ストーリー水泳

勝負は2秒!水着が脱げる!?衝撃の「飛び込み」

2018-09-07 午前 09:00

「水泳」と聞くと、速さを競う競泳を想像するかもしれませんが、飛び込みも忘れてはいけません!

高い台の上から、技を繰り出しながら水中に飛び込む姿は迫力満点です!

飛び込みは3種類

 

飛び込み台から水中にダイブし、その美しさを競う飛び込みには、3つの種類があります。

 

A 高さ3メートルの弾力性のある板から跳ね上がって飛び込む板飛び込み」
B 高さ10メートルの台から飛び込む高飛び込み」
C 二人一組で息を合わせて飛び込むシンクロ飛び込み」

 

この3つの中で一番オリンピックの歴史が長いのは、高飛び込みです。

 

ということで、今回は高飛び込みの魅力をたっぷりご紹介します!

飛び込んだ時の衝撃はボクサーのパンチ並み!

 

10メートルというキリン2頭分くらいの高さから飛び込む高飛び込み

 

飛び込むときの速さは時速50キロにもなります。

 

 

その速さで水面とぶつかるときの衝撃は、なんと400キロ!

 

400キロの衝撃がどれくらいかというと、ミドル級ボクサーのパンチくらい強いのです!

 

そんな衝撃と速さで飛び込んでも水中の底にぶつからないように、プールは5メートル以上の深さと決められています。

 

 

さらに、この衝撃の強さは、男子の水着を脱がしてしまうほどなんだとか…。

 

じつは、ほとんどの選手が、飛び込んだ瞬間に脱げた経験があり、水中でしれっと履きなおしているそうですよ!

6種類の飛び込み方法をコンプリートせよ!

 

高飛び込みは、男子は6種類すべて、女子は5種類の異なる飛び込み方法の合計点で勝負が決まります。

 

その飛び込み方法は結構フクザツ…。

 

 

まずは、シンプルに前向きで踏み切ってまっすぐ飛び込む①前飛び込みと、同じように後ろ向きで踏み切る②後飛び込み

 

 

さらに、前向きで踏み切ってから、後ろ向きに半回転して飛び込む、③前逆飛び込み

 

 

後ろ向きに踏み切って前に半回転する④後踏切前飛び込み

 

 

そしてこれら4つの飛び方にひねりを加えた⑤捻り(ひねり)飛び込み

 

 

最後は、なんと飛び込み台の上で逆立ちをして飛び込む⑥逆立ち飛び込み
男子はこれら6種類、女子は6種類のうち5種類を選択できます。

 

 

地上10メートルで逆立ちなんて、腕が震えてできる気がまったくしません!飛び込み選手はとてつもない度胸の持ち主でもあるのです!

勝負は200種類以上の型を使って2秒で決める!

 

いくら10メートルの台から飛び込むと言っても、時速50キロの速さで飛び込むので、選手が踏み切ってから着水するまでの間はわずか2秒!

 

選手たちはその間に、回転数空中でのフォームを組み合わせて高得点を狙います。

 

もちろん、回転数が多いほど難易度が高く、高得点!

 

そして、空中のフォームは自由型を含み4種類あります。

 

 

一番難易度が低いのが、足を抱えて飛び込む抱(かかえ)型。そして次に難しいのは、前屈の姿勢となる蝦(えび)型。一番難しいのは、意外にもピンと姿勢を伸ばした伸(のび)型です。

 

自由型も含め、これら空中でのフォームと飛び方を合わせると、なんと200種類以上の飛び込み方法が存在するのです!

 

なので、飛び込み方法と姿勢の組み合わせに名前を付けるのはほぼ不可能…。

ということで、飛び込みの技は数字とアルファベットで形式的に示すことで、万国共通の表記ができるようになっています。

 

 

たとえば、「101B」となっていたら、

 

冒頭の「1」は前飛び、2つ目の「0」は型をつくるまでの回転数。

 

3つ目の「1」は、型になったのちの回転数、つまり一回転となります。最後の「B」は、蝦型を示します。

 

これらは試合前に申告しなければならず、本番での技変更は不可!

 

申告通りの飛び方をしなければ減点、場合によっては0点となってしまうのです。

 

調子が良いからと言って、「いつもより多く回っております!」なんて、飛び込みはNG、なんですね。

ダイナミックな飛び込み!だけど基本はNO SPLASH!

 

ここまでで、飛び込みがとってもダイナミックかつテクニカルな競技であることがわかっていただけたと思います。

 

だけど一番ダイナミックに見えるのは、飛び込んだときに上がる、大きな大きな水しぶき!!だと思っていませんか?

 

じつは、飛び込みに水しぶきはNG!

 

というのも、飛び込みの基本は「NO SPLASH」。いかに水しぶきをあげないで着水できるのかが重要なのです。

 

選手はなるべく水しぶきをあげないために、着水の際には手を平らに組んで、水面の衝撃を抑えます。

 

 

もし手を組まずにまっすぐに着水すると、手が圧力に負け、折れ曲がってしまうそう…。

 

さらに、水中に手から入水したあとも、素早く水をかき、体を回転させることでしぶきを抑えています。

 

飛び込み競技は飛び込んで終わりではなく、水中でも勝負が続いていたんですね!

 

たった2秒の間に、回転し、フォームを整え、着水したらしぶきをあげないよう取り計らう…飛び込み競技はこんなにも目まぐるしいスポーツだったんですね!

 

みなさんも、回転数だけでなく、飛び込みのさまざまな要素に注目して、この「瞬間スポーツ」を楽しんでみてくださいね!

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