってるくらい充実していますね。通常なら実績のある岸を無理して使いたくなるところですが、今は岸抜きでローテーションを組めていますからね。楽天の成績はキャッチャーの太田次第だともいえます。太田がしっかり投手陣を引っ張っていければ、投手陣と野手陣のバランスが非常に良くなる。打線も今年はいいですよ!結構点が取れると思います。」

 

達川さんが期待する楽天打線。開幕戦のオーダーは以下の通り。

1番茂木。2番鈴木大地。3番ブラッシュ。4番浅村。5番島内。6番ロメロ。7番銀次。8番太田。9番辰己。

この中で達川さんがキーマンと考えるのは、ロッテから移籍してきた鈴木大地選手。開幕戦は2番で出場しましたが、2戦目は5番を打つなど、持ち前のユーティリティさを見せています。

 

楽天のキーマンは新加入の鈴木!

 

達川さん

「鈴木大地はいろいろな仕事ができますし、勝負強いバッターですよ。ロッテではポジションが変わったり控えに回ったりして、ぐっと我慢していましたよね。自分の働く場所を求めてFA移籍したわけですから、移籍1年目はすごく張り切っていますよ!」

強打者たちの記録にも期待

全チーム合わせて29本のホームランが出た開幕3連戦。好調なバッターたちの中で、今シーズン特に好成績を残しそうな選手を達川さんがピックアップしました。

セ・リーグでは、広島・鈴木誠也選手と巨人の岡本和真選手。

 

鈴木と岡本のタイトル争いにも注目

 

達川さん

「2人には三冠王に近い成績を期待しますね。去年首位打者の鈴木は日本代表の4番ですし、岡本もその成績に肉薄してもおかしくない。以前までの岡本の打球のほとんどはセンターからレフト方向。言うならグラウンドの半分しか使っていませんでしたが、今では右中間に打てていますからね。おととし3割30本100打点を打った経験は伊達じゃないです。今年はもっと良くなっていますよ!」

 

さらに、この二人を上回る成績を残すと達川さんが熱弁するバッターがパ・リーグにいます。

 

達川さん

「やっぱり一番注目はギータですね。今年は三冠王、もしくはトリプルスリーが狙えると思いますよ!」

 

ギータ完全復活なるか!

 

昨シーズンの故障からの完全復活を目指す柳田選手。過去トリプルスリーの経験はありますが、今年は例年よりも試合数が少ない120試合。特に、2015年以来達成していない30盗塁達成は高いハードルにも思えます。それでも達川さんは、柳田選手のトリプルスリーを確信。その理由を教えてくれました。

 

達川さん

「盗塁は自分の足の状態と、後ろを打つバッターによります。ギータの足の状態は抜群にいいそうです。そうなると3番柳田の後ろのバッターが一番大事になるんですが、ソフトバンクの4番は今年バレンティンが打ちますね。」

 

バレンティンの豪快スイングが柳田の盗塁をアシスト?

 

達川さん

「実はヤクルトの山田哲人にね、キャンプの時に『すごいのぉ。トリプルスリー3回も取って』と言ったら、『バレンティンのおかげです』と教えてくれました。バレンティンは意図的ではないんですが、フルスイングの後にバットを離しがちなもんで、キャッチャーはバットをよけようと後ろに下がって構えざるを得ない。カープの會澤翼いわく、30センチから50センチ下がっておかないといけないそうです。するとキャッチャーは二塁に投げづらいですね。さらにバレンティンは、ランナーが走りたい時に打たずに待ってくれる。山田は『バレンティンの協力のおかげでトリプルスリーを3回とれた』と言っていましたよ。だから柳田もその気になれば取れる!この男は本人のやる気次第じゃね! ぜひもう一回トリプルスリーとってね、『ホークスに柳田あり』というところを見せてほしいですね。」

 

高校の先輩後輩であり、ソフトバンクのコーチ・選手の関係でもあった達川さんと柳田選手。達川さんの熱弁からは柳田選手への熱い思いがあふれているようでした。

とにかく、チーム成績からも、個人記録からも目が離せない今年のプロ野球。NHKでは中継で、そしてニュースで、異例のシーズンに奮闘する選手たちの姿をお伝えし続けます!

 


 

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