ストーリーカーリング

3分でわかるカーリング! ~いまさら聞けない基本ルール編~

2018-06-06 午後 0:00

みなさんはカーリングについてどのような印象をお待ちですか?
氷をゴシゴシ。丸い石が氷の上を滑る。しかしルールや道具の名前が分からないなんてことはないですか?

 

 

あ、すみません自己紹介が遅れました。私、ブラシです。じつは僕、カーリングの氷を磨く“アレ”に似ていると周りからよく言われて、妙に親近感が湧いちゃって…。

 

この度、掃除道具を引退して“アレ”になろうと思ったんです!

 

でも、カーリングについてほとんど何も知らないことに気づき…。
そんなことじゃ“アレ”になんかなれない!ということで今回は“アレ”との関係が誰よりも深い、カーリングの先生をお呼びしました。どうぞー!!!

 

ストーン先生です!

ブラシはブラシでもこんなに違う!!

「はじめまして。氷の上を滑ってウン十年、ストーンです。もちろん“アレ”とは深い関係だよ。お互いが必要とし合っているよね。
君はカーリングのことをあまり知らないということなので、これまで百戦研磨の激闘をくぐり抜けてきた私が何でも答えてあげようじゃないか!」

 

「ありがとうございます!じつは僕、カーリングのゴシゴシしている“アレ”に憧れていて、いつかは“アレ”になりたいと思ってるんです!先生、早速ですがそもそも“アレ”って何ていう名前なんですか?」

 

 

「そこからかッ!!! ちなみにその“アレ”でゴシゴシされた氷の上を滑っている私が“ストーン”。そして、君が知りたい“アレ”は“ブラシ”、または“ブルーム”というんだよ。そういえば君は似ているね。」
 

 

「ぶ、ブルーム?!そんな呼び名もあるんですね、しゃれた名前!いや~僕、本当によく似てるって言われるんですよッ!」

 

 

「たしかに似ているがカーリングのブラシとは中身がだいぶ違うぞ。柄の部分は、グラスファイバーのような強くて軽い素材でできているんだ。より軽く扱いやすくするために、最近ではカーボン素材の物も出回り始めているぞ。
氷と接触するブラシのヘッドは、ナイロンのような合成繊維や、豚・馬の毛など様々な素材で作られていて、この部分で氷面をゴシゴシこすっているんだ。
氷をこすった時の効果が異なるので、近年の世界選手権ではヘッドの素材を統一されつつあるくらい大事なものなんだぞ。」

 

「おぉぉ!! 素材は違っても僕だってブラシの意地があります!ゴシゴシッぷりなら自信がありますよ!!ますます憧れが強くなりましたよ、先生!!」

 

 

「そうか。なんだかもっと君にカーリングについて教えてあげたくなったよ。まずはルールからだな!」

 

 

「ありがとうございます! もっといろいろ教えてください!!カーリングを理解して立派なブルームに近づくために!!」

カーリングのチーム構成ってどうなっているの?

「まず、カーリングを楽しむ上で知っておいて欲しいのは、チーム構成と試合の流れ。まず1チームのメンバーは何人か知っているかな? さあ、答えてくれたま…」
 
 
「はいッ! 1チーム3人です!1人が投げて、2人でこすっているのをよく見ます!」
 
 
「かなり食い気味で答えてくれたけど不正解!! これ基本中の基本なんだけど…」

 
「えっ…?!」

 

 

「正解は4人! スキップと呼ばれるリーダーが、反対側から指示を出すんだ。」

 

 

「えっ? 指示って何ですか? カーリングって指示が必要なスポーツなんですか?!」

 

 

「その指示が試合を左右すると言っても過言ではないぞ。“氷上のチェス”と呼ばれるほど、カーリングは頭脳戦なんだ! 君にできるかな?」
 
 
「氷を磨きまくって円の中に入れたら良いってそんな単純なものじゃないんですね!!なんだか自信がなくなってきました…」

試合は2時間30分! カーリングの試合の流れとは?

