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特集 女子団体パシュート 日本チーム会見(全文)

その他のスポーツ 2018年2月22日(木) 午後0:00

女子団体パシュートで強豪オランダを破り、みごと金メダルに輝いた日本チーム。高木菜那、高木美帆、佐藤綾乃、菊池彩花の4選手が、会見で喜びを語りました。その全文です!

 

Q.金メダルおめでとうございます! 高木美帆選手、率直な今のお気持ちを聞かせてください。

 

A.この金メダルというものは、チームでしか成し遂げることができないと思っていて、個人種目の悔しさをぶつけるというよりは、このチームで金をとりたいという気持ちが強くあって、最後までその強い気持ちで、みんなで滑りきることができたので、ほんとうによかったなって思います。

 

高木美帆選手

 

Q.高木姉妹に質問です。今大会、お互いはどんな存在でしたか?また、会場に来たご家族に対してどんな気持ちを伝えたいと思っていますか?

 

A.(姉・高木奈那選手)
妹とメダルがとれてうれしいです。でもそれ以上に、このメンバーでできたっていうことが誇りに思いますし、メンバーがいたからこその金メダルだったと思います。両親に対しては、今回のオリンピックは親も楽しんで見れるレースになったのかなと思うので、その中で金メダルをとれたところを見せられたので、今までの恩返しができたかなと思いました。

 

高木菜那選手

 

Q.美帆さんは?

 

A.私たち姉妹の力だけでは、金メダルをとることはできないので、姉妹で取れたってこと以上に、メンバー、チームで金メダルが取れてよかったなという思いの方が強いです。ただ、両親や家族に対しては、やっといいところを見せることができたのかなって思うので、感謝の気持ちを伝えたいなって思っています。

 

Q.オランダに1秒以上の差をつけての勝利。個人の力を上回る相手にチームの力で勝ったということだと思います。それは、日本のスケート界にどのような意味があると考えますか?

 

A.(菊池彩花選手)
う、難しい…(笑)えっと、オランダに勝っての金というのは、3年前に世界距離別選手権で初めて金メダルをとったときのことを思い出すんですけども、あの時美帆さん、菜那さんと3人で滑って勝てたっていう経験が、自分たちが勝てるという確信にならなかったというところがあって…、あの勝ちをきっかけに、自分たちにもできるんだっていう気持ちが芽生えて…、あとソチの悔しさっていうのもあって、すべてがつながってきての今回の勝利だったと思うので…。あれ、質問なんだっけ?(笑)


(ここで高木美帆選手が助け舟を出す)スケート界にとってどんなっていう…


(菊池選手)
あ、そうだ、すみません(笑)。えっと、ほんとうに今後にもつながるという…いいレースだったと思います(笑)。

 

菊池彩花選手

 

Q.美帆さんは?

 

A.個人種目ではオランダに金メダルを中・長距離で持っていかれて、でもその中で、こうやってパシュートでは勝てるっていうことは、個人種目でも十分に戦えるだけの素質というか能力というのが、自分たちの中に持っているのではないかと思える勝利だったと思っているので、オランダは強いからって思うことなく、この先同じスケート選手として挑んでいけるのではないか、と。そんなメンタルの面では、大きい価値があるのではないかと思っています。

 

オランダに1秒歳以上をつけての勝利!

 

Q.佐藤選手は?

 

A.私自身もそうなんですけど、日本の選手は<オランダの選手が強い>って思っているところがあると思うのですけれども、私は特に、個人での力ではオランダの選手に及ぶことはできないんですけれども、この日本のチームワークで…何といえばいいんだろう…(笑)(難しいよね)えっと、このチームワークの良さっていうのは、ほかの国よりもまとまっていて、いいものだと思っているので、個々でオランダの選手に勝てないところはあると思うのですけれども、こういうふうに結果を残せて、チームで戦えば、強い選手がたくさんいる国にも勝てるんだぞっていう証明ができたかなって思っています。

 

佐藤綾乃選手

 

Q.菜那さんは?

