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夢を叶えて世界に挑んだアスリートたち 東京オリンピック

2021-07-27 午後 07:00

世界には、国や地域の代表としてオリンピックに出場すること自体が、“ひとつの夢”だというアスリートたちがいます。今回は、そんな思いで東京オリンピックでの戦いを終えたアスリート3名を紹介します。

トンガ初の女子テコンドー選手

マリア・パセカ選手(左)とピタ・タウファトファ選手(右)

 

トンガ代表で20歳のマリア・パセカ選手は、開会式では、同じテコンドーに出場するピタ・タウファトファ選手とともに旗手を務めました。

 

そして、テコンドーの女子67キロ級に出場。トンガの女子選手が、テコンドーでオリンピックに出るのは初めてのことです。

スポーツを始めるきっかけに

マリア・パセカ選手

 

彼女がテコンドーを始めたのは、11歳の頃。すでにテコンドーを学んでいた兄の影響と、道着へのあこがれからでした。試合数も少ないトンガで、選手としてやっていくのは簡単ではありませんが、テコンドーを愛しているという彼女は、オリンピック出場の夢を叶えました。

 

そこには、トンガの若い女性たちがスポーツを始めるきっかけになればという思いも込められていました。

 

 

東京オリンピックでは、1回戦敗退。その後の敗者復活戦でも敗れ、勝利を挙げることはできませんでしたが、開会式で旗手をつとめた姿や試合で奮闘した姿は、母国にも届いたのではないでしょうか。

父は日本人 フィリピン初の女子柔道選手

 
開会式でフィリピンの旗手を務めた、セブ島出身のキヨミ・ワタナベ選手は、柔道の女子63キロ級に出場。フィリピンの女子選手が柔道でオリンピックに出場するのは、初めてでした。
 
父が日本人、母がフィリピン人で、10歳の頃に父が育った山梨県に移住してきました。その後、早稲田大学に進み、2018年アジア大会では63キロ級で銀メダルを獲得しました。
 
去年2月にドイツのデュッセルドルフで開催された柔道グランドスラムでは、左ひじの脱臼というアクシデントに見舞われましたが、無事に回復。東京オリンピックでは、1回戦敗退でしたが、けがを乗り越えて参加した、父の母国、日本でのオリンピック参加は、彼女にとって大きな意味があったに違いありません。
 

インド初の女子フェンシング選手も

(本人のTwitterより)

 

インド代表のババーニ デビ・チャダラバダ アナンダ スンダララマン選手は、フェンシングの女子サーブル個人に出場。インドの女子選手が、オリンピックのフェンシングに出場するのは初めてでした。

 

インド南部のタミルナードゥ州出身のババーニ デビ選手は、2004年にフェンシングを始めました。当初は道具を買うことができず、竹の棒で練習していたそうです。それでも、メキメキと実力をつけた彼女は、2007年に国際大会に初出場。10年後の2017年には、初めて国際大会で金メダルを獲得しました。東京オリンピックでは、2回戦敗退でしたが、初戦の1回戦で勝利を収めていて、大きな足跡を残しました。

 

2回戦の試合の様子 右がババーニ デビ選手

 

オリンピック出場という夢を叶えた世界のアスリートたち。母国における競技のさらなる発展に努めてくれることを願ってやみません。

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