ストーリー野球

【広島&中日】プロ野球 セ・リーグ監督座談会2021 ④

2021-03-28 午後 11:10

3月26日、2021年のプロ野球がいよいよ開幕!サンデースポーツでは毎年恒例のプロ野球監督座談会を開催。放送に入りきらなかった監督たちの未公開トークを加えた完全版としてシリーズで記事化します。

広島×中日の対戦、両監督が警戒するポイントは?そして各監督の今シーズンへの意気込みも!

広島×中日 それぞれの警戒ポイントは

最後は広島と中日の対戦。昨シーズンは広島の15勝、中日の10勝、1引き分けだった両チーム。その結果から導かれる、相手の警戒ポイントとは!

 

 

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副島 では最後に広島と中日の対戦です。佐々岡監督、与田監督、よろしくお願いします。

広島・佐々岡監督⇒中日の「高橋周平」に警戒

中日・与田監督⇒広島の「集中力」に警戒

 

豊原 では佐々岡監督からお聞きします。ずばり「高橋周平選手」ということですが。

 

佐々岡 昨シーズンよく打たれました。やはり4番のビシエドを警戒していると5番の高橋周平にチャンスで回り、ランナーが貯まったところでよく打たれたイメージがあります。彼の前の3番4番をいかに抑えるかが大切だと思います。

 

豊原 他の監督さんにも聞いてみましょう。三浦監督、やはりビシエド選手の後に高橋周平選手がいるのは、かなり嫌なものですか?

 

三浦 勝負強いバッターですし、広角に打てますからね。彼の前にランナーを貯めないことはポイントになると思います。

 

豊原 その辺り、与田さんにも伺いましょうか。高橋周平選手が警戒されていますが。

 

 

与田 彼はバッティングに安定感がありますし、特に去年は勝負強かったですね。彼のところで点を取る流れを作ってくれたと思います。今年もオープン戦では5番を打たせていますが、外国人選手の状態によっては3番の可能性もあると思うので、そこはこれから決めていきたいです。

 

副島 与田監督は広島の「集中力」に警戒ということですが、詳しくお聞かせください。

 

与田 カープさんにはよく「ビッグイニング」を作られていますからね。バッターだけでなくピッチャーもそうですが、選手たちが集中した時は一気に試合を決めてしまう力があるので非常に脅威に感じています。

 

豊原 広島の集中力、ビッグイニングを生む力。原監督も頷いていらっしゃいましたね。

 

 特に地元のファンと一体になるという点において、勢いがついた時のカープはとてつもないパワーを出しますよね。

 

豊原 去年のデータを見てみると、広島に最も勝ち越したのがDeNA。14勝8敗2分でした。三浦監督、広島攻略のポイントはどこにありますか。

 

与田 僕も聞いてみたいですね。

 

三浦 僕は去年ファームの監督だったのでなんとも言えない部分もありますが、やはりビッグイニングになる前に流れを断ち切ることが一番ポイントかなと。その中でやはり鈴木(誠也)選手は一番の軸となるポイントゲッターですから、そこで勢いづけない。一度勢いづけてしまうと、原監督もおっしゃっていましたがファンの「波」というか、大きな声援がありますからね。

 

 

副島 昨シーズンはコロナの影響で観客数の制限や鳴り物禁止などのルールがありましたが、その中でも広島のファンの特別な空気感というのはあったんでしょうか。

 

三浦 ありましたね。勝負どころに畳みかけてくる勢いを生むという点では、大きかったんじゃないかと感じました。

リリーフ充実の中日 課題の広島

副島 両チームの投手陣についてもお聞きしていきます。

 

豊原 与田監督、昨シーズン中日はリリーフに福敬登投手、祖父江大輔投手、マルティネス投手が「勝ちパターン」に定着しました。今シーズンもそこは武器になっていきますか。

 

与田 彼らは本当に頑張ってくれました。福と祖父江はホールドポイントのタイトルもとりましたしね。しかしマルティネスが終盤に怪我をしたように、彼らだけではどうしても無理をさせてしまう。もうひとつの勝ちパターンになれるようなピッチャーが、なんとか育ってくれればいいなと思っています。

 

豊原 対して佐々岡監督、中継ぎから抑えという部分で昨シーズンは逆転負けも目立ちました。中崎翔太投手や一岡竜司投手のような実績のある選手の復調も、今シーズンのカギではないかとも思いますがいかがでしょうか。

 

