ストーリーラグビー

ラグビー 最後のトップリーグ 4強が出そろう 日本選手権 準決勝 各チームの注目は!?

2021-05-12 午後 08:45

来シーズン、新たなリーグが創設されるため、今季が最後のシーズンとなるトップリーグ。

 

新型コロナウイルスの影響で開幕が延期され、選手やスタッフに陽性者が確認されて中止になった試合もあるなど、多くの困難に直面しましたが、日本選手権を兼ねた準決勝に臨む4チームが出そろいました。

 

 

いずれも花園ラグビー場で開催される注目の準決勝は、トヨタ自動車 対 パナソニック、サントリー 対 クボタの顔合わせ。各チームの注目の選手は!?

トヨタ自動車はマイケル・フーパーと茂野海人!

レッドカンファレンス2位のトヨタ自動車は、これまでリーグを制した経験こそないものの、日本選手権では3回の優勝を果たしています。

 

マイケル・フーパー選手とキアラン・リード選手

 

今シーズンは、オーストラリア代表でキャプテンも務めたフランカーのマイケル・フーパー選手とニュージーランド代表で活躍してきたナンバーエイトのキアラン・リード選手という、2人の世界的なスター選手が加入し、チームを引っ張ってきました。

 

茂野海人選手と彦坂圭克選手

 

また、キャプテンでスクラムハーフの茂野海人選手やフッカーの彦坂圭克選手など、日本代表候補に選ばれているメンバーも外国人選手と巧みな連係を見せています。

 

 

茂野選手は「単発の攻撃ではなく、セカンドオプションで何をするかということをチーム全員が連係して判断できていることが結果につながっている。準決勝に向けては、ここまでに対戦してきたチームの思いも背負って自分たちが優勝するという気持ちをもって戦いたい」と勝ち上がった要因を分析しています。

パナソニックの福岡堅樹は有終の美を飾れるか?

 

ホワイトカンファレンス1位のパナソニックはリーグ優勝4回、日本選手権も5回制しています。チームには、日本代表候補の選手11人が所属しています。

 

攻守にすきのないチームで、中でも特筆されるのが守備力の高さ。レギュラーシーズンでは、7試合での失点が「76」とリーグでも最少です。

 


攻撃でもレギュラーシーズンではリーグ2位の得点を奪っていて、俊足が持ち味のウイング、福岡堅樹選手は要の1人です。

 

2019年のワールドカップでは4つのトライをあげ日本の史上初のベストエイト進出に貢献。

 

医師の道をめざすため4月には順天堂大学医学部に入学を果たし今シーズン限りで現役を引退することを明らかにしていますが、今シーズンも8試合に出場し、10トライをあげる活躍を見せています。

 

 

シーズン前には「自分が加入してからチームは優勝できていないので、最後はよい形で終わりたい」と話していた福岡選手。


準決勝に向けては「チームは非常に良い状態でプレーできている。準決勝に向けても素晴らしいパフォーマンスを見せたい」と有終の美を飾れるかにも注目が集まります。

サントリーはボーデン・バレット!中村亮土など日本代表候補が12人

 

レッドカンファレンス1位のサントリーは、リーグ優勝は最多に並ぶ5回、日本選手権でも8回の優勝を誇る強豪です。

 

持ち味の1つがオフロードパスやキックパスを織り交ぜた展開。多くのチームが、この多彩な攻撃に屈しました。

 

レギュラーシーズンでは、7戦無敗でリーグトップの420得点をマーク。

 

 

3割以上となる128得点をあげたのが、今シーズン加入したスタンドオフのボーデン・バレット選手です。

 

ワールドカップで歴代最多に並ぶ優勝3回を誇るニュージーランド代表で活躍し、世界最優秀選手にも2回選ばれました。巧みなパスと、俊足が武器です。

 

 

さらに、キャプテンでセンターの中村亮土選手など、リーグ最多となる12人が日本代表候補に選ばれ選手層の厚さはリーグでも随一と言われます。


中村選手は「メンバー外の選手も含めて全員が同じレベルで戦えることがチームの強み。今シーズンは、練習から意識高く臨めていることが好調につながっている。今後の戦いでも、さらに成長を感じてもらえるゲームを見せたい」と話していました。

クボタは立川理道が攻守でチームを引っ張る!

 

レッドカンファレンス3位のクボタは初めてのベスト4進出です。最後のトップリーグでこのまま初の頂点を目指します。


チームの特徴は巧みなパス回し。複数の選手が細かくパスをつなぐスピーディーな攻撃を展開します。

 

 

キャプテンの立川理道選手は攻守にわたってチームを引っ張っています。

 

ルアン・ボタ選手とデーヴィッド・ブルブリング選手

 

また、今シーズンは、フォワード陣も強力な選手がそろっていて、いずれも南アフリカ出身のロックで身長2メートル5センチのルアン・ボタ選手、身長1メートル99センチのデーヴィッド・ブルブリング選手が体を張ったプレーでチームをもり立てています。

 

準々決勝では、2018年から2019年にかけてのシーズンで、リーグ優勝した神戸製鋼を相手に前半途中から味方の退場で、1人少なくなったにも関わらず競り勝ち、勢いに乗っています。

 

立川選手は「準決勝では、レギュラーシーズンで1度負けているサントリーが相手になるので、自分たちのラグビーを、もう一度整理して挑みたい。1つずつ新しい歴史を刻んでいるので、次もしっかりとよい準備をして臨む」と気を引き締めていました。

 

最後のトップリーグで優勝するのは、どのチームか。NHKでは日本選手権の準決勝と秩父宮ラグビー場で開催される決勝を総合テレビで、生中継します。

この記事を書いた人

画像alt入ります

細井 拓 記者

平成24年 NHK入局 北見局、釧路局、札幌局を経て、スポーツニュース部。サッカー、ラグビー、冬季パラリンピック種目を担当。趣味は体を鍛えること。座った姿勢から倒立できます。

関連キーワード

関連トピックス

最新トピックス

RANKING人気のトピックス

アクセス数の多いコンテンツをランキング形式でお届け!