ストーリーバスケットボール

Bリーグ最年長 折茂武彦『現役最後のオールスター』地元・北海道のために駆ける49歳

2020-02-04 午前 0:00

Bリーグ現役最年長の49歳、レバンガ北海道の折茂武彦(おりも・たけひこ)選手。今シーズン限りでの引退を表明しているレジェンドが1月、チームの地元北海道で行われた最後のオールスターに挑みました。現役最後のオールスターにかける思いを取材しました。

 

 

積み重ねてきた得点はなんと1万得点超。正確なシュートと勝負強さで長年日本バスケットボールを引っ張ってきた折茂武彦選手。北海道への思いを胸にプレーを続けてきました。

折茂武彦選手

北海道に来て13年がたちましたが、北海道は特別。アウェーの試合でいろんな都道府県に行きますが、早く北海道に帰りたいといつも思います。人もいいし、住みやすいし、とても心地のいい場所だと思います。

 

埼玉県出身で、大学卒業後は東京の実業団チームに所属していた折茂選手。30代半ば、若手の成長もあり、出場機会は減っていました。

「もう一度力を示したい」そう思っていた折茂選手に力を貸してほしいと声をかけたのが北海道のバスケットボールのプロチームでした。移籍後、折茂選手は懸命にプレーしたものの、チームは最下位に低迷します。それでも北海道のファンはあたたかい声援を送り続けました。

折茂武彦選手

それまで、勝つことだけに執着して、自分の事しか考えてこなかった自分にとって北海道のファンの応援は衝撃でした。

北海道に来てくれてありがとうっていうことをたくさんの方に言ってもらって本当にそれが自分の心に響きました。たくさん自分を必要としてくれているんだなっていう事をすごく感じたので。プレーヤーとしてもそうですし、人としても変われた瞬間というか、時だったのかな。

 

 

自分を必要としてくれた北海道のファンに恩返しがしたい。チームの資金繰りが悪化し、存続が危ぶまれると、折茂選手が自らチームの経営を引き受けました。社長となって私財をなげうち、資金集めに奔走しました。

そして現役最後となった今シーズン、折茂選手はファンに特別な舞台を用意しました。

 

 

Bリーグのスター選手が集うオールスターゲームを北海道に招致したのです。折茂選手自身もファン投票で選ばれて先発出場。北海道のファンの前で14得点の活躍、MVPに輝きました。

 

折茂武彦選手

最高です。その一言です。こういう舞台に立たせてもらって、こういう形で引退する年にMVPもとらせてもらって。

今後は、コート外でBリーグを含めてバスケットを盛り上げていけるような活動もしていきたいし、子どもたちにもっともっとバスケットの良さだったり、楽しさだったりっていうのを伝える役目も残っているので、そういう意味では選手よりやることは多いと思っています。

 

Bリーグのシーズンは4月まで。現役引退した後も折茂選手はレバンガ北海道のチーム運営に関わり続ける予定です。

吉本直樹

スポーツ情報番組部ディレクター。中学・高校とバスケットボールに打ち込む。競馬についても多数企画を制作。

関連キーワード

関連トピックス

最新トピックス

RANKING人気のトピックス

アクセス数の多いコンテンツをランキング形式でお届け!