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東京オリンピックの”混合”種目 過去最多の背景は?

2021-08-04 午後 08:00

過去最多の33競技339種目が行われている東京オリンピック。その中で、リオデジャネイロ大会の2倍に増えたのが「男女混合」の種目です。今大会の大きな魅力の一つとなった、混合の新種目。男女別の戦いとは違った見どころがありました。

混合ならではの駆け引き 卓球混合ダブルス

 

いつからある?

世界選手権では1926年の第1回のときから行われる、歴史ある種目

ルール

男女ペアによるダブルス 2人の選手が必ず交互に返球する

ここがポイント

パートナーとの連携や、それぞれのプレーの特徴を踏まえた戦略性の奥深さ

 

水谷隼・伊藤美誠ペアが中国ペアとの激闘を制し、卓球 混合ダブルスのオリンピックでの最初の金メダルを獲得。日本卓球史上初の金メダルとしても話題になりました。

 

2人の選手が必ず交互に返球するルールのため、パートナーの特徴を深く知っていることが不可欠!幼いころからお互いを良く知る水谷選手と伊藤選手ならではのコンビネーションが見事でした。

メダリストたちの共闘 柔道混合団体

柔道 混合団体日本チーム

いつからある?

東京オリンピックに向けて、2016年のリオ大会後から世界大会などで実施

ルール

階級の違う男子3人女子3人でチームを構成し、勝ち数を競う

ココがポイント

メダリストが勢ぞろい!選手同士の関係が見える!

 

個人種目でのメダリスト勢ぞろいとなった日本チームの6人が並ぶ姿には

「全員並ぶとかっこいい・・・」

「アベンジャーズに見えて仕方ない」 といった声が。

 

選手たちが試合を見守り、合間には声をかけ合うなど、選手同士の関係性が見えたのも新鮮でした。

 

金メダルのフランス 選手同士が声をかけあい 共に戦った

 

目まぐるしい展開! 競泳 混合400mメドレーリレー

男女が同時に泳ぐ 混合400mメドレーリレー

いつからある?

世界選手権では2015年から実施

ルール

男女2人ずつ、4人が4つの泳法を分担。配置は自由。

ココがポイント

選手が交代するたびに展開が変わる!男女が同時に泳ぐ姿も新鮮。

 

水泳の新種目 混合400mメドレーリレーは、選手の配置に各チームの戦略が表れていました。選手が交代するたびに、差が開いたり、縮まったり、目まぐるしく展開が変わるエキサイティングなレースでした。

 

混合リレーアメリカのケーレブ・ドレセル

 

決勝の最終泳者、他の7チームすべて女子選手が泳ぐ中、唯一の男子選手で後方から猛追したアメリカのドレセル選手の泳ぎは圧巻でした。

 

チーム力がカギ!陸上混合1600mリレー


 陸上 混合1600mリレー

いつからある?

世界選手権では2019年から実施

ルール

男女2人ずつの4人×400mのリレー 走順は自由

ココがポイント

個人のタイム差をチームの力で埋める!

 

陸上の混合1600mリレーも走順は自由でしたが、決勝は全9チームが男子-女子-女子-男子の順番。4人のタイムの合計だけでは測れない力で金メダルを勝ち取った、ポーランドのチームワークが見事でした。


歓喜のポーランドチーム

解説 谷川聡さん

フラットのタイムだけでいうと、おそらく2秒ぐらいアメリカ(銅メダル)とポーランド(金メダル)の差があると思いますね。ところがこのバトンの流れ、さらにはこの混戦の中での走り方。伝統的なポーランドの強さを混合リレーで見せましたね。

スピード感が話題に トライアスロン 混合リレー

トライアスロン混合リレー

いつからある?

2009年に初めての世界選手権が開催

ルール

男女2人ずつの4人が、水泳・自転車・ランニング、それぞれを個人種目の5分の1程度ずつ行い、リレーで競う

ココがポイント

トランジションは大急ぎ!スピード重視のデッドヒート!

 

バイクからランへのトランジションを急ぐ ニナー賢治選手

 

スイムからバイク、バイクからランへ、競技種目の切り替え”トランジション”は一人2回。その速さもタイムに大きく影響するため、大急ぎのトランジションに注目が集まりました。

 

個人種目よりも一人当たりの距離が短いので、レースはスピード重視のデッドヒートになり、SNSも盛り上がりを見せていました。

「展開が早くてあっという間だった。」

「最後までどうなるかわからないところが面白い」

「短くテンポよく展開が早くてダレるところがない!」

「トライアスロン初めて見たけど、はまりそう。」

"混合”種目増は オリンピックの男女平等 実現の一歩

他にも、アーチェリーや射撃など、全部で18の混合種目が行われている東京オリンピック。

 

混合種目が増えた背景には、IOCが目指すオリンピックの姿があります。

IOCが2014年に採択した「オリンピックアジェンダ2020」で示された「オリンピックムーブメントの未来に向けた改革案」の40の提言の一つに、「男女平等を推進する」があります。

 

具体的には

・競技大会への女性の参加率50%を実現する
・男女混合の団体種目の採用を奨励する 

 という2つが明記されています。

 

混合種目が増えた今大会への女性の参加率は、リオ五輪の45.6%から、48.8%と過去最多になりました。

次回のパリ大会ではさらに増えて50%になり、史上初めて男女の選手数が同じになります。

 

 

 

混合の団体種目の数が大きく増えた東京オリンピックは、オリンピックの男女平等の歴史の1ページとしても重要な意味を持ちそうです。

"混合”種目の見逃し配信はこちらから

動画|東京2020オリンピック

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