ストーリー野球

オリックス・山本由伸 さらなる進化のための「チェ」

2020-02-14 午後 02:53

今シーズンからオリックスの「背番号18」を背負う、山本由伸投手。高校時代は甲子園出場経験なし。入団もドラフト4位ながら、プロ3年目の昨シーズン、パ・リーグ最優秀防御率のタイトルを獲得。東京オリンピックの日本代表としても期待されています。急成長を続ける21歳。このキャンプで取り組んでいることとは。

今シーズン大注目!山本由伸

 

オリックスの宮崎キャンプ。チームのエースを表す「背番号18」の周りには、いつも報道陣やファンの人だかりができています。入団4年目で大きな注目を集めるようになった山本由伸投手。その変化をさらなるモチベーションにつなげています。

山本由伸投手

「試合にいっぱいお客さんが来ていると、すごくテンションが上がります。今年はもっと勝ってもっと注目してほしいです。」

 

山本投手はプロ2年目の2018年、中継ぎとして頭角を現し、昨シーズンから先発ローテーションの一角に定着。試合終盤になっても150キロを超える速球を武器に、両リーグでただ一人の防御率1点台(1.95)を記録し、タイトルに輝きました。

 

やり投げトレーニングのねらいとは

山本投手が試合終盤でも力強いボールを投げられるのは、「ある練習」を続けてきたことが大きいと言います。

山本投手

「力を使わず速い球を投げる。それができるようになる練習です。」

 

 

プロ1年目から続けている「やり投げ」。先発として長いイニングを投げるため、取り組んでいるトレーニングのひとつです。

腕だけに頼らず、体全体を使って投げることができれば、「やり」はきれいな弧を描きます。この練習でフォームを安定させる事が、様々な効果を生みました。

山本投手

「球速も速くなりましたし、コントロールも狙ったところに投げられるようにもなってきました。いろいろな面でレベルアップできたなと思います。」

課題は緩急 新球種の習得目指す

急成長を見せる山本投手のピッチングは、他球団の強打者たちも驚かせています。2年連続でパ・リーグのホームラン王を獲得している西武の山川穂高選手は、「ストレートが速くて、変化球も速い。全部すごい。」と、山本選手への賞賛の声を惜しみません。しかし山本投手自身は、自らのピッチングに納得していないと語ります。

 

山本投手

「他のチームの野手の先輩方と話していると、僕のピッチングは『速い変化球ばかりなので、なんとかバットに当たる』とよく言われるんです。」

 

山本投手の武器のひとつが、150キロに迫る高速フォークです。しかしこうした速い変化球ばかりでは打たれてしまうと、危機感を強めているのです。今シーズン、一皮むけるためにキャンプで取り組んでいることがあります。ブルペンでの投球練習。キャッチャーに向かって山本投手が告げた球種は。
「チェ」。

 

 

チェンジアップです。ストレートの球速差が大きい変化球を習得することで、緩急のあるピッチングを目指しています。

山本投手

「もっと余裕をもって抑えられるように、チェンジアップもあったほうがいいかなと。遅いボールも投げられたら、ストレートで空振りも取れる。ピッチングの幅が広がると思います。」

東京五輪へ向かうシーズン

あくなき向上心で進化を続ける21歳。オリックスでの活躍の先は、日本代表としての大舞台があります。

去年のプレミア12ではリリーフとして主に8回を任され、チームの優勝に貢献。東京オリンピックでも活躍を誓いました。

 

山本投手

「たくさん勝って、勝利数で一番になりたいです。まずはシーズンを大切に戦う事で、オリンピックにいい流れで行けたら最高の形ですね。」 

 

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