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特集 フィギュアスケート 坂本花織「新たな挑戦ができる最後のシーズン」

フィギュアスケート 2019年10月23日(水) 午後0:00

 

去年、全日本選手権で優勝した坂本花織選手。北京オリンピックまであと2年あまり。来年は代表争いに入るため、今シーズン、坂本選手は新たな挑戦ができる最後のシーズンと位置づけています。

坂本花織選手

このシーズンはオリンピックに向けて自分への挑戦をかねたシーズンだと思うので、今までやったことのないような曲であったりとかそういうのをやれるチャンスの年。

今シーズンは新たな一面を

 

これまでジャンプのイメージが強かった坂本選手。今シーズンは新たな一面をみせようとしています。フリーの曲はSF映画「マトリックス」の音楽。スパイをイメージして激しく動き続けます。今まで以上にスケーティング技術が求められるプログラムで、表現の幅を広げています。

 

坂本花織選手

エッジを深く倒して滑ったりとか、上半身の切り替えを早くするステップをやったりとか。このプログラムをやり通せば新たな自分の発見になると思うので。

また別の一面の自分を見せられる年になったらいいなと思っています。

挑戦者の気持ちを忘れずに

 

ことし4月に大学に入学し、心機一転の今シーズン。去年の全日本女王は挑戦者の気持ちを忘れずにのぞみたいといいます。

 

坂本花織選手

自分が1番下と思ってやる。今までそれでやってきたので、初心に返って。前を走っている人を追いかけるつもりで。

恩返しできるように

 

ことし19歳となった坂本選手。2年後の北京オリンピックに向けて意外な覚悟を口にしました。

 

坂本花織選手

とっくにスケート人生の折り返しは過ぎていて数年で現役は辞めてしまうので、残りの少ない時間を思う存分やるためでもあるし、こうやって競技できているのも支えてもらっている方のおかげなので、恩返しできるように残り頑張りたい。

 

今村 亜由美

平成21年入局 兵庫県出身 和歌山、福井、名古屋を経て去年7月から大阪局でフィギュアスケートなどを担当。高校時代は野球部マネージャー。愛読書は山際淳司著『スローカーブを、もう一球』。

 

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