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特集 照ノ富士「ことしこそ」黒星発進からの優勝なるか 大相撲名古屋場所

相撲 2022年7月10日(日) 午後11:50

新型コロナウイルスの感染拡大以降、初めて入場者数の制限を設けずに開催される名古屋場所。初日に訪れた6300人あまりの観客が最も盛り上がったのは結びの一番だった。横綱になってから初めての名古屋場所に臨む照ノ富士と強烈な突き押しが持ち味の小結・阿炎の対戦。照ノ富士は立ち合い、阿炎のもろ手の突きに屈せず、前に出た。

 

 

しかし、土俵際に追い詰めたところ、いなされて送り出され、いきなりの黒星となった。

 

 

照ノ富士は先場所も初日に、阿炎と同じく突き押しが持ち味の大栄翔と対戦し、不覚を取った。押し相撲に苦しみ、中日までに3敗を喫したが、そこから7連勝で3場所ぶり7回目の優勝を果たした。

 

今場所も初日黒星から優勝をつかめるのか。照ノ富士の心にあるのは名古屋場所にかける思いだ。2年前の7月場所で優勝を果たしたものの新型コロナウイルスの影響で東京・両国の国技館での開催だった。

 

去年の名古屋場所は千秋楽、横綱・白鵬との全勝対決に敗れ優勝を逃した。名古屋での優勝の経験がなく、場所前には「どんなときでも支えてくれていた名古屋の後援者の方たちやファンの方たちもいる。そこで優勝して、ずっと応援していてよかったなという思いをさせたい。去年も優勝できなかったし、ことしこそという気持ちはある」と静かな闘志を見せた。

 

 

照ノ富士のモチベーションを上げるものはもうひとつある。それは優勝回数をふたけたに乗せることだ。

照ノ富士

目標を大きく立ててやらないとモチベーションも上がらない。目標を1つたてて、それを達成するためにやっていくのが自分のやり方。そうやって頑張っていきたい。

初日の黒星の後、取材に応じなかった照ノ富士。日本相撲協会の八角理事長は「今場所も上位にとっては苦しい場所になる予感がある」と語った。名古屋場所への強い思いを持つ照ノ富士が、先場所に続き苦しい展開を勝ち抜き優勝を果たすのか。熱い15日間が始まった。

この記事を書いた人

持井 俊哉 記者

持井 俊哉 記者

平成26年NHK入局

北九州局を経て、スポーツニュース部。小1から剣道をはじめ、現在、5段。「打って反省、打たれて感謝」をモットーに何事にも謙虚に誠実にチャレンジすることを目指す。

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