ストーリー野球

【日本ハム&楽天】プロ野球 パ・リーグ監督座談会2021 ④

2021-03-28 午後 11:00

3月26日、2021年のプロ野球がいよいよ開幕!サンデースポーツでは毎年恒例のプロ野球監督座談会を開催。放送に入りきらなかった監督たちの未公開トークを加えた完全版としてシリーズ記事化。

テーマは「開幕戦の相手のここに警戒!」。開幕戦で対戦する日本ハム・栗山監督と楽天・石井監督が考える、相手の警戒ポイントは!

日本ハム×楽天 相手の警戒ポイント

続いては、日本ハムと楽天の対戦。楽天は石井新監督の就任、田中将大投手の大リーグ復帰、ドラフトの目玉の一人だった早川隆久投手の獲得など、オフに多くの注目を集めました。対する日本ハムは有原航平投手が大リーグに移籍。栗山監督は開幕戦をどう戦うか。両監督は互いの警戒ポイントとして次のように答えました。

 

 

*****

日本ハム・栗山監督⇒楽天の「すべて」に警戒

楽天・石井監督⇒日本ハムの「日本人選手カルテット」に警戒

 

栗山 お待たせしました。すいません「すべて」です。

 

副島 ロッテ、オリックスに続くきょう3人目の「すべて」。ある意味お約束ですね(笑)。

 

豊原 そんな中で石井監督が「日本人選手カルテット」とあげました。これはどの選手たちのことを指しているのでしょう。

 

石井 打線の中で西川(遥輝)選手、近藤(健介)選手、中田(翔)選手、大田(泰示)選手の4人です。彼ら打線のつながりは非常にいいですよね。西川選手と近藤選手は出塁率が高い二人。その後に勝負強い中田選手と大田選手の二人。また左バッターと右バッター2人ずつ。彼らの繋がりができてしまうと、得点がポンポンと入ってしまうので、警戒したいです。

 

豊原 という事ですが栗山監督、石井監督の話を聞いていかがでしょうか。

 

栗山 その4人に加えて渡邉諒というセカンドがいるんですけど、彼を入れた日本人の5人。この打線のつながりは自分たちの「売り」だと思います。ただ去年うちはピッチャー、そして守備の面で苦しんだという課題があるのでね。キャンプではいい部分よりも課題の方が気にはなりましたけれども。

 

副島 栗山監督は楽天の「すべて」に警戒ということでしたが、もう少し詳しく聞かせてください。

 

 

栗山 もうみなさんご存じのとおり、まずはマー君(田中将大)ですよ。オープン戦で一度対戦させてもらいました。そのマー君が帰って来た上に早川投手も入って、すごい先発陣がそろっています。それに石井監督はGM時代から「日本一になるチームを作る」という意図を、我々も対戦していて感じてきました。非常に強力なチームになっているのはもう間違いないんでね。我々も戦う上でいろいろ考えなきゃいけないなと思っています。

 

豊原 石井監督はそれを聞いていかがでしょうか。

 

 

石井 あの、栗山監督、評論家の方のようなほめ言葉を頂いて、ありがとうございます。

 

一同 (笑)。

 

石井 投手陣はもともとドラフトで早川が入って、涌井(秀章)、則本(昂大)、岸(孝之)と4人揃っていましたからね。でもあまり注目されなくて、田中が復帰したら急にみんなに「投手陣がすごい」と言われだして。やっぱり人の評価って怖いなと…(笑)。早川以外の4人に関して、実績を重ねてきたということは年齢も高いわけです。やっぱりチーム的には将来を担う若い選手が、しっかりとチームの先発ローテーションをまわってくれる事が大事だと思っています。

石井監督 実は野手に期待!

