ストーリー野球

大谷翔平「まだまだうまくなれる」

2018-10-01 午前 0:00

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手は9月30日、今シーズンの最終戦となったアスレティックスとの試合前に記者会見し、「毎日感じるのは、まだまだうまくなれるなということです。けがをしてしまったり出られない試合があったりしたので、悔しいところはあった」と大リーグ1年目を振り返りました。

 

 

エンジェルスはプレーオフ進出を逃していて、大谷選手は、30日に行われたアスレティックスとのレギュラーシーズン最終戦が今シーズン最後の試合となりました。

 

大谷選手シーズン最終戦最終打席でヒット

 

そのうえで、「けがをしてしまったり出られない試合があったりしたので、悔しいところはあったと思います」と話し、右ひじのじん帯を損傷した影響でピッチャーとしては10試合の登板にとどまったことなどを悔やみました。

対戦して印象に残った選手は?

一方で、対戦して印象に残った選手としては、大リーグ屈指の投手でサイ・ヤング賞も獲得しているアストロズのジャスティン・バーランダー投手をあげました。

 

ジャスティン・バーランダー投手

 

大谷選手はバッターとしてバーランダー投手と5試合で対戦し、初めての対戦では4打数ノーヒットで3つの三振を奪われましたが、3回目の対戦ではホームランを打ちました。

 

ムーキー・ベッツ選手

 

また、ピッチャーとして対戦した相手では大谷選手の3試合目の先発登板になった4月17日の試合で、先頭打者ホームランを打たれたレッドソックスのムーキー・ベッツ選手をあげました。

 

大谷選手は今後、右ひじのじん帯を修復する手術を受けるため、来シーズンはピッチャーとしては試合に出場できなくなりますが、バッターとしては先に復帰して出場できる見込みで、「しっかりとリハビリをして、なんとか来年にいい流れにもっていけるようにしたいです」と話していました。

 

大谷選手とマイク・ソーシア監督

 

また今シーズンで、退任することになったエンジェルスのマイク・ソーシア監督について大谷選手は「毎日、楽しく野球ができたのは監督のおかげでした。プレーしやすい環境を作ってくれてすばらしい監督でした」と別れを惜しんでいました。

新人王 受賞なるか

 

大リーグ1年目を終えた大谷翔平選手は、右ひじのじん帯損傷のため、目標としていたシーズンを通しての投打の二刀流でのプレーはかないませんでしたが、アメリカンリーグの新人王の有力候補となる活躍を見せました。

 

 

大リーグで新人としてプレーした24歳の大谷選手は、ピッチャーとしては10試合の先発登板で4勝2敗、防御率3.31の成績でした。

 

 

バッターとしては、ホームラン22本、61打点、打率2割8分5厘の成績でした。また、盗塁は、日米通じて自身初めてとなるふた桁10個をマークしました。

 

ひとつのシーズンで登板10試合、ホームラン20本以上、盗塁10個以上を同時にマークしたのは大リーグでは大谷選手が初めてで、新たな歴史を切り開いたことになります。

 

ベーブ・ルース

 

このほか、ピッチャーとして4勝以上、バッターとしてホームラン10本以上の成績を同時に成し遂げたのは、野球の神様と称されるベーブ・ルース以来、99年ぶりの快挙です。

 

こうした記録からも、アメリカのメディアなどは、大谷選手を新人王の有力候補にあげています。

米リーグではヤンキースの2人と新人王を争う

一方で、エンジェルスが所属するアメリカンリーグでは、ヤンキースの2人が大谷選手と新人王を争う選手として注目されています。

 

ミゲル・アンドゥハー選手

 

選手間の競争が激しい強豪・ヤンキースで、新人ながらサードのレギュラーに定着した23歳のミゲル・アンドゥハー選手は、ホームラン27本、92打点、打率2割9分7厘と活躍しました。

 

グレイバー・トーレス選手

 

また、ヤンキースのセカンドを守った21歳のグレイバー・トーレス選手は、ホームラン24本、77打点打率2割7分1厘をマークしました。大谷選手は開幕直後の4月に3試合連続のホームランをマークしましたが、トーレス選手は5月に4試合連続のホームランを打つなど強い印象を残しています。

アメリカの複数の著名なベテラン記者は、大谷選手が高いレベルで投打の両方でプレーしたことは1世紀ぶりに実現した快挙であり、それ自体がすでに新人王に値すると主張しています。一方で、強豪のヤンキースで新人ながらレギュラーを任されて好成績を残したことを重視する意見もあります。

大リーグに新たな歴史を刻むことに期待

アメリカンリーグとナショナルリーグの新人王は、全米野球記者協会の30人の記者による投票によって決まります。投票の対象になるのは、レギュラーシーズンの選手の成績で、11月中旬に両リーグの新人王が発表されます。

 

野茂英雄さん

 

日本選手で過去に大リーグの新人王を受賞したのは3人で、1人目は1995年にドジャースで、13勝6敗、防御率2.54をマークした野茂英雄さん

 

佐々木主浩さん

 

2人目は2000年にマリナーズで、抑えのピッチャーとして37セーブをマークした佐々木主浩さん。

 

イチロー選手

 

そして、3人目は2001年にマリナーズで、242本のヒットを打ち打率3割5分をマークしたイチロー選手です。

 

 

大谷選手には日本選手で4人目となる新人王の受賞と、二刀流の選手として初めて新人王となって、大リーグに新たな歴史を刻むことに期待が高まっています。

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