「続いて試合の流れだけど、カーリングは、対戦する2チームが交互にストーンを投げるんだ。」

 

「ボウリングみたいですね。だから色の違う2つのストーンを用意するんですね!」

 

 

4人が2回ずつ投げて、計16回投げると1エンドが終わるんだ。」

 

 

「それで試合終了ってことですね!」

 

 

「いやいや、そんなすぐに終わるわけがないだろ! カーリングの試合は10エンドを繰り返して勝敗をつけるんだぞ。」

 

「16回投げるのを10エンド繰り返すということは… 160回もストーンを投げ続けるのですか?!」

 

「そうだ! だから一試合は約2時間30分にも及ぶんだ!意外とハードだろう? ああ見えて実は長い時間、体力と頭脳を使っているんだ。」

 

 

「に、2時間30分…?!カーリングって想像を絶する過酷なスポーツだったんですね…。思っていたのと違い過ぎます!

そもそもカーリングの得点の数え方って?

「カーリングの得点って真ん中に近ければ高いんですよね? ダーツみたいに!」

 

 
「うむ、確かにハウスと呼ばれる円の中心に近いチームのみが得点を得られるが、ちょいと複雑でね。
得点は1エンド終了後に、中心に近いストーンのチームが、相手チームのストーンより内側にあるストーンの数だけ得点を得られる。
言ってること、分かるかな?」

 

 
「つまりこの状態だと、一番真ん中に近い赤チームだけが得点を得る権利があって、黄色のストーンより内側にあるストーンの数、つまり3点が赤チームの得点になるってことだ。」

 

「黄色ストーンも円の中に3つ入ってるけど、得点はどうなるんですか?」

 

「いくら円の中に入っていようが、真ん中に一番近いストーンがないチームは0点になる。

 

 

「えっ? 0点ですか? 意外とシビアなルールなんですね! 最後の一投まで勝負は全くわからないってことですか…」

 

 

「そう。“氷上のチェス”といわれることにも納得できたんじゃないかい?」

カーリングは戦術が大事!でもその戦術って?

「つまり、カーリングは戦術が大事ということだ!仕事も!恋も!大事なのは戦術!戦術無くして勝つことなどできん!」
 
 

「戦術と言ったって、ストーンを投げてその通り道を磨くだけですよね?」

 
「そんな単純なもんじゃないんだ!ストーンをどこに、どう投げるかがとっても重要になるんだ。例えば…」
 

「これはどうだ!」

 

「えっ? 全然ハウスにも入ってないですよ…? ミスショットですか?」

 

 
「つまりこれが作戦なのだよ! ここにストーンをガードとして置いておくと、次に投げる相手チームの選手が困る!というようなね。つまり妨害工作!」
 

「なるほど! 確かに…。真ん中が狙えなくてとっても困りますね!!」

 

 

「フフフ。じつは、ストーンはカーブさせることもできるんだ!だから、ガードを避けて中心に置くこともできるってワケだ!」

 

「エーッ?!本当ですか!? でも…そんな上手く投げられるのかなぁ~」

 

 

「ここで大事になるのが、ブラシでゴシゴシすること! そもそもなんで氷の上をゴシゴシするかというと、氷の表面を溶かして滑りやすくするためなんだ!」

 

 
「回転をかけて曲がるように投げたストーンの前でゴシゴシすると、曲がらずにスーッと滑っていくんだ。ちょうどイイところでゴシゴシをやめると、すっと曲がって見事にカーブをかけられるんだよ!!」
 
 
「す、すごいですね…!! 分かった!そこでゴシゴシのタイミングとかの指示を出すのが、4人目のスキップの役割なんですね!」

 

「するどい! その通り! カーリングの面白さ、理解できてきたかな?」

 

 

 

「分かってきました! こんなにも戦略や技術が必要だとは!!そして長時間戦うための体力…。もっとシンプルなスポーツだと思っていました。」

 

 

「そう、簡単なように見えて、じつはものすごく繊細でハードなスポーツなんだよ。」

 

 

「いや~簡単に憧れの“アレ”になれると思ってましたが、学ぶべきことがまだまだありそうです!でも僕がカーリングに向いているというのはなんとなく分かりました!!」

 

 
「そ、そうか! それは良かった…(でもこのブラシじゃないんだよな~)」

 

 

ストーン先生のおかげで、カーリングのルールはこれでバッチリ! 

きっと試合を楽しめるはず!僕もブラシの磨きっぷりだけじゃなく、スキップの指示やショットの意図も考えながら見てみようと思います!

みんなで一緒にカーリング、楽しみましょう~!

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