ストーリー陸上

メダルだけじゃない! 東京オリンピック"〇〇年ぶり"快挙 前編(陸上)

2021-08-08 午後 0:35

日本が史上最多のメダルを獲得している東京オリンピック。でも、メダル以外にもそれぞれの競技史に残る、日本選手たちの好成績がたくさん出ています。前編では今大会、特に躍進が目立った陸上競技。4大会ぶり以上の歴史的な快挙をまとめました。

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中距離での入賞は93年ぶり! 女子1500m 田中希実選手

大躍進をみせた 田中希実選手

田中希実選手 1500m決勝後インタビュー

入賞で国旗(を掲げた)っていうのはちょっと申し訳ないというか、恐縮する気持ちだったんですけど、でもやっぱり日本人初で1500m出場することができたので、新しいことができたっていうことで、自分へのご褒美と、応援してくださる皆さんにも喜んでいただけるかなと思って、いい姿を見せることができて、すごくうれしいです。

 

女子1500mは日本選手の出場自体が史上初めてでした。田中希実選手(21)は予選で自身がもつ日本記録を2秒近く更新。準決勝でもさらに3秒以上更新して3分59秒19を記録し、日本選手で初めて4分を切りました。そして決勝でも4分を切って8位でゴール、入賞という大きな結果を残しました。

 

田中選手(左)と日本の女子選手初のメダリスト人見絹江さん(右)

 

800mを含む中距離種目としても、決勝進出・入賞は男女を通して93年ぶりの快挙。1928年のアムステルダム大会で800mの銀メダルを獲得し、日本の女子選手初のメダリストとなった人見絹枝(ひとみ・きぬえ)さん以来の記録となりました。

男子走り幅跳び 37年ぶり入賞 橋岡優輝選手

決勝で8m10cmを跳んだ 橋岡優輝選手

 

男子走り幅跳びの橋岡優輝選手(22)は6位。日本選手として、ロサンゼルス大会で7位に入賞した臼井淳一さん以来、37年ぶりの入賞となりました。85年ぶりのメダルが期待されましたが、自己ベスト8m36cmの記録をもつ橋岡選手の挑戦は、次のオリンピックへと続きます。

男子3000m障害 史上初の入賞 三浦龍司選手

 

予選で日本記録を6秒更新し決勝へ 三浦龍司選手

 

男子3000メートル障害では、三浦龍司選手(19)が日本選手として49年ぶりに決勝へ進出。7位で史上初の入賞を果たしました。今大会を含め3か月連続で日本記録を更新した三浦選手。「この種目の知名度を上げた」と評価する声も上がっています。

女子マラソン 4大会ぶり入賞 一山麻緒選手


2時間30分13秒でゴールした 一山麻緒選手

 

女子マラソンの一山麻緒選手は8位。2004年アテネ大会金メダルの野口みずきさん以来、17年ぶりの入賞です。女子マラソンは1992年のバルセロナ大会から4大会連続でのメダル獲得のあと、苦戦が続いていましたが、結果を残しました。

 

女子10000m 25年ぶり入賞 廣中璃梨佳選手

決勝で自己ベストを更新し入賞した 廣中璃梨佳選手

 

廣中璃梨佳選手は女子10000メートルで7位。日本選手として1996年アトランタ大会での、5位千葉 真子さん 7位川上 優子さん以来25年ぶりの入賞です。廣中選手は日本新記録を出した女子5000メートルに続く自己ベストの更新でした。

女子やり投げ 57年ぶり決勝進出 北口榛花選手

決勝進出を喜ぶ北口榛花選手

 

”入賞”とはならなくても、歴史的な快挙を成し遂げた選手たちもいます。

 

予選を突破したときの明るい笑顔が話題になった女子やり投げの北口榛花選手。12位で大会を終えましたが、決勝進出は1964年の東京オリンピックの佐藤弘子さん、片山美佐子さん以来、57年ぶりでした。

男子110mハードル 2人が57年ぶりに準決勝進出

2人同時に準決勝へ 泉谷駿介選手(左)と金井大旺選手(右)

 

男子110メートルハードルでそろって準決勝に進出した泉谷駿介選手と金井大旺選手。この種目での準決勝進出は、1964年の東京オリンピックの安田寛一さん以来、57年ぶり。泉谷選手は準決勝3組の3位と健闘しましたが、わずか0秒03及ばず史上初の決勝進出は果たせませんでした。

女子100mハードル 21年ぶりに準決勝進出 寺田明日香選手

12秒95で準決勝へ 寺田明日香選手

 

ハードルでは、女子100mハードルの寺田明日香選手も準決勝に進出。日本勢としては2000年シドニー大会の金沢イボンヌさん以来でした。

男子走り高跳び 49年ぶりの決勝進出 戸邉直人選手 

2m28センチを跳び決勝へ 戸邉直人選手 

 

男子走り高跳びの戸邉直人選手は13位。1972年ミュンヘン五輪で19位だった冨沢英彦さん以来、49年ぶりの決勝進出でした。

 

メダルだけじゃない歴史的快挙 新たな「礎」に

世界トップレベルとの差が大きく、上位進出が難しいといわれてきた陸上で、歴史を塗り替えた東京オリンピックの日本代表の選手たち。メダルの色や数にとどまらない、スポーツの魅力を印象づけました。

 

たゆまぬ努力で打ち立てられた功績は、これからの日本陸上界の新たな礎となり、さらなる躍進へつながっていきます。

 

陸上以外の競技については後編でまとめています

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