ストーリー競馬

ことしは混戦!最後の3歳クラシックを制するのはどの馬か

2021-10-22 午後 04:55

今度の日曜日(10月24日)、ことしの3歳クラシック三冠レースを締めくくる“菊花賞”が行われます。

 

4月の皐月賞(2000m)はエフフォーリア、5月の日本ダービー(2400m)はシャフリヤールがそれぞれ勝利。しかし、2頭ともにより距離の適性が高いレースを目指して、3000mの菊花賞ではなく違う路線を選択。GⅠ勝利馬が不在の菊花賞となり、ことしは混戦と見られています。

実績はトップ 惜敗続きに終止符を!

注目されるのが皐月賞、日本ダービーともに3着、実績では出走予定馬で最上位とも言えるステラヴェローチェです。

 

9月の神戸新聞杯に勝利したステラヴェローチェ

 

秋の初戦、菊花賞の前哨戦となる9月の神戸新聞杯に勝利。初のGⅠ勝利に向けて弾みをつけました。日本ダービーからひと夏を越え、神戸新聞杯では体重が18キロ増加。たくましくなった姿を披露しました。

 

須貝 尚介 調教師

 

管理する須貝尚介調教師は「背も高くなり、馬の幅も広くなって、(体重の増加は)成長分と理解している」と見ています。

 

手綱を取るのは吉田隼人騎手。皐月賞から4戦連続です。ことしは、あの白毛馬ソダシで桜花賞を勝ち、自身初のクラシック勝利を果たしました。

 

吉田 隼人 騎手

 

「前走は馬場が悪い中でしっかり走ってくれたので、距離もこなしてくれると思います。菊花賞はいつか勝てたらいいなと思っているレース。十分チャンスがある馬なので気を引き締めて頑張りたい」と抱負を話しました。

 

ここまで、7戦すべて5着以内。堅実な走りを見せてきたステラヴェローチェが最後の一冠を手にするでしょうか。

混戦の中 ことしの実績馬は

菊花賞のもう一つの前哨戦であるセントライト記念を9番人気で勝ったのがアサマノイタズラ。

 

菊花賞の最終追い切りで調整するアサマノイタズラ

 

それまで先行策が多かった中、初めて騎乗した田辺裕信騎手が後方からレースを進め、直線で差し切りました。田辺騎手も「思っていた以上にいい脚を使ってくれた。馬の能力の高さに驚かされた」と話しました。菊花賞という大舞台で、一気に注目の一頭となりました。

 

皐月賞2着とビッグタイトルにあと一歩だったのが、タイトルホルダー。

 

皐月賞で2着に入ったタイトルホルダー(右端)

 

父は2015年に皐月賞とダービーを制したドゥラメンテ。その父は2004年にダービーを勝ったキングカメハメハ。親子3代にわたるクラシック勝利がかかります。

 

タイトルホルダーと栗田徹調教師

 

前走のセントライト記念では1番人気に支持されましたが13着。ただ、栗田徹調教師は「前走はスムーズに先行することができず、この馬の持ち味を出すことができなかった。気性もいい。折り合いに専念すれば、3000mの距離でもきっちり最後まで走り抜けられる」と話しています。

母子GⅠ制覇なるか

まだまだ実力が計り知れないのが、オーソクレースです。

 

2015年のエリザベス女王杯、翌年の宝塚記念を制したマリアライトを母にもつ素質馬で、デビューから注目を集めていました。2歳時のGⅠホープフルステークスでは2着と力を見せましたが、その後、骨折で戦線離脱。9か月ぶりのレースとなったセントライト記念で3着と好走しました。

 

オーソクレースと久保田貴士調教師

 

オーソクレースの久保田貴士調教師は、母のマリアライトも管理していました。厩舎に初めてのGⅠ制覇をもたらした思い入れのある馬です。マリアライトの子でGⅠに臨めるのは「調教師冥利に尽きる」と嬉しそうでした。

 

親子の似ているところについて伺うと「まったく似ていないんですよ。お母さんは、とてもまじめ。でも、この馬はとぼけたところがあって、甘えてきたりもする。その遊びがある分、自分のペースで走れるところが良いところ」と話していました。

 

先日から関西も一気に気温が下がり、秋の深まりを感じます。

 

ことしは阪神競馬場を舞台に行われる、例年とは違った菊花賞。最後のクラシックレースが楽しみです!

第82回 菊花賞
10月24日(日)総合 午後3時
NHKプラスでも!

この記事を書いた人

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清水 敬亮 アナウンサー

2007年入局 宮崎局-釧路局-岡山局-大阪局

 

思い出の菊花賞は、牝馬のダンスパートナーが参戦した1995年。その年のオークスを制して、海外遠征を挟み、秋は菊花賞に挑みました。1番人気に押されるも5着。ただ、小さな馬体での好走はとても印象的です。ことしはディヴァインラヴが牝馬で挑戦します。

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