ブレイキンがわかる
ブレイキンの魅力、ルール、歴史をご紹介します。これを読めばブレイキンがグッとおもしろくなります。
Breaking in 90 Seconds90秒でわかるブレイキン動画
ブレイキンとは
若者の間で絶大な人気を誇るブレイキン。DJがかける音楽に合わせて、即興で1対1で交互にアクロバティックなダンスを披露(バトル)し合い、技術や表現力それに完成度などを競います。
音楽はDJが選曲し、選手は事前に知ることができません。流れる音楽に合わせて即興で 1人ずつダンスを披露し、リズムや音色に合わせた中で、個性があるかどうかなどがポイントになります。
2024年のパリオリンピックで新競技として実施されることが決まっています。


The Four Components of Breakingブレイキンを構成する4つの要素
ダンスは4つの要素で構成されます。
Tournament of Breakingブレイキンの大会
ブレイキンは大きく分けて、「スポーツ」と「カルチャー」に分かれています。
「スポーツ」としてのブレイキン
2024年パリオリンピックの新競技と同じ、ジャッジによる採点式で勝敗を決めます。評価基準は「ボディ(技術)」「ソウル(表現)」「マインド(独創性)」。
代表的な大会
- 世界選手権
- 全日本選手権(第4回全⽇本 ブレイキン選⼿権)
「カルチャー」としてのブレイキン
歴史ある文化としてアンダーグラウンドの世界で長く続いてきた、ジャッジによる挙手で勝敗を決めるのが基本ルールです。ソロだけでなく、チーム戦もあります。
代表的な大会
- Battle Of The Year
- チームバトルの世界大会。通称BOTY(ボティー)
- BC One World Final
- ソロバトルの世界大会
- BC One JAPAN
- BC One World Finalに出るための日本大会
Historyブレイキンの歴史
ブレイキンが生まれたのは1970年代のアメリカ・ニューヨーク。ギャングどうしの抗争を暴力ではなく、平和的に解決する手段としてダンスで競い合ったのが起源とされています。
このため試合中は対戦相手をあおったり挑発したりするジェスチャーが随所に見られます。

若者を中心に人気を集める中、世界で大会が開催されるようになり、IOC=国際オリンピック委員会は2018年にアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれたユースオリンピックで初めて実施しました。そこで多くの観客を集めたことなどが評価され、パリオリンピックで追加競技に採用されたのです。

ソロ(個人戦)とチーム戦がありますが、パリオリンピックではソロのみが行われます。2022年10月に韓国で行われた世界選手権では、男子でShigekix(半井重幸)選手が銀メダルを獲得、女子でAMI(湯浅亜実)選手が金メダル、AYUMI(福島あゆみ)選手が銅メダルを獲得するなど、日本選手が世界トップレベルで活躍しています。
