ストーリー野球

"ギータ"完全復活なるか! 2020を「最高」の1年へ

2020-02-21 午後 03:12

プロ野球・ソフトバンクでプロ10年目、31歳の柳田悠岐選手。東京オリンピックでの活躍も期待される球界を代表する強打者ですが、去年はけがでシーズンの大半を棒に振りました。完全復活を誓う今シーズンに懸ける、特別な思いを語りました。

野球ができる喜び

2月中旬。柳田選手がキャンプを送っていたのは、2軍にあたるB組。それでも、笑顔で練習する姿からは野球をできる喜びがあふれていました。

 

柳田悠岐選手

「体のコンディションは大丈夫です。オフもずっと一人でトレーニングしていましたし、いけるんじゃないかなと思います。」

 

 

2015年には打率3割、ホームラン30本、盗塁30個をクリアする「トリプルスリー」を達成。走攻守すべてにおいてハイレベルなプレーで、チームの中心選手として活躍してきました。日本代表としても、2018年の大リーグ選抜との試合ではバックスクリーンに飛び込む特大ホームラン。その規格外のパワーで、大リーグ移籍もたびたび噂されてきました。

初めての大けが「もう治らんと思った」

しかし去年の開幕直後の4月7日、走塁の際にひざを負傷。左ひざの近くの肉離れでした。

 

 

プロ9年目での初めての大けが。その回復には予想以上に時間がかかり、4か月にわたる長期離脱を余儀なくされました。ようやく2軍で実戦復帰したのは8月8日。試合後に記者に囲まれた時、思わず涙ぐむほどケガとの戦いは苦しい日々でした。

 

柳田選手

「野球ができるかどうかわからないと思ったので。いや、“もう治らん”と思いましたからね。普通、寝たらある程度良くなるでしょ、人って。ご飯食べて寝たら。それが全然なかったので。」


その後1軍に合流しチームの日本一の瞬間には間に合ったものの、出場は38試合、打率も3割を切る不本意なシーズンになってしまいました。

異例の7年契約 それでも心には

 

迎えた去年12月の契約更改。2020年シーズンからの7年契約という異例の長期契約にサイン。契約を満了すれば38歳。大リーグ挑戦は難しい年齢になります。大リーグへの思いは封印したのか。インタビューで思いを聞くと、驚きの答えが返ってきました。

柳田選手

ワンチャン、まだ諦めてないです。

 

大リーグをまだ諦めていない。その真意はどこにあるのか。本人ははっきりと明言はしませんでしたが、そのヒントは練習する姿勢から見ることができました。
柳田選手のバッティング練習。叫びにも似た声をあげながら、持ち味でもあるフルスイングを繰り返します。打球がフェンスに当たる度に強烈な音が鳴り響く、まさに気迫が伝わるようなバッティング。

 

 

長期契約を結んだからと言って気を緩めることはない。常に大リーグでのプレーも期待される存在でありたい。そんな思いが込められているスイングでした。

柳田選手

「先のことはわからないのでね。今は、その日その日を一生懸命やろうと思っています。ケガに怖さはありません。ケガをビビったら絶対にいいプレーはできないので、そこは自分のスタイルでやっていきます。それができなかったら、やめる時です。」

「最高!」の1年にする

2020年をどんな年にしたいか尋ねると、あえて言葉にはしませんでした。

 

 

両こぶしを突き出すポーズ。ホームランを打った後に柳田選手が見せる、“3150(最高)!”のポーズでした。この1年は、「ケガからの復活を期す」という枠に収まるものではないのでしょう。最後に、どこまでもポジティブな決意を語りました。

柳田選手

「人生で一番いい年にしたいですね。今年はチャンスが来ました。最高の1年にするチャンスが。シーズン全試合に出て優勝して、日本一になる。オリンピックに選ばれて金メダルも取る。最高の1年じゃないですか!」

 

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