ストーリー水泳

競泳 平泳ぎ・佐藤翔馬  “まだ速くなれる” 日本選手権を終えて

2021-04-14 午後 06:00

競泳日本選手権男子200メートル平泳ぎで優勝し、東京オリンピック代表に内定した佐藤翔馬選手。この1年で急激に記録を伸ばし、武良竜也選手、渡辺一平選手との激しい争いを制し2分6秒40の日本新記録で大会を制しました。

大舞台で持てる力を発揮できた要因、そしてオリンピックへの決意を聞くと「強気」な答えが返ってきました。

「プラン通り」だったレース

「僕は“ここぞの場面”で最大限力を発揮できる。決勝で一発、バーンと出せる力は持っていると思います。気持ちで負けたら終わりだと思うので、気持ちではだれにも負けたくないです」

 

足首の柔らかさを生かした力強いキックを武器に、男子200メートルで去年から自己ベストを5回も更新してきた佐藤選手。

しかし今回の日本選手権、決勝の前日に行われた準決勝では、佐藤選手のタイムは自己ベストより2秒以上遅いものでした。最大2の代表枠を争う武良選手、渡辺選手に次ぐ全体3位での決勝進出に、周囲からは心配の声も上がりました。しかし、実は決勝に力を温存するために最後の50メートルを流して泳いだ、「プラン通り」の結果だったと言います。

 

 

「親からものすごく不安がられたんですよ。あんなので大丈夫なの?みたいな(笑)。僕は決勝で2分6秒台を出せると思っていたので、(ライバルたちを)そこまで深くは考えていませんでした」

 

代表入りがかかった決勝で狙っていたのは日本新記録。スタートから飛ばし100メートルの時点でトップに立つと、そのまま先頭を譲ることなく圧勝。準決勝に続く「プラン通り」のレースで日本新記録を出しての優勝。このタイムは、ロシアのチュプコフ選手が持つ世界記録に次ぐ、歴代2位の記録でした。

もっと速いタイムは出る!

 

「周りからの期待の声にかなり緊張はしたんですけど、普段通りの自分でいられたことが一番良かったんじゃないかと思います」

 

急成長で日に日に期待が高まる中でも、オリンピックがかかるレースに冷静に臨んだ佐藤選手。しかし、見据えるのはあくまでオリンピックでの頂点。あと3か月余りに迫った大舞台へ、20歳の若きスイマーは自信を見せました。

 

 

「プル(手のかき)とキックのバランスがまだまだなので、もっと速いタイムは出るんじゃないかなと思います。世界新記録まで0秒28までタイムを縮められましたけど、それで満足するわけにはいかない。本番は東京オリンピックなので、そこでしっかり金メダルを取ることを目標に、頑張っていきたいと思います。期待されるのは大好きなので、期待していただきたいです」

 

サタデースポーツ/サンデースポーツ

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