豊原 その一方で、例えば先発ローテーションでいえば6人目を誰にするかなど、まだ競争がありますよね。

 

石井 僕はどちらかというと、ピッチャーよりも野手に出てきてほしいという思いがすごく強いです。先発ピッチャーはそれなりに6人配置できる状況ではある。でも野手は様々なポジションで、まだまだ変化をおこしながら今シーズンは戦っていかないといけないと思っています。

 

豊原 期待の選手はたくさんいると思いますが、その中から確固たるレギュラーの座を取る選手が出てきて欲しいということでしょうか。

 

石井 そうですね。やはり名前をあげると辰己(涼介)。去年はセンターのポジションをしっかり確保できなかったので、今年こそという思いを練習から感じています。今年は一味違う彼のプレーをお見せできるんじゃないかなと、期待しています。

エースが抜けるのは3回目なので

豊原 先ほど石井監督からは、日本ハムの打線のつながりというお話もありました。彼ら主軸に加えて、やはり若い選手のブレイクにも私たちは期待してしまいます。清宮幸太郎選手や野村佑希選手など注目の若手野手は今シーズンどうでしょうか、栗山監督。

 

栗山 それはもう、僕が一番願ってます。勝ち切るためには彼らの世代が「爆発」してくれることがひとつの条件ですね。キャンプでは彼らにかなり厳しい言葉をかけ続けています。彼らはもっともっと能力がある、みんながびっくりするような数字を残せる選手だとこっちは信じていますから。

 

豊原 彼らのような20代前半の野手が定着すると、世代的にもバランスが良くなりますよね。

 

栗山 チームの「個人的な事情」ではありますけど、2023年にファイターズは新しい球場ができます。そこに向かってチームはどう進んでいくのか。その意味では、去年は思うように行かなかったところが多かったので、今年は何とかしてくれると信じています。

 

豊原 そして、有原航平投手が抜けた先発陣は大丈夫でしょうか。

 

 

栗山 もう僕らは今回で「3回目」ですからね。僕が監督になってダルビッシュ有投手が抜けて、大谷翔平が抜けて、今回有原が抜けた。3回同じような経験をしているわけです。エースがいなくなるのはもちろん大変なんですけど、違う意味でプラスアルファが生まれることもあります。逆に今の状況をチャンスと考えて、思い切って若い選手を使っていこうと思っています。今年ドラフト1位で入った伊藤大海投手なんかは非常に面白い。この2年間、吉田輝星であったり河野竜生であったり、ドラフト上位の投手が非常にいい感じで育ってきているので、思い切って起用したいと思います。

2021シーズン開幕へ!

豊原 去年に続き今年もコロナ禍の中でのプロ野球開催です。最後にそれぞれの監督に、今シーズンのペナントレースに向けた意気込みを伺います。

 

中嶋 今年も本当に大変なシーズンになると思いますけれども、ひとりでも多くのファンの方に野球を観に来てもらいたいと思いますので、全力で頑張りたいと思います。

 

栗山 コロナの状況の中で、我々は野球をやらせてもらえることに感謝をしながら、少しでも元気や勇気を与えられるようなプレーを見せたいです。うちは若者らしいチームですから全力で食らいつく姿、そして勝ちにこだわって野球をやっていきます。1年間どうかよろしくお願いします。

 

石井 昨年はなかなかファンの方に野球を見に来ていただくことができず、今年も厳しい状況ではありますが、球場の方もしっかりと感染予防策をしっかりとして、ファンの方に来ていただけるような環境を作っています。その中で我々が勝利する試合をお見せしたいと思います。

 

辻 昨年は無観客で本当に寂しい開幕でした。今年はどういう形になるかわかりませんが、お客さんをスタンドに入れて野球がしたいですね。埼玉西武ライオンズとしては、新しくなったメットライフドームはボールパーク化しました。子供たちも楽しめる球場になったので、本当にエキサイティングなすばらしいゲームができるように、1試合1試合頑張っていきたいと思います。

 

井口 今の状況下で、野球をやらせてもらえることを本当に感謝しながら、1974年以来の優勝を目指して今シーズンも頑張りたいと思います。

 

工藤 本当に我々は支えられて野球ができている、という喜びを感じながら、プロ野球ファンに元気と勇気、感動を届けられるように、パ・リーグ6球団が力を合わせてやっていくことが大事だと思います。野球界全体が盛り上がるように、今年1年よろしくお願いします。

 

副島 リモートという形式でちょっとやりづらいところもあったかもしれませんが、皆さんありがとうございました。初めて監督座談会に参加いただいた石井監督、聞き逃している事などありませんか。大丈夫でしょうか。

 

石井 あの、もう大先輩ばっかりなんで、早くこの座談会を終わりたいな、と言う気持ちです(笑)。

 

一同 (笑)。

 

 

豊原 正直なお気持ちありがとうございます!本当にお忙しい中、どうもありがとうございました!

 

一同 ありがとうございました。

 

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