HISTORY

第26回大会

1946年(昭和21年)5月5日

優勝 : 東大LB

サッカーの灯が再び点った! 「復興第1回」

戦争のため中止に追い込まれていた大会が6年ぶりに復活。戦後の混乱の中に関わらず、関係者の熱意で終戦から1年とたたず、「復興第1回全日本選手権」が開かれました。決勝大会は決勝戦の1試合、予選が行われたのは関東と関西の2つの地区だけでしたが、日本サッカーはその復興の第1歩を記しました。 関西の予選は、学士クラブが勝ち上がりましたが、京都大学、大阪大学のOBらで構成された混成チームだったため、遠征ができずに出場を辞退。かわって2位の神戸経済大学クラブが関西代表となりました。決勝は関東代表の東大LBが、満員の夜行列車で上京するしかなかった神経大クラブを圧倒し、戦後最初の王座につきました。 こうして復活した全日本選手権でしたが、翌年、翌々年は世情不安のため再び中止となってしまいます。日本サッカーが確かな歩みを取り戻すのは、昭和24年(1949年)の第29回大会まで待たなければなりませんでした。

第26回大会
第26回大会