ストーリー陸上

陸上 男子400mリレー金メダルなるか? 東京オリンピック

2021-07-23 午後 05:55

陸上のトラック&フィールド種目は、男女合わせて43種目です。(男女20キロ競歩、男子50キロ競歩、男女マラソンの計5種目のぞく)

 

前回のリオデジャネイロオリンピックでは、男子400mリレーチームが銀メダルを獲得して大きな注目を集めました。


世界との差が大きく上位進出が厳しいと言われてきたトラック&フィールド種目ですが、東京オリンピックに向けて日本のレベルは急激に向上し、各種目で日本記録の更新が相次ぎました。

 

自国開催のオリンピックで日本のアスリートがどこまで世界に迫れるか。国立競技場を舞台に熱い戦いが繰り広げられます。

 

最大の注目は男子400mリレー


(上段左から) 多田修平、 山縣亮太、小池祐貴、 桐生祥秀
(下段左から) デーデー ブルーノ、サニブラウン アブデル・ハキーム、 山下潤、 飯塚翔太の各選手


日本は、男子400mリレーで金メダル獲得を目標に掲げています。

2016年のリオデジャネイロ大会で銀メダル、2017年と2019年の世界選手権で銅メダルと、この種目で世界のメダル常連となっている日本は、金メダルまであと一歩のところまで来ています。

リオ五輪男子400mリレー 日本は銀メダルを獲得


これまでお家芸ともいわれる「バトンパス」で、アメリカをはじめとする強豪国を相手に戦ってきた日本。しかし、バトンパスで縮められるタイムは限界に近づき、これ以上、タイムを速くするためには個々の走力を上げていくことが必須と言われてきました。
 
こうした状況のなか、それぞれの選手がオリンピックに向けて厳しいトレーニングを積んできた結果、ことしに入って山縣亮太選手が9秒95の日本新記録をマークし、9秒台の自己ベストを持つ選手が4人にまで増えました。
 
勝負がかかった日本選手権こそ、10秒1台の決着で9秒台の選手2人が100mの代表を逃しましたが、これは日本のレベルが上がったことの証しでもあります。選手たち全体の底上げが図られたいま、金メダルが現実的なものになってきています。

 

注目のメンバーは、ギリギリまで選べる層の厚さです。リレーメンバーは、男子100m代表の多田修平選手、山縣亮太選手、小池祐貴選手、それにリレー専門メンバーの桐生祥秀選手、デーデー ブルーノ選手を加えた5人が基本となりますが、ルール上、個人種目にエントリーしている選手はリレーも走ることができます。

 

そうすると、男子200mのサニブラウン アブデル・ハキーム選手、山下潤選手、飯塚翔太選手の3人も走れることになるため、日本は実質8人の中から4人を選べる状態になります。4人のメンバーが誰になり、誰が何走を務めるのか、メンバーの行方にも注目が集まります。

男子100m決勝進出なるか


男子100mに出場する3選手 (左から)多田修平、 山縣亮太、 小池祐貴の各選手


人類最速の男を決める男子100m。過去3大会、ウサイン・ボルト選手が頂点に立ち続けた種目です。

 

日本選手の歴史をたどると「暁の超特急」と言われた吉岡隆徳選手が、1932年ロサンゼルスオリンピックで6位に入賞したほかは決勝のスタートラインに立った選手すらいません。

 

今回、その決勝に挑むチャンスを掴んだのは、10秒01の自己ベストを持ち日本選手権で優勝した多田修平選手、9秒95の日本記録を持つ山縣亮太選手、日本歴代3位の9秒98が自己ベストの小池祐貴選手の3人です。

 

89年ぶりにファイナリストの称号を掴むことはできるのか、大きな期待を背負って臨みます。

男子110mハードルも熱い


男子110mハードル 泉谷駿介選手(左) 金井大旺選手(右)


男子100mに負けていないのが、男子110mハードルです。

 

6月の日本選手権で泉谷駿介選手がマークした13秒06の日本新記録は、リオデジャネイロオリンピックで銀メダルに相当する記録です。

 

また日本歴代2位の13秒16を持つ金井大旺選手も決勝をねらえる実力を持っています。

 

ここ3年で日本記録が0秒3も縮まるなどめざましい成長をとげる日本の男子110mハードル。オリンピックで初めてのファイナリストが誕生するか、さらにはメダル獲得なるか、期待は高まっています。

フィールド種目にも実力者たち

北口榛花選手


フィールド種目の注目は、女子やり投げの北口榛花選手。

 

66mの日本記録を持つ日本のエースです。66mは、リオデジャネイロオリンピックで銀メダルに相当する記録です。6月の日本選手権では、オリンピックを見据えて助走を改造しながら余裕の優勝。本番で助走がかみ合えば一気にメダルの可能性が見えてきます。

橋岡優輝選手


男子走り幅跳びも日本勢の活躍が期待される種目です。なかでも6月の日本選手権を制した橋岡優輝選手は今シーズン絶好調です。日本歴代2位の自己ベストを8m36cmまで伸ばし、オリンピックのメダルも狙える位置にいます。

 

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この記事を書いた人

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小林 達記 記者

平成26年NHK入局。神戸局、大阪局を経て、スポーツニュース部。陸上担当。大学では野球部に所属。中学時代は陸上も経験。

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