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"スポーツの王"近代五種 誕生のきっかけは戦果報告!?

2020-02-26 午前 09:10

近代五種とは、名前の通り5種目を連続して行い順位を競うスポーツ。
日本に50人ほどしかプレーヤーがいないという近代五種ですが、1912年第5回ストックホルム大会から実施されているオリンピック競技で、意外と歴史は100年以上と長いのです!

 

近代五種の始まりはある屈強な兵士の行動!?

近代五種で行われる種目は、フェンシング・水泳・馬術・射撃・ランニング。

それにしてもこの5種目、かなりバラバラな印象を受けませんか?

 

 

実はこの5種目になった理由は、ナポレオン時代にさかのぼります。兵士が戦果を報告するため、馬で駆け、銃と剣で敵を打ち倒し、泳いで川を渡り、走って丘を越えたという壮絶なエピソードから生まれました。

 

この過酷さから、特に人気の高いヨーロッパでは“King of Sports(キング オブ スポーツ)”と呼ばれているんだとか!

 

 

しかし、この5種目をすべてトレーニングするのはかなり大変…。

そのため、日本国内の競技人口は50人ほど。近代五種の関係者は少しでも優秀な選手を集めるために、日々アスリートの練習場に出向いては陸上選手や水泳選手をスカウトしているんだそうです。

 

華麗な衣装チェンジも見どころ!

ルールもスタイルが全く違う5種目を行う近代五種では、種目ごとに装いも違います!

ここからは、そんな5種目をざっと紹介します!

 

 

まずは1種目めのフェンシングです。選手たちは全身防具に身を包んで登場!剣の先にセンサーがついており、突きが決まれば機械が感知し加点されます。このとき相手の全身のどこを突いてもOK!

 

 

近代五種ではこれを総当たり戦で行うので、オリンピックではなんと35人の選手と戦うんです!

この時点で結構な体力を使いそうですね…。

 

 

2種目めは、フェンシングとは真逆に極限の軽装備で挑む水泳!

200mを自由形で泳ぎます。オリンピック選手となると、200mなんてあっという間です!ここで順位をグンと上げる選手も!

 

 

続いてジャケットとブーツを身につけて挑むのは、3種目めの障害馬術。

 

 

馬場に設けられた障害を順番に飛び越えていきます。ミスが少ないほど高得点!

ちなみに近代五種の馬術で乗る馬は、主催者側の貸し出し。どの馬になるかは抽選で決められるのです!

 

初対面の馬の性格を見極めて意思疎通を図り、数ある障害物を越えられるかが選手の腕の見せどころ!

 

 

最終種目は、射撃とランを合わせたレーザーラン。800m走をしながら射撃を4回繰り返します。

 

近代五種の順位は、それぞれの成績をポイントに換算し、合計点の高かった選手が優勝となります。このレーザーランでは、これまでの3種目の合計ポイントが高い順に、1ポイントにつき1秒の時間差をつけてランからスタート!

 

つまり、このレーザーランを1位でゴールすれば優勝。順位が見た目でわかりやすく、逆転も大いにありえるのです!近代五種の山場がこのレーザーランというわけですね!

 

 

射撃の的は選手の数だけ用意され、自分のゼッケンが書かれた場所で行います。

 

 

使用する銃は、光線を当て的が感知するというレーザーピストル。ちょっとSFっぽいですね。

 

 

光線を命中させるのは10m先にある的の直径はおよそ6cm。これは難しそう!

 

 

的を外しても、後ろから迫りくる選手に焦ってはいけません。なぜなら、このレーザーピストルは一度撃ってしまったら、レバーを引かないと次の射撃ができない仕組みになっています。1発にかかる時間はざっくり3秒。連射ができないため、できるだけ少ない球数で打つことが肝心です。

 

さて、射撃で5回命中させたらすぐにラン続行!

こうしてラン、射撃、ラン、射撃…と4回繰り返すので、順位を上げようとランでスピードを上げすぎても息がなかなか整わず、射撃で後れを取ってしまうこともあるのです。

 

そう、走った直後に瞬時に息を整え、正確に射撃を行うのがこの種目の最大の難関。いかに自分の体力を計算し、余力を上手に残すかが勝利のカギとなります。

 

 

一つのスポーツを極めるのにも大変なのに、5種目をこなさねばならない近代五種。マルチで屈強な選手から目が離せません!

ぜひ今年の東京オリンピックで、その身体能力に注目してみてくださいね!

 

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