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特集 優勝戦線異状あり! 本命不在で混戦必至 【カーリング日本選手権 男子 見どころ】

カーリング 2022年5月20日(金) 午前9:40

男子カーリング界に、世代交代の大きなうねりが押し寄せつつある。主役は、前年度準優勝の常呂ジュニアだ。

常呂ジュニアは若手のホープ

 

前回大会で、高校生ながら強豪を次々と破り決勝進出の快挙を成し遂げた若手のホープ。ファンの間では、サード・上川憂竜選手の名前にちなんだ“ドラゴン”というチーム名で知られている。メンバーは全員地元・常呂高校出身で、長野五輪代表の敦賀信人コーチの指導のもと腕を磨いてきた。

 

前回の日本選手権で準優勝した常呂ジュニア(2021年2月)

今年1月には日本代表として世界選手権最終予選にも出場。通っている学校が異なるため全体練習の時間は限られているものの、今大会に向けては大型連休なども利用し強豪チームとの練習試合を重ねてきた。「勝つだけではなく、見てくれる皆さんを沸かせる試合をします」とのコメントからは、早くも日本のトップチームとしての自負がうかがえる。

 

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札幌国際大学は台風の目に?

 

北海道地区代表の札幌国際大学は常呂ジュニアとしのぎを削ってきた注目のチームだ。

 

2018年の世界選手権に出場した青木豪選手

メンバーは多士済々。スキップはカナダ出身の“逆輸入”佐藤剣仁。’18年に世界選手権出場経験のある青木豪がサード。さらに新野、荻原、リザーブ登録の鎌田含め、全員がジュニア時代から実績十分。今大会の台風の目となるかもしれない。

 

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3連覇中のコンサドーレに大きな変化

 

一方で、これまで日本のカーリングシーンを引っ張ってきたチームに大きな変化があった。日本選手権3連覇中のコンサドーレは中心選手・松村雄太がチームを離れた。

 

混合ダブルス世界選手権に出場した谷田選手(2022年4月)

新スキップには、これまでセカンドを務めていた谷田康真が入る見込み。谷田は4月の混合ダブルス世界選手権に日本代表として出場し素晴らしい戦いを見せた。ジュニア時代以来のスキップ就任となるが、経験をチームに還元したい。

 

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中部地区代表のSC軽井沢は新体制で挑む

 

中部地区予選では波乱が起きた。ピョンチャン五輪代表の両角友佑を擁するTM軽井沢がまさかの敗退。勝ち上がったのは、去年日本選手権4位のSC軽井沢クラブだ。

 

実はこのチームにも今シーズン変化があった。テレビ解説でもおなじみ、ピョンチャン五輪代表・山口剛史がスキップからサードにポジション変更。これまでサードを務めていた栁澤李空がスキップとなった。新チームの滑り出しは好調で、激戦区・中部を全勝で制覇。地区予選での勢いを、本大会まで持ち込めるか。チームは、新体制で「新しい時代を作る」と鼻息荒い。

 

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絶対的な優勝候補は不在で混戦は必至

 

今大会は他にも、’19準優勝で、東大卒&現役銀行マンのスキップ・神田順平を擁するチーム東京(関東)、去年のジュニア選手権3位のチーム石村(東北)、3年連続出場で毎年味のあるプレーを見せてくれる岡山CA(西日本)、と、実力者が揃った。ただ、絶対的な優勝候補は不在で、プレーオフ進出争いは混戦が予想される。

 

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4年後のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の代表争いへ名乗りを上げるのはどのチームか。最後まで目が離せない大会になりそうだ。

この記事を書いた人

種田純郎 ディレクター

種田純郎 ディレクター

スポーツ中継ディレクター。

2013年入局。福岡局→スポーツ番組部を経て、現在はスポーツ中継番組担当。

カーリングでは、ピョンチャン五輪日本代表決定戦や、ピョンチャンでの現地取材を経験。日本選手権・世界選手権の中継も担当している。

いつか自分でカーリングチームを作ってみたい。

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