特集 逆上がりができるようになりたい!金メダリストが教えるコツ

「逆上がり」といえば、誰もが子どもの頃に挑戦したであろう鉄棒の最初の難関。一生懸命に練習をした経験はありませんか?先生や親に抱えて回してもらったり、補助器具を使ったりしましたよね。体育の苦手を克服し、"できる"ようにする番組「はりきり体育ノ介」から、逆上がりができるようになるためのポイントを紹介します!
教えてくれるのはこの方!
アテネオリンピックの体操団体総合で金メダル、種目別平行棒でも銀メダルを獲得した冨田洋之さんです。
では、早速逆上がりを成功させるためのコツを見ていきましょう!
踏み込む足(蹴り足)の位置に気をつけるべし
逆上がりをするときは、地面を踏み込む足と蹴り上げる足が重要な鍵を握っています。
まずは、踏み込む足(蹴り足)のポイントを見てみましょう。
地面を踏み込む足(蹴り足)は、鉄棒の真下か少し前におくのがベスト!
上の写真のように、蹴り足が後ろすぎたり
前すぎたりすると勢いがうまくつかなくて、回りきれないのです。
足をしっかりと振り上げるべし
次は、蹴り上げる足のポイントです。
片足を上に振り上げ、同時にもう片方の蹴り足で地面を蹴りましょう。
このとき気をつけたいのが、蹴り上げる足をしっかりと上まであげること。写真のNG例では、足が上がりきれていないため体が持ち上がらないのです。
鉄棒に体を引きつけるべし
足のポイントが確認できたら、次は上半身のポイントを見ていきますよ。
足を蹴り上げてつけた勢いを消さないように、肘を曲げてお腹を鉄棒に引きつけます。体が鉄棒から離れないように、腕に力を入れることを意識しましょう!
上の写真のNG例では、腕が伸びきりあごも上に向いてしまっています。あごを引いて目線を意識することも大切なんですね!
そして、蹴り上げた足はできるだけ真上に持っていきます。ここまでくれば回れそう!
最後に冨田さんからアドバイスです。
「逆上がりの1番のポイントは、足の動きと腕の動きを合わせることです。ポイントをクリアしながら、鉄棒を楽しみましょう!」
逆上がりを成功させるためのポイントをいくつか紹介しました。人類はもともとぶら下がることが好きだということから始まった鉄棒競技。ぜひ、みなさんも楽しみながらお子さんと練習に励んでくださいね!