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特集 いまさら解説!イチローはなぜ"すごい"?イチロー大辞典

野球 2019年3月20日(水) 午後0:00

野球を見たことがなくても、ルールが分からなくても、“イチロー”の名を知らない日本人はいないでしょう。しかし、「イチロー選手って、具体的にどんなところがすごいの!?」なんて、いまさら聞けないギモンを持っている人もきっといるはず!

そこで、野球における大々的な記録だけでなく、人間としてのイチロー選手の魅力やすごさを知ってもらうために、イチロー大辞典を編み出しました

そもそもイチロー選手ってどんな人?簡単なプロフィールをおさらい!

 

1973年生まれ45歳のイチロー選手。1992年から2000年までをオリックスで過ごし、その後メジャー移籍を果たしました。日本では三年連続で最優秀選手に選ばれるほか、ゴールデングラブ賞を7年連続受賞という華々しい成績を収めました。

 

 

その勢いはメジャー移籍後も止まらず、新人賞、最優秀賞、首位打者、盗塁王、最多安打、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞を総なめに!!

 

その後も年を重ねるごとに新記録を打ち立て続けている選手なのです。

 

すでにすごすぎるイチロー選手の基本プロフィールを把握したところで、さらにすごいイチロー大辞典、ご覧ください!

■10年連続【じゅうねんれんぞく】

2001年から10年の200安打達成時の打撃(上段左から右に01年から05年、下段左から右に06年から10年)

 

MLBでは2001年のデビューから2010年にかけて10年連続200本安打を達成しており、これはMLB記録となっている。また、オールスター連続出場、打率3割超え、ゴールドグラブ賞の受賞もすべて10年連続で達成している。

■84年ぶり【はちじゅうよねんぶり】

 

1920年にジョージ・ シスラーが打ち立てたシーズン257本安打という記録を、イチローは2004年に更新し、シーズン262安打を放った。実に84年ぶりの快挙である。

■日本人初【にほんじんはつ】

 

2000年にシアトル・マリナーズへ移籍。野手として日本初のメジャーリーガーとなった。メジャー1年目の2001年に打率.350を放ち、首位打者を獲得。日本人として初の打撃タイトルを獲得したのもイチローである。

■337万票【さんびゃくさんじゅうななまんひょう】

 

メジャーリーグの全チームの中から、ファン投票や監督推薦などによって結成される一夜限りのドリームチーム。2001年、イチローは全選手の中からダントツの337万票(3,373,035票)を獲得し、オールスターゲームの選手として選出された。なお2001年に続き、2002年、2003年もファン投票で1位の票を獲得している。

■レーザービーム【れーざーび ーむ】

 

2001年4月11日のメジャー1年目の対オークランド・アスレチックス戦で見せた投球。当時の実況アナウンサーであったリック・リズが「イチローからのレーザービーム攻撃だ!」と叫んだことが由縁である。8回1死1塁でライト前へのヒットを捕球すると、3塁へノーバウンドでストライク送球をした。150キロは出ているだろうこの送球は、全米の度肝を抜いた。

■World Baseball Classic【わーるど・べーすぼー る・くらしっ く】

 

日本代表が優勝を遂げた2006年の第一回、そして続く2009年の第二回にイチローは選出。第二回大会の決勝の韓国戦では、6打数4安打をマーク。延長10回に林昌勇から決勝タイムリーとなる2点適時打を放つ活躍で伝説と語り継がれている。大会全体では打率.273(44打数12安打)ながらも最後の最後で日本の連覇に大きく貢献。

■日米通算4257安打(にちべいつうさん よんせんにひゃくごじゅうななあんだ)

 

2016年の6月、敵地パドレス戦で先発出場したイチロー選手。第5打席で二塁打を打ち、日米通算安打でMLB最多安打記録を更新。プロ野球における通算最多安打の世界記録としてギネス記録にも認定された。

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