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特集 大相撲の行司っていったい何なの?

相撲 2022年1月10日(月) 午後3:30

大相撲の土俵できらびやかな装束に身を包み、力士の取組を裁いて勝負の行方を決める行司。知っているようでも知られていない行司の仕事。大相撲の行司っていったい何なのか改めて調べてみました。

大相撲の行司って何をする人なのか?

日本相撲協会の決めた審判規則の中に、行司は両力士が土俵に上がってから競技を終えて土俵を下りるまで、進行の主導的な立場にあり、競技の進行、勝負の判定を決める、となっています。つまり行司の役割は土俵上の取組を進行して、勝ち負けを決めることです。

 

軍配を挙げ勝ち名乗りを上げる

 

審判規定では詳しく行司の動作が決められていて、勝ち力士出場の東か西に軍配を明白に差し上げることによって勝負を決め、勝ち力士に勝ち名乗りを上げ競技を終えるとなっています。

土俵の上では行司は何と言っているのか?

腰をかがめて力士の足元を見つめる

 

これも審判規定で決めています。時間前の仕切りでは「構えて、まだまだ」と言って、技をかけているときは「残った、残った」です。両力士が動かない場合は「ハッキョイ」と言います。「ハッキョイ」は「発気揚々」のことで、気合いを入れて全力で勝負しようという意味という説もあります。立ち合いのとき「手をついて」と言う行司もいます。

物言いがついたら行司はどうするのか?

物言いの協議で発言はできない

 

物言いとは、土俵の下の審判や控え力士が行司の勝負判定に異議があるときに手を挙げて、5人の審判が土俵上で協議することです。審判長がビデオ室で勝負を見守っている親方に無線で連絡をして意見を求めることもあります。

 

行司は協議の輪の中にいるが、発言はできません。自分の勝負判定についての協議だから発言ができないのは当然です。

 

 

相撲専門雑誌「NHK G-Media大相撲中継」から

 

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