佐々岡 監督になってまず取り組んだのがリリーフ陣の整備でしたが、開幕から勝利の方程式が確立できませんでした。終盤になってやっと若いケムナ(誠)と塹江(敦哉)、そしてフランスアの3人になったわけですけど、リリーフ陣は本当に苦しみました。やはり3連覇した時の中崎、一岡、今村(猛)あたりの実績のある選手の力は必要なところです。ただ彼らはまだ調子が上がってこないのが現状ですね。

 

豊原 その中で、若い選手たちが台頭しているという話も聞きました。

 

佐々岡 ドラフト1位と2位と3位、ルーキーの栗林(良吏)、森浦(大輔)、大道(温貴)の3人がキャンプからオープン戦にかけて、いい成績を残してくれています。この3人にケムナと塹江を含めたリリーフ陣の中から、抑えも選ばれるでしょう。

 

 

豊原 やはり「勝ちパターン」の継投の確立というのは大きなポイントになりますよね。DeNAも昨シーズン序盤、山﨑康晃投手が本調子ではなく「抑え」に少し苦労しましたが、後半戦は三嶋一輝投手が定着しましたね。

 

三浦 そうですね。現状は三嶋がクローザーに一番近い位置にいると思います、もちろん山﨑も状態を取り戻し、クローザーを目指して戻ってきてもらえればなと。

 

豊原 矢野監督は現役時代に阪神のキャッチャーとして、「JFK(ジェフ・ウィリアムス、藤川球児、久保田智之)」という鉄壁のリリーフ陣の球を受けていらっしゃいましたが、勝ちパターンの継投の重要性はどのようにお感じですか?

 

矢野 僕が受けていた「JFK」は本当に史上最強の勝ちパターンでした。やはりチームが安定しますし、相手側からすると焦りが生まれる。「6回7回までビハインドの状態だと、そのまま負けるんじゃないかな」という雰囲気になりますからね。チームとして大きな強みになるポイントです。

見せろ!セ・リーグの意地

副島 最後に、近年はパ・リーグの強さが目立っていますが、今年はセ・リーグの意地を見せてほしいと思うファンも多いはずです。まず原監督、今シーズンはどんな戦いを見せていきましょうか?

 

 各チームとも、勝ちパターンというものがあるわけですよね。そのパターンにいかに持ち込めるか。特に試合の中盤から後半にかけて自分たちのペースに持ち込めるか。ジャイアンツも6回7回あたりまでには自分たちの戦い方に持っていく、そんなシーズンを送りたいなと。キーマンの(菅野)智之はそこそこやると思いますよ。そこに戸郷(湘征)とサンチェス。この二人が智之と肩を並べるぐらいの成績を出してくれたらと、非常に期待しています。

 

豊原 そして他の5球団が、今年こそ独走を許さないと巨人に挑んでくると思います。受けて立つ側としての意気込みをお願いできますか?

 

 昨シーズンも決して独走したわけじゃなくてですね、本当に紙一重のゲームをジャイアンツが取っただけですからね。我々はもうドキドキしながら戦ってますから、やはり僅差のゲームで勝利を取っていきたいと思っています。

 

豊原 原監督の今の言葉を受けて、各監督に伺っていきましょう。開幕カードで対戦するDeNA三浦監督お願いします。

 

三浦 監督1年目ですけども、もう思い切ってぶつかっていくだけです。チーム一丸でまとまって戦っていければ光が見えてくると思いますので、思い切っていきます!

 

豊原 続いてヤクルト対阪神のカード。高津監督、矢野監督お願いします。

 

高津 2年連続で最下位になっていますから、ひとつでも順位を上げていくことが全てだと思います。言葉では簡単に言ってもなかなか難しいことではありますけれども、今三浦監督が言ったようにね、我々も全力で一丸となって戦っていきたいと思ってます。

 

矢野 うちは去年、巨人に大きく負け越しましたからそこは意識しますが、一番は僕たちがどれだけ成長できるか。今年のテーマは「かっこよく」です。かっこよくやれたら、ファンや子供たちに夢を与えられると思いますし、僕たちの野球ができているということだと思いますので、かっこよく勝ちたい。そう思います。

 

豊原 最後に広島対中日のカード。佐々岡監督、与田監督お願いします。

 

佐々岡 相手どうこうというよりも、一戦一戦我々カープの野球をするだけだと思います。集中してチーム一丸。今年こそ開幕から勝利の方程式をしっかり組めるように頑張っていきたいなと思います。

 

与田 ドラゴンズとしては優勝を目指していきますが、やはりセ・リーグの野球って面白いなと感じてもらえるような試合をしたいですね。どんなシーズンになるかはわかりませんが、6球団でセ・リーグを盛り上げていきたいです。

 

豊原 みなさん開幕前のお忙しい中、今日はお集まりいただきありがとうございました!

 

監督一同 ありがとうございました。

 

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