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特集 スキージャンプ 小林陵侑選手と髙梨沙羅選手 両エースを中心に金メダル獲得なるか?北京オリンピック

スキー オリンピック 2022年2月2日(水) 午後5:30

スキージャンプは、飛距離と空中姿勢や着地の美しさを競う競技です。各大会によってジャンプ台の形状が変わり、風の強弱や向きなどの天候の影響を受けやすく、どのような条件でも飛距離を伸ばすことができるかが大きな鍵です。

 

オリンピックでのジャンプの歴史は長く、1924年に開催された冬季の第1回となったフランスの「シャモニー・モンブラン」大会から行われてきました。

 

1972年 札幌オリンピック スキージャンプ70m級 日本勢が表彰台を独占

日本勢は1972年に開催された札幌オリンピックのスキージャンプ70メートル級で笠谷幸生さんが金メダル、金野昭次さんが銀メダル、青地清二さんは銅メダルと表彰台を独占しました。

 

1998年 長野オリンピック スキージャンプ団体 日本が金メダル

「日の丸飛行隊」と呼ばれた選手たちの活躍に日本中が歓喜に沸いたのは、1998年の長野大会。日本は男子団体と、個人ラージヒルで船木和喜選手が金メダルを獲得しましたが、日本はこの長野大会以降、金メダルから遠ざかっています。

 

2018-19 スキージャンプ男子 W杯最終戦 プラニツァ大会表彰式 小林陵侑選手がW杯総合優勝

今回の北京大会では、ジャンプ男子で日本選手で初のワールドカップ総合優勝を成し遂げるなど歴史を塗り替えてきたエースの小林陵侑選手に日本の6大会ぶりの金メダル獲得の期待が高まっています。

 

日本代表、男女合わせて9人の顔ぶれです。

 

1998年長野大会以来の金メダル獲得なるか 男子のエース・小林陵侑選手

21歳の新鋭として初出場した前回のピョンチャン大会では、ラージヒルで日本勢トップとなる7位入賞と周囲を驚かせました。

 

2022年1月 ジャンプ週間で総合優勝

あれから4年、年末年始の4試合で争う伝統の「ジャンプ週間」で日本選手としては初めてとなる2回目の総合優勝の快挙を成し遂げた上、ここまで6勝を挙げて、みずからが持つ日本男子のワールドカップ最多勝利数を通算25勝に更新するなど、名実ともに日本のエースに成長しました。

 

2022年1月 スキージャンプ 男子 W杯 ヴィリンゲン大会

今シーズンの小林選手は「夏からずっとやってきたいいジャンプのイメージがかみ合っていて、だめでも次の試合までには修正できている」と、ジャンプの安定感は、世界のトップラスの中でも群を抜いています。新型コロナウイルスの影響で北京大会本番の会場ではテスト大会が行われず、初めてのジャンプ台にいかに合わせることができるか調整力が問われています。

女子のエース 髙梨沙羅選手は

2018年 ピョンチャンオリンピック スキージャンプ女子 個人 ノーマルヒルで銅メダル

女子のエース髙梨沙羅選手は3大会連続3回目の出場。オリンピックで悲願の金メダルを目指します。前回のピョンチャン大会では、ジャンプでただ1人のメダルとなる銅メダルを獲得しました。

 

2022年1月 スキージャンプ 女子 W杯 リュブノ大会で今季初勝利

しかし、世界の強豪との大きな壁を肌で感じて「何かを変えないと勝てない」と北京大会に向けた4年間でジャンプの形をゼロから作り直してきました。今シーズンはワールドカップで1勝を挙げ「この4年間で経験したこと、積み上げてきたことを出し切りたい」と意気込んでいます。

“日の丸飛行隊”復活なるか?

1チーム4人の選手が2回ずつ飛んで合計ポイントを競う団体。ピョンチャン大会では、3位と100ポイント以上の差をつけられ大敗しました。その差は、エースの小林選手が中心となって着実に詰めることが出来ていて、ソチ大会での銅メダル以来のメダル獲得を狙います。

 

2022年1月 W杯ザコパネ大会 団体で3位 (左から)小林 陵侑、中村 直幹、小林 潤志郎、佐藤 幸椰の各選手

さらに、ことしに入ってから小林陵侑選手や、ワールドカップで通算2勝を挙げている佐藤幸椰選手などで臨んだ団体では、2戦連続で表彰台に立っていてオリンピックへ大きな弾みをつけています。最後に飛ぶとみられる小林陵侑選手までに、ほかの3人ができるだけ飛距離を伸ばしてエースに託したいところです。

 

佐藤選手は「(小林)陵侑選手に逆転してもらうのではなく最後に飛ぶまで残りの3人が仕事をしないといけない」と決意を話しています。

新種目・混合団体 日本はメダルを狙える位置

男女2人ずつの合わせて4人でチームを組み、その合計得点で争う「混合団体」は今大会から実施されます。

 

2017年 世界選手権 混合団体 日本が銅メダル

世界選手権では2大会連続でメダルを逃していますが、男女のエース、小林陵侑選手と髙梨選手が、ふだんどおりの力を発揮できればメダルを狙える位置にいます。

 

 

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この記事を書いた人

沼田 悠里 記者

沼田 悠里 記者

平成24年 NHK入局。金沢局、岡山局を経てスポーツニュース部。

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