パリオリンピック競技ガイド

若者に人気があり、ストリートカルチャーとして広まった都市型スポーツ。10代も含め選手の年齢層が低いのが特徴で、次々に新しい才能が生まれている。初めて採用された前回の東京大会では日本が金3個を含む5個のメダルラッシュに沸いた。前後に車輪がついたボードに乗り、トリックと呼ばれるジャンプ、空中動作、回転などを行い、難度やスピードなどを採点する。キックテールと呼ばれるボード両先端の上向きのカーブ部分を巧みに使うことで多彩な技が生まれる。街なかにあるような階段や縁石、手すりなどを模したコースを滑るように乗り越えていくストリートと、湾曲したくぼ地状のコースで技を競うパークの2種目を男女それぞれ実施。いずれも予選に22人が出場し上位8人が決勝に進む。 ストリートは採点方法が見直された。まず45秒間にトリックを披露するランを2回滑ったベストスコアに、一発の大技で勝負するベストトリック5回のうち上位2つのスコアを加算したものが最終成績となる。ランとベストトリックの両方が最終成績に反映されるようになった。パークは従来と変わらず45秒を使って3回滑り毎回100点満点で採点、ベストスコアで競う。制限時間内なら何回でも技を繰り出すことができるが、ボードから落ちたり手をついたりしたら競技終了となる。パリ大会はコンコルド広場が会場。