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特集 平泳ぎで25m泳げちゃう!魔法のようなコツ!!

水泳 2018年4月26日(木) 午後0:00

覚えれば、一番エネルギーを使わず、スイスイ泳ぐことのできる平泳ぎ。でも、正直難しい!という方も多いのでは?

大丈夫! 今までの苦労がウソのようにラク〜に泳げちゃう、超初心者向けのコツをお教えしましょう!

水中の敵を仕留めろ!足の裏でキック

 

平泳ぎが難しい理由は、ほかのどの泳法とも全く異なる動きだから。クロールや背泳ぎが得意でも、平泳ぎが泳げない理由はココにあるんです!

例えば、足の動かし方。クロールなどで行うバタ足はつま先を伸ばして、斜め下に水を蹴ります。しかし、平泳ぎではつま先を伸ばしたままではダメ! 足首を90度に曲げて、かかとで水を後に蹴ってみましょう。水中の敵にキックするような勢いで!

足裏キックを習得したら、手で水をかかずに、足だけで泳いでみましょう。

たくさん進みたいなら、足は小さく動かす

 

平泳ぎがうまい人って、一蹴りでスイーっとたくさん進むイメージがありませんか?私もそんな風に泳ぎたい!ので、一蹴りでなるべくたくさん、力強く、いっぱいひざを曲げ…てはいけません!

なぜなら、膝を曲げた分、腿の部分で水の抵抗を受けてしまい、進まなくなってしまうんです。

なので…

 

 

膝の曲げ具合は直角ぐらいがベスト!

水の抵抗を受けたって、膝をいっぱい曲げて力強く蹴りだした方がいいんじゃないの、と思うかもしれませんが、じつは膝を深く曲げても、足裏の向きが水面を蹴る方向になければ、その分のエネルギーは無駄になっちゃいます。

効率よく泳ぐには、足裏が水面を押せる角度で膝を曲げることが重要。そのためには、膝は浅く、直角になるくらいの角度で曲げた方がいいんです。

さらにもうワンポイント!曲げた足首はキックし終えたら伸ばすことで、水の抵抗を減らしてさらに楽に泳ぐことができます。

腕の動きは愛情をこめて逆ハートで!

 

さぁ、足の動きをマスターしたら、腕の動きを覚えましょう。キーワードは、逆ハートです!

まずは腕をまっすぐ伸ばして、胸のあたりまで水をかいたら、脇を締めてあごの前で手をそろえましょう。これで立派な逆ハートの完成です!

さらに水をかくときは少し肘を曲げるのがポイント。より多くの水を後ろに押し出しましょう!

 

 

この逆ハートをマスターすれば、水をかく前半で水を下に押し出せるので、楽に上半身を上げて息継ぎもしやすくなるんです。

手と足を合わせるタイミングは「三拍子」で♪

 

手の動きもマスターできたら、足の動きと合体させましょう!初心者にもわかりやすい3つのリズムを覚えれば簡単です♪

1. かく
手を伸ばしたところから、逆ハートを作ってあごの下で手をそろえる。

2. 曲げる
手はそのままにして足を曲げる。

3. 伸ばす
足と手を同時に伸ばす(勢いが止まるまで伸ばしたままだと更に進むよ!)

大事なのは手と足の縮めるタイミングをずらすこと! 手と足を同時に縮めると、せっかく手で後ろにかいた水が、曲げた足の腿にあたってしまい、推進力が相殺されてしまうのです。

 

 

そのため、慣れるまでは「かく」「曲げる」「伸ばす」」の3拍子のリズムを意識しながら泳いでみましょう。

このタイミングを覚えれば、楽に25mを泳ぎきれるようになります!今まで苦手意識を持っていた平泳ぎが、得意種目になるかもしれませんよ!

すいすい~っと平泳ぎを泳いで、気持ちよく夏を迎えましょう!


※今回の泳法は初心者が簡単に平泳ぎを覚えるためのものであり、競技の泳ぎ方とは異なります。

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