ストーリー野球

【ソフトバンク&ロッテ】プロ野球 パ・リーグ監督座談会2021 ②

2021-03-28 午後 11:00

3月26日、2021年のプロ野球がいよいよ開幕!サンデースポーツでは毎年恒例のプロ野球監督座談会を開催。放送に入りきらなかった監督たちの未公開トークを加えた完全版としてシリーズ記事化。

テーマは「開幕戦の相手のここに警戒!」。開幕戦で対戦するソフトバンク・工藤監督とロッテ・井口監督が考える、相手の警戒ポイントは…。

ソフトバンク×ロッテ 相手の警戒ポイントは

まずは昨シーズンの1位2位対決。ソフトバンクとロッテの対戦に注目。昨シーズンはペナントレースではロッテが勝ち越しましたが、クライマックスシリーズではソフトバンクが勝利。いきなり開幕カードで当たる両チーム、監督が考える互いの警戒するポイントとは!

 

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副島 では昨シーズン、パ・リーグ1位のソフトバンクと2位のロッテの対戦にまいります。工藤監督、井口監督、よろしくお願いします!

ソフトバンク・工藤監督⇒ロッテの「四球」に警戒

ロッテ・井口監督⇒ソフトバンクの「全て」に警戒

 

豊原 ではまず、井口監督から伺いましょうか。その心は?

 

井口 すいません…、「全て」です。なんといっても日本シリーズ4連覇をされているチームですからね。当然投手力もいいし、キャッチャーは甲斐選手がいる。打線もすごい。という事でどこから崩していこうかな、といつも考えながら戦っています。

 

副島 とは言いつつも井口監督、ロッテは2年連続でソフトバンクに勝ち越している唯一のチーム。何か秘密があるのか、去年の座談会ではお聞きしてもお答えいただけませんでしたが…。

 

井口 えー、あまり勝ち越しを気にしてもね。はい、そこは秘密にしておきます(笑)。

 

豊原 井口監督のお話に対して工藤監督、いかがですか。

 

 

工藤 何か隠していることがあるなら、本当に教えていただきたいと思っています(笑)。シーズン前半戦は、ほぼやられましたからね。後半になんとか盛り返したところはありましたけど、やはり強かった。それはなぜかと考えると、他のチームと対戦した時よりもロッテ戦では我々のフォアボールが異様に多くなっているんですね。その後の失点数も多かったです。だから今年のキャンプは、とにかくピッチャーはコントロールを磨こう。それが一番のロッテ対策じゃないかと思って言ってきました。

 

豊原 井口監督は今の工藤監督の話、どう受け止められますか?

 

井口 フォアボールが多いというのは、逆に言うと僕らが甘い球を仕留められていないということでもあるんですよね。昨シーズンうちのチームは打率がリーグワースト。ホークスの素晴らしい投手陣と対戦する時は、少しでも球数を増やそうという意識でした。その結果フォアボールの数が増えたんだと思います。やはり課題は打つ方なので、なんとか追い込まれる前の甘い球を仕留めようと、今年は打線強化をキャンプから取り組んでいます。

期待の若手続々のロッテ

副島 ロッテ打線というと、特に昨シーズン後半は若い選手が出てきましたよね。

 

 

井口 はい。安田(尚憲)もそうですし、藤原(恭大)も活躍してくれました。今年は山口(航輝)という20歳の選手をファーストで起用していますが、彼も長距離砲になれる選手なので非常に期待しています。

 

豊原 打率が課題と言う中で、井口監督が就任されてからは出塁したランナーを得点に繋げていくために走塁にかなり力を入れてきた事と思います。

 

井口 当然ドンドン打ってくれればいいんですけど、それができないならやれる事をしっかりやろうと。選手たちには「ヒットもフォアボールも同じ」という考えを持って、ひとつでも先の塁を狙って試合を進めていこう、という話をしています。

 

副島 ロッテと言えば、やはり佐々木朗希投手の今シーズンが気になります。

 

豊原 佐々木投手は、ここまでいかがでしょうか。

 

 

井口 現状でも投げられるレベルになっています。3月の頭からオープン戦で投げさせていくつもりです。

 

豊原 どうでしょう、今シーズン中に1軍のマウンドに上がる姿を期待してよろしいですか?