 

A.パシュートの練習はたくさんやってきた、ほかの国よりもやってきたという自信があったりとか、そういうところが、今回勝てた理由なのかなとも思いますし、でも、個人でもどんどん日本の選手が強くなっているからこそ、このタイムが出たのかなって思うので、まだまだ日本のチームは強くなれるのかなっていうのもありますし、もっと強くなれたらと思うので、ほんとに今日はみんなの力が合わさって、いいレースができたかなって思います。

(最後にみんなでこそこそ)
質問難しいよね。もっと易しくしてほしいよね(笑)

 

 
Q.もう一つ種目が残っていますよね(二人で滑る女子マススタート・24日)。美帆さん、出る場合はどんなレースをしたいか。出ない場合は、どんなレースにしてほしいですか?

 

A.作戦は秘密なんですけど、出るにしても出ないにしても、日本のチームワークと勘の良さ、状況判断の良さ、最後の勝負強さというところを最大限に発揮して、みんなでいろんな形で助け合いながらゴールを目指したいなと思っています。(佐藤選手には)最後の勝負強さというか、最後のスプリント勝負になったときの底力は、はかりしれない強い気持ちがあるなって思っているので、最後のスプリントでその強い気持ちが見れることを期待しています。(姉の高木菜那選手には)マススタートの経験が豊富で状況判断が適格だと思うので、チームワークだったりとか、予選もあるのでうまくレースを組み立てていってくれることを期待しています。

 
Q.オランダから学んだこと、オランダのコーチから学んだことは何ですか?

 

A.(高木菜那選手)
練習の効率の良さとか、トレーニング内容だったりとか、今までとガラっと変わったことがたくさんあったので、オランダから学んだことだったり、オランダのコーチから学んだことは、はかりしれないと思いますし、オランダのコーチを迎え入れたことで、個人のレベルだったりとか、チームワークだったりとか、レベルが上がっていったので、オランダのコーチを迎え入れることをしてくれた日本の連盟だったり関係者だったり、オランダのコーチには感謝しています。そして、(その指導が)今の日本のチームに合ったからこそ、チームパシュートのレベルが上がったのかなと思うので、この3年間は学んだこともたくさんありましたし、感謝しきれないこともたくさんありました。

 

ヨハン・デ・ヴィットコーチ

 

Q.パシュートは個人種目とは違うものだと思います。パシュートに取り組んだからこそ得られたものがあれば、教えてください。

 

A.(高木菜那選手)
個人種目が多いスピードスケートの中で唯一のチームワークを出せる種目。自分は個人種目が全然ダメだったんですけれど、その中で、ほかのメンバー、一緒に滑ったメンバーがいたからこそ、金メダルがとれたってところは日本の強みなのかと思うので、チームでやってきたからこそ得られた金メダルだったかな、と思います。

 

 

Q.佐藤選手、お願いします。

 

A.チームパシュートをやってきて、私自身このスケートをやってきて、あんまり自分自身に自信を持つことがなかったのですけど、チームパシュートを通じて、私が参加して、レースで結果を残すことができたっていう、今回の結果だけではなく、しっかり私には着実に力がついているんだなって感じさせてくれましたし、私だけの力では勝てない選手、ほかの国の選手にはまだまだ勝てないことが多いんですけれど、みなで力を合わせてパシュートとしてレースをすることで勝つこともできて、オリンピックで金メダルを取ることもできたので、自分を信じることができるんだってことをパシュートを通じて得ることができたと思っています。

 

 

Q.美帆さんは?

 

A.チームパシュートで金メダルをとりたいと思ってから、このチームでパシュートの練習をたくさんやってきたのですけど、すごいハイスピードで4周だったり6周をキープする練習がとても多い中で、個人種目のスピートアップにつながったというところは確実にあると思っていますし、個人的に言うと、自分の個人種目でのスタミナにもつながってきてるんではないかなと思っているので、そういう面での他の種目の相乗効果というところも確実にある、と私は思っています。

 

Q.菊池選手は?

 

A.みんなと同じなんですが。チームでパシュートの練習をすることで個人の種目も少しずつ結果がついてくることができました。昨年のケガも乗り越えて、こうやって五輪の舞台に立つっていう決心をして、そこで金メダルをとるってみんなでがんばってきて、ほんとに苦しい1年間だったんですけど、それだけのことをやっても、まだ自分自身のことを信じることができなくて、個人種目ではベストパフォーマンスは出せなかったなっていう、ちょっと悔しい結果になってしまったんですけど、でも、パシュートに関しては、みんながいてくれるっていう、自分のことは信じきれなかったけど、周りのみんなとかスタッフの人たちとか、その信じる気持ちがみんなの絆となって結果につながったのかなと感じています。

 

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