 

井口 もちろん、昨年は体をしっかりと鍛えてきてくれましたから、今シーズンは先発で1軍のマウンドに立つことを我々も期待しています。

ソフトバンクはベンチも強い?

副島 この6人の中で一番在任期間が長いのは栗山監督ですが、ソフトバンクの強さはどんなところにあると思われますか。

 

栗山 あまり長さは関係ないと思いますけど(笑)。ホークスのバランスの良さは毎年感じますね。投打、走塁、守備も含めてどのポジションも非常にすばらしいです。ホークスに対して自分たちはどういう野球ができるのか。そこを目安に置いて毎年シーズンを送っています。大切に丁寧に指導された選手たちが、非常に頑張っているという印象があるので、自分たちも見習わなければいけないと思っています。

 

副島 工藤監督ご自身にもお聞きしたいんですが、今年のキャンプでは栗原(陵矢)選手にサードの練習をさせていましたね。

 

工藤 万が一に備えてですね。松田(宣浩)くんはまだまだレギュラーの選手ですが、もう37歳。何かあったときの準備はしておいたほうがいいですから。もちろん外野もファーストもやるけど、今は主にサードの練習をさせているということですね。

 

豊原 内野守備という点では、昨シーズン二遊間はいろいろな選手を使ってこられたと思います。今シーズンはどうでしょうか。

 

工藤 今宮(健太)くんが1軍に合流できる見込みがつきましたのでショートは安定してくると思います。するとセカンドは去年今活躍してくれた周東(佑京)くん、牧原(大成)くん。それにベテランで川島(慶三)くんも明石(健志)くんもいます。複数のポジションを守れる選手がいるので、彼らをうまく使っていきながら戦っていけたらと思います。

 

豊原 先ほど名前の出た松田選手や川島選手など、ベテラン選手の存在感がすごく大きいと、これまでも言われていましたが、監督はどう感じていますか。

 

 

工藤 やはりベンチの雰囲気はすごく大事ですよね。そこで「元気」を出してくれるのが彼ら。選手を鼓舞してくれたり、エラーした選手に話しかけたりして、ベンチに元気が出てくるようになる。そういう役目を松田くんや川島くんが担ってくれたことは非常に大きかったです。若い選手はどうしても、試合に出た時に緊張し過ぎて自分の動きができないことがある。でも彼らをベンチの中で和ませてくれる、見えないところで頑張ってくれるベテランがいる。それはチームにとって大きいと思いますね。

 

副島 昨シーズンはベンチの「声」がカメラを通してもよく聞こえてくる状況でした。ということは、もちろん相手チームのベンチにも聞こえていると思うんですけど、例えば辻監督、松田選手や川島選手の「声」は聞こえていましたか。

 

 彼らの声は観客がいても聞こえますよ(笑)。本当にうらやましいぐらいです。松田くんの「元気」はチームにパワーを与えていると思いますね。ぜひ欲しい選手です(笑)。

 

副島 他球団の監督のみなさんも、「うちにも元気のいい自慢の選手がいるよ」という方がいたら、手を挙げて…。あっ、栗山監督。なんとなく誰だかわかる気もしますが。

 

 

栗山 予想の通りです。杉谷(拳士)選手ですね。彼には「松田選手のように毎年いい成績を残してもらうこと」をお願いしています(笑)。

 

豊原 両打席でホームランを打って「スギノール」なんていうあだ名もつきましたからね。メディアとしても、各球団にそういう選手がどんどん出てきてくれると嬉しいです。

 

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次回は西武とオリックスの対戦に注目。昨シーズンの戦績がほぼ五分だった両チーム、両監督の思惑はいかに!

 

西武×オリックスの記事はこちら

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サタデースポーツ/サンデースポーツ

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